難しい局面

本日の天気はとと

金融円滑化法が施行されてから2年4ヶ月。

この間、中小企業向け融資や住宅ローンの返済条件の変更など、大手4行が対応した件数は莫大な数に及んでおります。

我が家もサッサと制度を利用して住宅ローンの返済猶予を使ってますが、表面上、現時点で助かってはいるものの、果たして猶予期間を終えた後、どんな明るい未来も待っていないというのが実情。

先般も、こーした借入金の返済猶予を申請した後に倒産した企業の数が2010年度、148件にも達したことが報道されておりました。

当該数値は前年度比2.5倍らしく、負債総額も3029億円と、前年度の5倍超までに膨らんでおります。

中でも製造業が圧倒的に多く、メガバンクの先が前年度比3.5倍の倒産件数という事態にまで至ってる模様。

当面1年間の延長ってことに当該法律の運用がはかられることになりました故、まだまだウミを出すのではなく、たまる期間が長くなった感じがしないでもないっす。

震災もございましたので、今後どーやってこの苦境を乗り越えていかなければならないのか、国も民間も糸口が見えない状況になってるのかもしれません。

翻るに、われわれの携わっている不動産業界にしても、明らかに需要量が減っており、結果としてどんなカタチで地価にあらわれてくるのか、今年度もヒジョーに難しい局面に対峙せざるを得ない状況になっております。

今まで“常識”と思われていたことが全く通用しなくなる事態をも想定しておかなければならないでしょうし、専門家としての判断に重要となる事項については、今まで以上に、今後積極的に耳を傾けていきたいと考えております。

何れにしろ、我国独自のチカラのみではどーしよーもないってことだけはハッキリしてると思われますので、やっぱ、まずは原発問題を落ち着くところまで落ち着かせることが先決でしょうね。

さっ。GW前までに、アレとコレをサクっといっときますかねぇ。

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