若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

映画っていいですねぇ~

2017-03-15 10:48:21 | 映画と本

朝7時半と8時という早朝のご予約撮影をいただいていた水曜日。『定休日なのに早起き』という貴重な一日になったので、「ラ・ラ・ランド」行くぞー♪と張り切っていたのですが、どうも体調が万全ではなく、明日から暫く忙しいので『ここは体力温存』という大人の決断(えーんえーん)。

 

今年に入って観た3本の映画をブログに書いていなかったので、忘備録的にまとめ書き。完全に自分のために書いてます。いいよね、ブログってそーゆーもんですよね(一応、写真館のホームページからリンク貼ってるからまずいのかもしれないけど、きっと友達しか読んでないよな、うんうん)。

 

『ローグ・ワン』(STAR WARSシリーズ番外編)

全く期待せず、「お願いだから、大ガッカリだけは避けてくれ~。スターウォーズを語られたら観ない訳にもいかんのだ~。」位の期待値で行ったのに、まさかのヒット。とても楽しかったです♪ 主人公も良かったけど(またしても女性とは驚き)、サブキャラ達がさすがスターウォーズシリーズって感じにいちいちイイ感じに魅力的で、ファン垂涎の「おぉぉ」なシーンも散りばめられているし、あとから、エピソードとエピソードの間のお話を付け加えて作った経緯を考えると、もうこれは「傑作!」と呼んでもいいか、と。

ただなぁ……しょーがないけど、そりゃそーなんだろうけど、ラストがなぁ。そうかー、そうなるのかーっていう、うーん、まぁそうだよねぇ、でも……(以下、ネタばれになるので省略)。

 

『ミス・シェパードをお手本に』@シネスイッチ銀座

イギリスで本当にあったお話。ホームレスの老婦人が、ある家のガレージに車を停めさせてもらった挙句居付いてしまい、迷惑がられながらもだんだんその家の主と近所の人たちと不思議な関係を築いていくお話。正直、もっとハートフル感動系かなと想像してたけど、意外と淡々と出来事がつづられ、実話でその主はご存命にも関わらず、割と彼の心の葛藤(同性愛者であることや母親との難しい関係など)を中心に描かれる心理劇でした。ほんわかした気持ちになろうとして映画館に向かった日だったので、ちょっと観劇後は「うーーん……」と思ったけど、お話としては良かったし、最後の最後に超チョイ役でご本人が登場した感じがお洒落で好きだったかな。

公式サイト:http://www.missshepard.net/

 

『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』@シネパレス渋谷

アラフォー&アラフィフの女性各位。あのイーサン・ホークが駄目で可愛い中年男子役で登場ですよ❤ 必見!以上!

……で、もうOKって感じだけど(笑)、思いがけず第3の主人公のジュリアン・ムーアが良かったです。第1の主人公の女の子は知らなかったなぁ。これから出てくるお嬢さんなのかな?ジュリアン・ムーア、歳重ねてどんどん素敵になるなぁって惚れ惚れ見てたら、真似したくなってきて、現在髪の毛伸ばし中(←単純)。

それにしてもイーサン・ホーク、何歳なんだろう。相変わらずカッコよかったなぁ……。学生~20代にかけて「一番好きな映画は?」と尋ねられたら必ず「いまを生きる」(Dead Poet Society)と答えていたくらい大好きだった影響もあると思うけど、なんかイーサン見るときゅーってなる(笑)。『リアリティ・バイツ』とかも、ねぇ~~❤(って女友達ときゃーきゃー言いたい)。

公式サイト:http://maggiesplan.jp/

 

だーー。映画観たくなってきた。この春はメジャーどころも豊作の予感だし(『ラ・ラ・ランド』、『彼らが本気で編むときは』、『モアナと伝説の海』)、単館系も出来れば行きたいのあるし(『人生フルーツ』、『しゃぼん玉』……珍しく両方とも邦画)、春休みに向けて、早く体調取り戻さなくっちゃ!

