ネットには腐るほどレビューが溢れているが、せっかく見たので曖昧な感想を。
予備知識なしで観賞。ツタヤでDVDをレンタルした。特典でアナ雪とカーズのステッカーをもらった。
ネタバレするので改行入れますよ。
「レリゴー/ありのままで」は、終盤の盛り上がりで歌うのかと思っていたが、始まって30分で登場した。しかも、怪物扱いされたエルサが、人間社会から逃げ出して一人で生きる決意の歌だったという予想外の展開。
だが、最後は自分を捨てて相手のことを思いやるのが真実の愛という結末になるわけで、他人を気にせず自分らしくありのままで生きるのが大事だけど、周りの人たちとは合わせてやっていく必要もある、という至極あたりまえの道徳を順番通りにやっているとも言える。
クリストフとスヴェンは幼い頃エルサ・アナと会い、トロールの治療を受けたのを見てるのに、大人になってから初めて会いましたみたいなことになってるのが疑問。
電気グルーヴのファンとしては、オラフ(声:ピエール瀧)が意外に大活躍したのが嬉しいような、可笑しいような、複雑な気分だった。「アパッチ面したキャプテン」が真実の愛を語るとはねえ。「あすなろサンシャイン」とかの朗々とした歌唱が評価されての起用なんだろうか。
序盤の展開が早すぎる。説明不足で分かりにくい。ちょっとでも目を離すとわからなくなる。アナの頭に氷が刺さる事故も急ぎすぎで、なぜエルサとアナの関係がああなったのかの理由が、子供にはちょっと難しいと思う。うちの次女(5)は理解していなかった。
両親の死があっさりしすぎ。あの淡白さで、日本人とは違う感性の民族が作った映画なんだなと思った。
レリゴーも、歌と映像のシンクロ率が高く圧倒的な迫力で、不覚にも感動したが(基本的にいい曲だしね)、話の流れ的には後ろ向きで悲しいシーンだ。なのに、段々力強く自信に満ちてくるエルサの表情に違和感を覚えた。あそこで開き直れるのがアメリカ人だなあ。舞台はノルウェーがモデルらしいけど。
最後の、自分の命を取るか、姉の命を取るかの選択を迫る展開はよかった。が、それも判断する時間が数秒しかないので、感動する暇がない。あとから振り返って、ああ、あれは究極の選択だったな、と気づく始末。子供には難しすぎる。少なくとも次女は分かってなかった。お前が一番分からないといかんのに。
雪や氷ばかりの寒い風景が多く、例によって物凄いクオリティのCGで美しいので、この暑い夏に観賞するにはぴったりだと思う。
予備知識なしで観賞。ツタヤでDVDをレンタルした。特典でアナ雪とカーズのステッカーをもらった。
ネタバレするので改行入れますよ。
「レリゴー/ありのままで」は、終盤の盛り上がりで歌うのかと思っていたが、始まって30分で登場した。しかも、怪物扱いされたエルサが、人間社会から逃げ出して一人で生きる決意の歌だったという予想外の展開。
だが、最後は自分を捨てて相手のことを思いやるのが真実の愛という結末になるわけで、他人を気にせず自分らしくありのままで生きるのが大事だけど、周りの人たちとは合わせてやっていく必要もある、という至極あたりまえの道徳を順番通りにやっているとも言える。
クリストフとスヴェンは幼い頃エルサ・アナと会い、トロールの治療を受けたのを見てるのに、大人になってから初めて会いましたみたいなことになってるのが疑問。
電気グルーヴのファンとしては、オラフ(声:ピエール瀧)が意外に大活躍したのが嬉しいような、可笑しいような、複雑な気分だった。「アパッチ面したキャプテン」が真実の愛を語るとはねえ。「あすなろサンシャイン」とかの朗々とした歌唱が評価されての起用なんだろうか。
序盤の展開が早すぎる。説明不足で分かりにくい。ちょっとでも目を離すとわからなくなる。アナの頭に氷が刺さる事故も急ぎすぎで、なぜエルサとアナの関係がああなったのかの理由が、子供にはちょっと難しいと思う。うちの次女(5)は理解していなかった。
両親の死があっさりしすぎ。あの淡白さで、日本人とは違う感性の民族が作った映画なんだなと思った。
レリゴーも、歌と映像のシンクロ率が高く圧倒的な迫力で、不覚にも感動したが(基本的にいい曲だしね)、話の流れ的には後ろ向きで悲しいシーンだ。なのに、段々力強く自信に満ちてくるエルサの表情に違和感を覚えた。あそこで開き直れるのがアメリカ人だなあ。舞台はノルウェーがモデルらしいけど。
最後の、自分の命を取るか、姉の命を取るかの選択を迫る展開はよかった。が、それも判断する時間が数秒しかないので、感動する暇がない。あとから振り返って、ああ、あれは究極の選択だったな、と気づく始末。子供には難しすぎる。少なくとも次女は分かってなかった。お前が一番分からないといかんのに。
雪や氷ばかりの寒い風景が多く、例によって物凄いクオリティのCGで美しいので、この暑い夏に観賞するにはぴったりだと思う。