いかどんぶりさんから、もう一つ、お題をちょうだいしている。
『肉が苦手でも卵で生きていける!料理』。
で、卵料理を思い浮かべる。
ゆで卵、卵かけごはん、目玉焼き、卵焼き
オムレツ、オムライス、いり卵、茶碗蒸し‥
みんな知っているものばっかりで、オリジナリティに欠ける。
仕方がないので、錦糸卵のことを書こう。
『錦糸卵』
生卵を溶いて薄焼きにして重ね、冷ましてから細く切る。
以上。
油は、キッチンペーパーに含ませて引くと失敗が少ない。
溶き卵に、ごく少量の水溶き片栗粉を入れて焼くと
破れにくくなって上手にできる。
裏返す時は、横から長い菜箸を一本差し入れ
卵をいったん持ち上げてから、ひっくり返す。
ゲーム感覚で、早く楽しくできる。
フライ返しを使うと洗い物が増えるじゃないか。
卵を溶いた箸で十分だ。
一枚一枚焼いた薄焼き卵をまな板の上に重ねていき
冷めてから切ると細く切れる。
散らし寿司や、そうめんの飾りにどうぞ。
そうよ、そうめんの季節がやってくるわ。
我が家では、そうめんを席巻する量の錦糸卵が必要。
夫にとってそうめんの錦糸卵は、お飾りや付け合わせではない。
主役のそうめんと同等の身分
いや、錦糸卵の方が格上かもしれない。
夏のお昼、ササっとゆでるそうめんのはずが
うちでは、延々と薄焼き卵を焼くという灼熱地獄から始まる。
まあ、他にワガママを言う男ではないので譲歩している。
そうめんの時は、定番の千切りキュウリや干椎茸の甘煮
味付け海苔の細切り、ネギ、トマトの他に
鶏ササミの酒蒸しを細く裂いたもの
ササミが面倒な時はシーチキンをそれぞれ別の皿に用意する。
シーチキンとそうめんつゆはよく合うので、食欲が出る。
錦糸卵の出番は、寿司やそうめんだけではない。
酢の物の横に添えると、キュウリ、オクラの緑や
トマトの赤に映えて美しく
甘酢を吸った錦糸卵は少し固めになって、おいしいものだ。
寿司やそうめんで使ったものが、余ったらやる。
また、焼いた薄焼き卵を切らずに
粉飾寿司を小さく丸めて包み込んだら、茶巾寿司(ちゃきんずし)。
この時、溶き卵に仕込んだ水溶き片栗粉がものを言う。
破れにくいので、綺麗に包める。
『卵豆腐』
病院では蒸し器で作り
冷やしてキュウリもみやトマトと一緒に小鉢で出していたが
買ったものの方が安くてなめらかでおいしい。
私は卵豆腐を汁の浮き身に使う。
高校の家庭科の授業で「すまし汁」を習った時のこと。
各自が思い思いの浮き身を入れた汁を作り
先生に試食してもらう試験があった。
ダシの取り方と、浮き身のアイデアを競うのだ。
私は自宅の庭に生えている赤ジソの芽と、冷蔵庫にある卵豆腐にした。
そしてこの時のみ、トップの成績だった。
浮き身の珍しさ、汁との調和も採点の対象になるが
先生に食べさせる直前、汁を温めたのが功を奏した。
熱い汁を提供したのが私一人だったという、偶然の産物である。
以来、思い出として時々使っている。
次に、手抜き料理とは呼べないが、私の得意料理
天津飯(てんしんはん)をご紹介しよう。
『天津飯』
“タレ”
①水にラーメンスープの素、寿司酢、醤油少々を入れて煮立たせる。
②味を見て、酸っぱければ砂糖かハチミツで調整し
水溶き片栗粉でトロミを付けたら火を止める。
③そこへショウガ汁を入れて混ぜておく。
“卵”
①人参、玉ねぎ、ピーマン、あればキクラゲを短い細切り。
②エビと一緒に塩胡椒で炒め、フライパンから出して別の皿に取る。
③多めのごま油を引いたフライパンに、溶き卵を流し入れる。
④炒めた人参以下の材料とネギを入れて混ぜながら
裏表をしっかり焼き、丸くて大きなオムレツを作る。
“タレと卵の出会い”
①焼き上がったオムレツもどきを
ケーキのように4等分か6等分に切り分ける。
②丼ごはんの上に乗せ、上からタレをかける。
以上。