 

 


映画とは違う涙はらはら現象が秋っぽい

2016-09-21 13:43:31 | 映画と本

中学・高校生という大事な時期に本を手放していた私は、20代になってから読書という世界に再び足を踏み入れました(親や先生方のおかげで幼稚園のころに「本を読む」という体質自体は与えられていたので、容易にその世界に戻ることができました、感謝)。その割には(いや、だからこそ、か)「これぞ、私の一冊!」という本がそれほどハッキリしている訳でもなく、ライトな読書家だと思います。

 

実は今月に入って偶然手にとった2冊がとても良くて、ココロがじんわり温かい秋になっています。こういう本との出会いって、本当に嬉しい。「うっうっ」と泣いちゃうんじゃなくて、気付いてみたらはらはらと涙が落ちていて、自分で「へ?泣いてる、あたし?」と驚くような本でした。途中から読むのが勿体なくなっちゃった本、久しぶりだったなぁー。

 

不惑といわれる40代ももう後半。やっと本屋さんの巨大な棚から、「わたしの好きな本」を選ぶ能力が身についてきたのかな、とこれからの自分がとても楽しみになってきました。

 

好きな本って人やタイミングによりけりだから、「オススメ」って訳じゃないけど、一応気になる方もいるかもしれないから作家さんとタイトルは記しておきますね♪ 因みに私は帯に「絶対泣ける!」などと謳っている本は大抵「はい、読了」と冷静に終えるタイプなので、感動巨編系ではないですよ。

阿川弘之著 「カレーライスの唄」

柚木麻子著 「本屋さんのダイアナ」

 

 

 


びっくり読書

2016-09-12 00:16:54 | 映画と本

『積ん読棚』から電車で読むのに良さそうなの……とピックアップした一冊にちょっとびっくりしました。

 

ネットで本を買うことが多くなった昨今ではありますが、リアル本屋さんで買うときは必ず全く知らない作家さんの本を一冊は買うようにしています。そうしないと同じ作家の作品ばかり読んじゃうんで。選ぶ基準は表紙のデザイン♪なんてこともあるけど、大抵は裏表紙にあるあらすじ的な説明と1ページ目を軽く立ち読みした文章相性みたいなので決めちゃいます。だってどーせ分かんないから、面白いかどうかなんて。とにかく読んでみなきゃ。

 

で、今回の一冊はカメラマンが主役ってことで選んだ本だったのですが、妙に写真関連の説明がくどくて『取材いっぱいして嬉しくなっちゃったのかなぁ』と感じたり、『ここで恋愛要素いるかなぁ』と感じたり、ちょっとした違和感はあったのですが、途中からはエンタメ的に面白くて電車読書にぴったりでした。

 

で、あとがき読んで吃驚!なんと作者はジャニーズの人でした!(NEWSの加藤シゲアキさんという人)。慌てて作家の写真を見たら確かに若くてイケメンでした……。でもまぁ、ジャニーズだって知ってたら多分わたし買わなかったし、読み終わった時『他のも読んでみようかなぁ』って思ったからあとがきも読んだんだし、新しい作家を知ることが出来たなと思えて、結果オーライでした。ま、芸人さんが芥川賞もとるんだし、別にびっくりってこともない……か。


マリーゴールド・ホテルII

2016-03-02 12:06:12 | 映画と本

自分映画史上ベスト10に入る(ベスト5かも!)映画の続編が始まります。

http://www.foxmovies-jp.com/marigold/

 

『スターウォーズ』、『オデッセイ』に続き、今年はいい年だなぁ。足利にも遂に映画館が復活したし(涙)、暫く映画と離れた生活をしていたけど、映画好きに戻りそうだなぁー。

 

それにしても、どうしてこんなに公開劇場が限られているんだろう?結構な有名どころが出てるのに。しかも今回はギア様が……リチャード・ギア様が出てるのに!!(全く予備知識なく予告編動画を観たので、リチャード・ギア登場に「ひゃあ!」と声をあげてしまいました)。ここからだと一番近いのは……、高崎か那須。遠い……。


引き続きスターウォーズのお話ですいません

2016-02-05 08:33:09 | 映画と本

通学の自転車、お隣のそろばん教室にやってくる元気印たち、一方通行だと結構なスピードで走り抜ける車……意外と危険なマツモト写真前の、一見のどかそうに見える道路です。後ろが見えるミラーは設置しているものの、出来る限り、駐車場から出るお客様のお車には「オーライオーライ」を行うようにしています。そのための小道具を用意したのですが、まさかこんなに楽しい道具に変身するとは!

