曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

「軍師官兵衛」第29回「天下の秘策」の感想

2014-07-21 00:23:28 | 大河ドラマ
本能寺の変を秀吉に伝えるシーンからスタート。前回好評だった「ご運が開けましたな」のときの真っ黒な表情が再度見られた。が、その黒さゆえに秀吉に警戒され、遠く九州の豊前12万石に封じられたのに、竹中秀吉は、まったくそういう雰囲気を出してない。今後、秀吉が官兵衛を疎ましく思うエピソードが用意されているのだろうか。


安国寺エケイと意気投合し、二人で天下を動かすことになった。うーん。そういう話だっけ?
さらに、天下をだしに毛利を、というか小早川隆景の説得に成功。隆景に全部話すとは思わなかった。この一連の交渉は全て天下のためということを官兵衛が強調しており、なるほどこれはタイトル通り天下の秘策だわと思った。しかし!

僕のイメージでは、全てを秘密裏に進め、ハラハラしながら宗治の切腹を見届け、後は全速力で撤収。全速力で行軍行軍&行軍が中国大返しなのだが、天下を取るのは秀吉さまとか、上様の仇討ちとかデカい声で怒鳴り合うのは如何なものかと。


清水宗治の切腹シーンはイメージ通りだった。

炊き出しと松明の準備はしたようだが、交換用の馬の話はなかった。

長政が一人で姫路城に向かった。黒田家の御曹司を一人で行かせるかね。何人か護衛つけるんじゃないか普通。途中で又兵衛と偶然合流するエピソードも長閑で、本能寺の変直後の緊迫感を著しく欠いていた。

天下のために宗治を死なせるという、よく考えると変な理屈で納得した小早川隆景だったが、本能寺の変を知っていきり立つ吉川元春を理路整然かつ毅然と論破して完封した。彼があんなに存在感出してくるとは思わなかった。まあ、後に豊臣政権下で五大老になるんだから当然かもしれんが。

そういえば、毛利は天下を狙わないんだったね。毛利の当主(輝元)の気持ちはどうなんだと思った。一言断るべきではないのか。

堰を切って水浸しにしろ(ニヤリ)は、万一吉川元春が暴走した場合の備えだったんだろうが、水浸しになって、ああこれじゃ追撃は無理だね的なシーンと会話がなかったのは分かりにくかった。

光秀が信長の茶器を配布しながら、信長臭を一掃する、安土城も焼くみたいなことを言った。安土城消失は未だに謎で、いろいろ説があるようだが、NHKの解釈はそういうことなのね。

意外に準備に時間がかかったが、やっと中国大返し開始。始まったら始まったで、むやみに全力ダッシュする半裸の足軽たち。極端だなあ。あのペースで岡山から京都の手前まで持つわけないだろ。

一番謎なのは、来週のタイトルが「中国大返し」なことだ。それは今日でしょ。来週は「山崎の戦い」ではないのか?

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