昔、ママさんバレーのチームメイトが中華料理店を出した。
有志の一人として、開店当初に短期間手伝ったことがあり
その時に天津飯の作り方を覚えた。
以来、研究?を重ねて現在に至る。
ちなみにチームメイトの店は、すでに無い。
天津飯が面倒くさいのは、一人に一つずつ
丸いオムレツもどきを作る作業だと思う。
最初から大きいオムレツもどきを焼いて切り分けたら
形に目をつぶれば、ちゃんと天津飯。
小さめの丼を使うと、円形でないことが目立たない。
タレはケチャップ入りや酸味の無いタイプなど
食べ歩きと試行錯誤を経て
ラーメンスープの素と寿司酢の組み合わせが
一番簡単でおいしいという結果に落ち着いた。
最初にタレを作っておくと、あとはオムレツを焼くだけなので
面倒くささが半減する。
タレは少々失敗しても、卵のマイルドで落ち着く。
卵は少々失敗しても、タレをかければ隠蔽できる。
一人で食べたら元気が出て、家族に出せば見直され
お客に出したら料理好きと思われる。
気軽に作っていただきたい。
『たらこスパゲティ』
たいした卵料理が出てこないので
苦しまぎれに卵つながりで、たらこスパゲティを紹介させていただこう。
たらこスパゲティ、皆さんどうやって作っていらっしゃる?
たらこを室温に戻したバターと練ってウンヌン‥
が広く知られていると思うが、そんな面倒なことはしなくていい。
薄皮から出したたらこに、同量のマヨネーズを入れて混ぜ混ぜ。
そこへゆでたスパゲティを投入して混ぜ混ぜ。
以上。
いっつもマヨネーズでごまかしてんじゃん!
と言われそうだけど、まあ、まあ。
これ、同級生のけいちゃんが
大阪でカフェの店長をしていた時のれっきとしたメニュー。
塩胡椒すら、いらん。
私は彼女の家でこれを食べ、おいしかったので作り方を教わった。
簡単、なんてもんじゃなかったので驚いて
「よくぞ離婚して大阪から帰ってきてくれた!」
そう叫んだものよ。
手間暇かけたのと変わらないから、やってみ。
『肉が苦手でも卵で生きていける!料理』。
で、卵料理を思い浮かべる。
ゆで卵、卵かけごはん、目玉焼き、卵焼き
オムレツ、オムライス、いり卵、茶碗蒸し‥
みんな知っているものばっかりで、オリジナリティに欠ける。
仕方がないので、錦糸卵のことを書こう。
『錦糸卵』
生卵を溶いて薄焼きにして重ね、冷ましてから細く切る。
以上。
油は、キッチンペーパーに含ませて引くと失敗が少ない。
溶き卵に、ごく少量の水溶き片栗粉を入れて焼くと
破れにくくなって上手にできる。
裏返す時は、横から長い菜箸を一本差し入れ
卵をいったん持ち上げてから、ひっくり返す。
ゲーム感覚で、早く楽しくできる。
フライ返しを使うと洗い物が増えるじゃないか。
卵を溶いた箸で十分だ。
一枚一枚焼いた薄焼き卵をまな板の上に重ねていき
冷めてから切ると細く切れる。
散らし寿司や、そうめんの飾りにどうぞ。
そうよ、そうめんの季節がやってくるわ。
我が家では、そうめんを席巻する量の錦糸卵が必要。
夫にとってそうめんの錦糸卵は、お飾りや付け合わせではない。
主役のそうめんと同等の身分
いや、錦糸卵の方が格上かもしれない。
夏のお昼、ササっとゆでるそうめんのはずが
うちでは、延々と薄焼き卵を焼くという灼熱地獄から始まる。
まあ、他にワガママを言う男ではないので譲歩している。
そうめんの時は、定番の千切りキュウリや干椎茸の甘煮
味付け海苔の細切り、ネギ、トマトの他に
鶏ササミの酒蒸しを細く裂いたもの
ササミが面倒な時はシーチキンをそれぞれ別の皿に用意する。
シーチキンとそうめんつゆはよく合うので、食欲が出る。
錦糸卵の出番は、寿司やそうめんだけではない。
酢の物の横に添えると、キュウリ、オクラの緑や
トマトの赤に映えて美しく
甘酢を吸った錦糸卵は少し固めになって、おいしいものだ。
寿司やそうめんで使ったものが、余ったらやる。
