若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

小さっっ!

2014-07-01 10:49:48 | 映画と本

「赤毛のアン」シリーズを読み返していますが(現在5巻目。ギルバートとラブラブです)、ひとつ問題が……。

 

文字が小さい!!分かるかなぁ、この違い。最近買った文庫本に比べて、明らかに文字が小さいのです。

 

 

まぁ、紙の色が恐ろしく変色してしまっているのも原因かもしれませんが(或いは、最近の文庫本は紙が昔より白いのかな?)、ちょっと疲れます。老眼はまだ始まっていないと思うのですが(ド近眼なので、遅いでしょう、多分)、亡くなった祖母が本の虫だったのに、ある時突然本を読まなくなったのは、もしかしたら、こんな疲れが原因だったのかもしれないなー、なんて思っています。彼女はいつも、文庫本を読んでいたので。

 

でも、私には最近知った明るい材料があります。コレ→ です。『明るい』・『デカ文字』・『安い』の3拍子そろった強い味方、『電子書籍』です。実家の母に頼まれて購入したのですが、なかなかの優れものだと思います。この分野に全く暗かったので結構調べたのですが、難点があるとすれば在庫の薄さなので、私が必要とする頃には、その問題は解決しているだろうと思っています。今はまだ、紙をペラっとする歓びが諦めきれないので、収納問題に目をつぶり、『電子じゃない書籍』にこだわってしまっているのですけれども。


10巻プラス1

2014-06-28 08:33:47 | 映画と本

何だかちっとも良くならないヒザのせいで(っていうか、怪我した直後より全然痛いのは何故ーー!?)、外出できない日々が続いています。昼間はPC仕事や、溜まっていた資料の整理などをコソコソやっていますが、昼間出歩かない分、はかどる+デスクに座っていることに飽きるので、夜はまるまる時間が空く状態になっています。

 

はて?何をしよう?

 

「油絵でも描くかな。」と呟く私に、「デアゴスティーニでも始めれば?」とニヤニヤして提案する二代目。はて、さて?……あ。そうだ!

 

隠れていた原稿が出版されたと聞いて早速購入したものの、「この際だから、前の10巻を読み返してからにしようかな。」と出してはきたものの、積ん読棚に置き去りになっていた『赤毛のアン』を引っ張り出してきました。現在、4巻目、やっぱり面白いなー。そして、少なからずアンの影響を受けていた自分の幼い頃を思い出し(秘かにお話を書いていて、その中で主人公の名まえはナオミだったのですが、設定は男子で、漢字は『尚己』でした(笑)。私の本当の名まえは『尚美』です)、一人で照れているのでした。


シネスイッチ銀座(映画館)

2014-04-03 21:31:00 | 映画と本

OL初期に、『ニューシネマパラダイス』を観に行った映画館、シネスイッチ銀座(和光やら山野楽器やらの裏通りにひっそりありますが、単館系としては最も有名かな)。いま調べたら、この映画の日本公開は1989年だそうなので、それでは時期が合わず(まだギリギリ学生!)、リバイバル上映だったようですが。

 

足利へUターンして以来、ときどき一人で東京へ遊びに行かせてもらう機会があるので、時間と映画の好みが合うとよく足を運んでいます。あんまり大きくないホールのサイズや、椅子が互い違いになっていること、何よりココで観ない限りは決して観られない映画に出逢うことができるので。『さて、都内で夕方からコンサート。その前に時間がとれそうだぞ。どれどれ、今は何をやっているのかな?』といった感じに調べて、ちょっとだけ早めに足利を出発して。前以て調べ過ぎて、「是非コレを観たいものだ!」なんて思ってたって、そう簡単には行かれないので、時間があると分かってから上映作品を調べるようにしてます。でも、予告編でも既にハンカチが必要になることもしばしば(今日も)。ほんと、品ぞろえがいい映画館なんですのよ、奥さん。

 

今日は、『あなたを抱きしめる日まで』(原題:フィロミナ)を観てきました。予想していたよりは、ぐっと社会派でしたが、大好きなジュディ・デンチが今回もとても素晴らしく、下手すれば重くなりがちだったテーマ(実話)を、キュートにチャーミングに演じていらっしゃいました。本当に素敵な女優さん。どんな風に工夫して生きたら、あんな素敵な横顔のおばあちゃんになれるんだろうな。彼女のおかげで、また1つ、いい映画に出逢えました。

 

いやぁ、それにしても、私の前にチケットを購入されていた老夫妻。どう見ても私よりかーなり裕福そうでしたが(笑)、シニア料金でお二人で2200円。私は1人で1800円。ふむ、歳をとるのも悪いことばっかりではなさそうだぞ。


3ページ目

2013-10-14 21:06:20 | 映画と本

ちょっとくたびれてきました。昨夜は自己設定甘甘ノルマさえ果たせず寝落ちてしまったのに、今夜も全くやる気が出ず、「いいや。たまには休憩だ。」と自分に言い訳して、PCをオフしました。

 