 

はい。どハマり中です!

May THE Force be With You!(フォースと共にあれ!)  


<注:ネタバレあり>スターウォーズ行ってきました!!

2016-02-02 11:59:35 | 映画と本

遂に観てきました。12月18日からウズウズウズウズしてて、年末に私の仕事が落ち着いちゃった辺りから「ねー、行こうよー。終わっちゃうよー」と言い続けてきて、やっと昨日二代目に自由時間ができたというので、「すわ!」と。

 

ハリーポッターもジブリも全く触れていない王道ハズレ気味な映画の好みを持つ私が唯一(?)ミーハー的に溺愛しているシリーズ。まさに待ちに待っていた公開でした。当然、期待値は相当高くなるけど、今回は「監督がかわる」&「ディズニー配給になる」という2大恐怖を伴っていたため、相当覚悟して行きました。だからこそ、4DX(3D映像且つ、椅子が揺れたり匂いや風が出たりするマシーン的な座席です)なんて邪道かな?と危惧しつつも、そこに気を紛らわそうなんて保険まで自分にかけたりする勇気のなさで。

でーもー。ディズニーだって新監督のJ.J.エイブラムスさんだって、きっとスターウォーズが好きなんだよね(笑)。色んな意味で「壊されてなかった」のが、嬉しかったです。マンネリ化?チープさ?脚本の矛盾?はっはっは。どーだ参ったか、これがスターウォーズさ!最高!

そして、新しいキャラクターも私はみんなすごく好きになっちゃいました。レイの立ち居振る舞い、特に歩き方がカッコ良かったし、フィンによってトゥルーパーに命が吹き込まれたし、BB-8もなるほど「(映画を)見れば好きになっちゃうんだよ、これが」と、友だちが言ってたの納得だし。二代目は、悪役のキャラ設定が中途半端な点を指摘していて、私もそこは同意するけど、まぁ、新シリーズの入門編だし、そこはこれから熟されていくと期待して。とにかく、新登場の人々も今っぽさを見せつけ過ぎない感じが、私に対しては好感度かなり高めでした。

今までのキャラクターも賛否両論いろいろあったらしいけど、ハン・ソロだけじゃなくて、みんな良かったです。ルークの登場だって、「おぉぉぉ」って思ったもん!不思議とR2-D2がお兄ちゃんっぽく見えたのが可笑しかったな。

 

あーーー。楽しかった。

ねぇ?いつ?次はいつなのーーー? 


活字脳

2016-01-03 15:07:25 | 映画と本

私のある友人のように「活字中毒」って訳でもありませんが、割と活字を追っているのが好きな方かな、と思います。でも最近、1年に数か月の間、いわゆる「本」から遠ざかる時期があります。ちょうど数日前にその期間を終え、今は「活字復帰週間」、ちょっとした本の虫と化しています。

昨日も書きましたが、写真屋さんは忙しい時期と閑な時期の差が激しいお仕事です。私は残念ながら、手際も勘も器用さも何もかもがない生き物なので、多忙期になるとそれはそれはアップアップ。ケアレス・ミスは多いわ、パニックになって人格崩壊するわ、運転中にどこに向かっているのか忘れるわ、1人で来たのに駐車場で助手席に乗り込んでしまい茫然とするわ、まぁ、ひどい有様になります。そんな時期になってくると、「のんびりソファで読書」という時間は当然無くなるのですが、それ以外の「湯殿読書」や「ベッ読書」という貴重な時間にも、本を読もうという気力が全くなくなってしまうんです。でも、何か脳が情報を欲しがるので、とりあえず大昔買ったマンガ本を引っ張り出してきて、読むでもなく読んでいます。毎年毎年、同じマンガ本を繰り返し(笑)。我ながら何やってんだかって思うのですが、求めるのだから仕方もなくて。

と言う訳で、「アラブの王さまの息子がお忍びで留学しているアメリカで日本人の女の子と恋に落ちるお話」だの、「NYで双子の超イケメン俳優男子があーだこーだするお話」だの、「クッキーモンスターを愛するドヂで可愛いママと家族の微笑ましいお話」だのを、繰り返し読んで、今年も多忙期を終えました。来年まで開かない本棚。でも、決してBOOKOFFには持って行かないマンガ本たちです。