また、焼いた薄焼き卵を切らずに
粉飾寿司を小さく丸めて包み込んだら、茶巾寿司(ちゃきんずし)。
この時、溶き卵に仕込んだ水溶き片栗粉がものを言う。
破れにくいので、綺麗に包める。
『卵豆腐』
病院では蒸し器で作り
冷やしてキュウリもみやトマトと一緒に小鉢で出していたが
買ったものの方が安くてなめらかでおいしい。
私は卵豆腐を汁の浮き身に使う。
高校の家庭科の授業で「すまし汁」を習った時のこと。
各自が思い思いの浮き身を入れた汁を作り
先生に試食してもらう試験があった。
ダシの取り方と、浮き身のアイデアを競うのだ。
私は自宅の庭に生えている赤ジソの芽と、冷蔵庫にある卵豆腐にした。
そしてこの時のみ、トップの成績だった。
浮き身の珍しさ、汁との調和も採点の対象になるが
先生に食べさせる直前、汁を温めたのが功を奏した。
熱い汁を提供したのが私一人だったという、偶然の産物である。
以来、思い出として時々使っている。
次に、手抜き料理とは呼べないが、私の得意料理
天津飯(てんしんはん)をご紹介しよう。
『天津飯』
“タレ”
①水にラーメンスープの素、寿司酢、醤油少々を入れて煮立たせる。
②味を見て、酸っぱければ砂糖かハチミツで調整し
水溶き片栗粉でトロミを付けたら火を止める。
③そこへショウガ汁を入れて混ぜておく。
“卵”
①人参、玉ねぎ、ピーマン、あればキクラゲを短い細切り。
②エビと一緒に塩胡椒で炒め、フライパンから出して別の皿に取る。
③多めのごま油を引いたフライパンに、溶き卵を流し入れる。
④炒めた人参以下の材料とネギを入れて混ぜながら
裏表をしっかり焼き、丸くて大きなオムレツを作る。
“タレと卵の出会い”
①焼き上がったオムレツもどきを
ケーキのように4等分か6等分に切り分ける。
②丼ごはんの上に乗せ、上からタレをかける。
以上。
昔、ママさんバレーのチームメイトが中華料理店を出した。
有志の一人として、開店当初に短期間手伝ったことがあり
その時に天津飯の作り方を覚えた。
以来、研究?を重ねて現在に至る。
ちなみにチームメイトの店は、すでに無い。
天津飯が面倒くさいのは、一人に一つずつ
丸いオムレツもどきを作る作業だと思う。
最初から大きいオムレツもどきを焼いて切り分けたら
形に目をつぶれば、ちゃんと天津飯。
小さめの丼を使うと、円形でないことが目立たない。
タレはケチャップ入りや酸味の無いタイプなど
食べ歩きと試行錯誤を経て
ラーメンスープの素と寿司酢の組み合わせが
一番簡単でおいしいという結果に落ち着いた。
最初にタレを作っておくと、あとはオムレツを焼くだけなので
面倒くささが半減する。
タレは少々失敗しても、卵のマイルドで落ち着く。
卵は少々失敗しても、タレをかければ隠蔽できる。
一人で食べたら元気が出て、家族に出せば見直され
お客に出したら料理好きと思われる。
気軽に作っていただきたい。
『たらこスパゲティ』
たいした卵料理が出てこないので
苦しまぎれに卵つながりで、たらこスパゲティを紹介させていただこう。
たらこスパゲティ、皆さんどうやって作っていらっしゃる?
たらこを室温に戻したバターと練ってウンヌン‥
が広く知られていると思うが、そんな面倒なことはしなくていい。
薄皮から出したたらこに、同量のマヨネーズを入れて混ぜ混ぜ。
そこへゆでたスパゲティを投入して混ぜ混ぜ。
以上。
いっつもマヨネーズでごまかしてんじゃん!
と言われそうだけど、まあ、まあ。
これ、同級生のけいちゃんが
大阪でカフェの店長をしていた時のれっきとしたメニュー。
塩胡椒すら、いらん。
私は彼女の家でこれを食べ、おいしかったので作り方を教わった。
簡単、なんてもんじゃなかったので驚いて
「よくぞ離婚して大阪から帰ってきてくれた!」
そう叫んだものよ。
手間暇かけたのと変わらないから、やってみ。