ぬる鑑

                     ぢゃ、ぬる鑑で。

手段を選ばない国

2007-08-18 21:54:27 | 不動産鑑定
本日の天気は

先日、夜中にTVで放映された太平洋戦争時における日米のマニラ市街戦の映像や、数々の証言を見聞きし、その後のアメリカの戦略(戦争に限らずなんでも)に対する根本的な考え方が垣間見えた気がしました。

自らの勝利のために現場の兵士たちに対し、「銃後の国民・女・子供は兵士ではない。殺すなかれ」という倫理的制約をすっかり麻痺、あるいは、破棄させた結果、本当に多くのマニラ市民が銃弾や爆撃、そして餓えに苦しみながら亡くなっていきました。

結果、これが広島・長崎の原爆にもつながってくるのです。

未だに「原爆は、米ソ両軍の本土侵攻を中止させ、日米兵士の戦死者の増大を防いだ。だからしょうがないんだ」とウエもシタも関係なく本気で言ってる人たちが多くいるお国に、もはや有事の平和を説く術は残っていないんじゃないのかと思います。

彼らにとっては、どこの国の誰であろうが、戦争が終わればどんな手使ってもOKなワケです。

なんだかね。
軍帽に勲章ベタベタつけた退役軍人の白いオッサンが淡々と「もう撃ってこないってわかってる日本人を隣にいたヤツが撃ち殺していたよ。帰国したらきっと自慢したかったんだろうね」とかコメントしている映像は、もうホラー以上のホラーです。

当時の市街戦を体験したある市民がインタビューの中で、

「火炎放射器。あんなもの、絶対使っちゃいけない。真っ黒な炭になった日本兵の遺体がそこら中ゴロゴロしていた」

としゃべっていたのが印象的です。

手段を選ばない国。

夏ならではですね。本当にこわいです。
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