繰り返される悩み

2016-01-02 11:51:14 | 映画と本

電車で東京へ行きましょう、というとき、お友達と一緒であればいいけれど一人ぼっちだと、一体どの本を帯同するかというのは大きな問題です。さまざまな状況を想像して最適な一冊を選ばなくてはなりません。でも、さぁ明日は東京へ行く日です、って時に限って読み残しが50ページくらい的なビミョ~~な量ってことが多いんです。

「うー。どうするかなぁ。これだと越谷辺りで終了してしまう恐れが……」

「いや、でも途中で居眠りしてしまえば意外ともつかも、しれない」

「そうよ!行きに読み終わってしまったら、帰りにルミネ北千住の本屋さんで買えばいいじゃない!」

「いや、待てよ。前回その手を使ってもんのすごい重い想いをしてちっとも読まずに居眠りしたじゃないか」

「じゃあ、新たに読み始めるやつを持って行くか?」

「でもなー。ハードカバーは却下でしょー、重いから。」

「この友達に借りた本は頁数的にはちょうどいいけど、どうやらめっちゃ怖いらしいから、電車でビビリ最高潮になるとまずいしな。」

「(読みかけの本の)結論も気になるっちゃなるしなぁ……」

 

と、忙しい準備中にあーだこーだと悩んで、いつも大体失敗。

 

という訳で、先日の東京行きの時も、東武動物公園辺りで読み切ってしまって、帰りはルミネで4冊も買ってしまって(ネットでいつでも買えるのーにー。なーぜー)、めっちゃ重かったバージョンでした。進歩のない私。 (そして奥の鍋セットも買ってきたのー。めっちゃ重かったけどかわいくて安くなっていたのだから仕方がない♪ 料理しないけど)。


からすのパンやさん

2015-02-28 17:50:49 | 映画と本

ぷらぷらと本屋さんを歩いていて、絵本売場に立ってみました。思いがけず私が幼いころに読んだ本がそのまま並んでいて、「うわー、懐かしい!コレも!コレも!!」と嬉しくなってしまいました。

 

私が通った「みどり幼稚園」では、毎週、絵本を借りて帰ってくる習慣(というか決まり?)があったので、それはそれは沢山の絵本を手に取りました。今もナンダカンダ言って、本を読んでいることが好きなのは、その時の習慣のおかげなんだろうなぁーと感謝しています。

 

中でも大好きだった絵本、そして、沢山の人々の「好きな絵本ベスト10」に入ってくるであろう『からすのパンやさん』*で売っていそうなパンを二代目が買ってきてくれました。普通のパンだったけど、すっごく美味しかったよ♪   

 

※かこさとし氏著の絵本。売り上げ不振に悩んだパン屋さんのカラスご夫妻が、こどもたちのアドバイスを参考に、それはそれは様々な形のパンを焼いて、行列店になっちゃう♪というお話です。


涙雨

2014-08-12 13:08:32 | 映画と本

病気に苦しんでいたとか、ドラッグやアルコールの問題を抱えていたとか全然知らなかったので、寝耳に水でした。本当に驚き、悲しいです。

 

若かりし頃、「いまを生きる」(原題:Dead Poets Society)を観て、コトバに出来ない「衝撃」を受け(「感動」というよりは、「衝撃」だった)、それぞれの人生なんてちっぽけだけどとても大切なんだと気付いたり、どんな事にだって真っ直ぐ向き合わなきゃ駄目なんだって思ったり、本をたくさん読もうと思ったり、なんだろう?いまの自分の「いやになっちゃうくらい生真面目なくせに、面白がりな性格」が造られる踏み台になった映画だったな、と思います。感受性が手の付けられないほど柔らかかった頃に出会った映画なので、なんとなく大人になってからは観ないようにしてる作品でもあります。細かいディテールは忘れちゃったかもしれないけど、あのときの、「ぐわーっとした、じわーっとした」感じを、そのまま覚えてれば、それが一番かなって気がして。

 

ロビン・ウイリアムズさんが自殺されたという報道。とても残念です。

 

窓の外の雨を眺めて、「NIPPONでも涙雨が降っていますよ。」と伝えたい気持ちです。でもって、「一番好きなのは、『ミセスダウト』なんです、実は。」とも、ついでに一言。