二代目は、仮眠中。とても静かな夜です。『積ん読棚』(買うだけ買って、いつか読もうと積んでおく棚)から、結構楽しみにしていた一冊を抜き出して、読書の友をガサガサと開け(読書の友は、このタイプの他に『柿ピー』なども採用されます)、遊びだしました。

 

ときどき、「嘘みたいな出会いだな。」という文章に出逢うことってあるけど、今日のは笑えるほどだったので、引用を。因みにこの文章、小説始まって3ページ目で出逢った文章です。

 

『……ぼくの中のあるものが突然萎えていった。受験勉強など、もうどうでもよくなってしまったのだ。それで、きょう一日だけ休憩だと思った。きょう一日だけ好きな本を読もう。勉強はあしたからだ。』

 

短編1本、一応読みましたが、何だか3ページ目から身が入らず、PCに戻ってきました。今夜は頑張って、昨日の分も合わせてノルマをこなすことにします。宮本輝さん、やっぱり私には居なくてはならない作家さんです。

 


ボカし

2013-03-27 07:24:58 | 映画と本

毎週、合唱団の練習の帰り道、高校生男子のアッシーをしています。その5分ほどの会話が大変みずみずしい。彼は芸術に対して独自の考えをしっかり持っており、目からウロコなこともしばしばです。5歳から友だちなので、私としては感無量。で、先週の会話の中で、「私は、結末をボカした作品が好きなので、多分映画という媒体がそんなに好きではない。」と言いました(ちょっと気取ってたかも)。

それは、「小説を読む」という行為と比べて言ったのですが、『いいね!』と思っていた本が映画化されて、いそいそと観ると、かなりの確率で、『観なければ良かった』と思ってしまうので。たとえば、私のイメージしていた人物像ではなかったり、原作ではボカして、読者の想像にすべてをゆだねていたはずの結末が、ビビッドに説明されてしまったり。せっかく、私の中で作り上げていた私なりのその作品との関係を、強制的に方向修正されてしまう気がして(少なくとも、そのあとはその役者さんの顔が浮かんじゃうし)。

 

ただ、先日観た映画、「マリーゴールドホテルで会いましょう」は、その観点でいうと、かなり新鮮でした。

 

原作と見事なまでに、全然違う。もしかしたら、ご覧になる方がいるかもしれないから詳細は書かないけど、ここまで裏切られるとチョット爽快。ストーリーも、人物描写も、結末も、漂う空気感も、全く違うものでした。原作者はコレでいいんだーって心配しちゃったほど(笑)。で、私はこの作品で言う限り、映画の方が何倍も好きでした。また一つ、何回も繰り返し観たいな、と思う映画に出会えました。きっとDVD買うから、ご興味のある方は、TSUTAYAならぬ、WAKAOKAMIYAにレンタルご予約を。

 

来週の車中でちょっと訂正だな。「若者よ!やっぱ、映画いいぞー!」ってね。


収納問題

2013-03-22 09:46:07 | 映画と本

困った事態になっています。本を収納する場所がもうありません。床から積み上げるのは、作家の部屋とかならカッコいいけど、ただの読者がやると、だらしないだけになります……が、今はやむを得なくて本棚の空いたスペースに積み上げています。どうしよう?

 

結構大きな本棚なんだけどなぁ。少し処分すべきなんだろうなぁ。絶対、二度と読まないなと自信がある本って意外とあるんだけど、それはそれで自分の歴史だしなぁと思って捨てられなくて、引っ越しの度に持ち歩いてしまったんだよなぁ。もう買い控えようかなぁ、でも「読む」と同じくらい、「買う」ことが好きなんだよなぁ。昨日、つい出来心で全8巻の小説ポチっと買っちゃったんだよなぁ。うーん。

 

写真は、清水の舞台から飛び降りる気持ちで、本棚を買った当時のマンションで。おニューの宝物と一緒に撮影するんだから、もうちょっとお洒落すれば良かったです。

 

 

 


書籍の好み

2013-02-18 17:52:43 | 映画と本

長編が好きです。

短編は、お風呂の中や電車の中で読んでいるときに、「あと少しだから。あと少しで読み終わっちゃうから。」と無理をして、ノボせて鼻血を出したり、とんでもない場所まで乗り過ごしたりする原因になるので。

 

というのは冗談ですが、例えば全く知らない作家さんの作品に手を出すとき、第一印象としてタイトルと同じくらい重要視するのはその「長さ」です。例えば、友だちがある作家さんを好んで読んでいるらしいと知ると、本屋さんの書棚の前に立ち、迷わず一番厚い本をとりあえず買ってみます。なんだろう?ある程度しゃべったり付き合ったりしてみないとその人の良さなんて分かんない……的な感覚かもしれません。

 

作家さんたちが、自分の色々な部分を絞り出して書き出したコトバが、これでもか、これでもか、と注ぎ込まれる長編に、「うーん、うーん。」と苦しみながら挑むのが、何やら大好きなわけです。でもって(ここが厄介な部分なんだけど)、その長編をズラリと本棚に並べるのが好きなんです。救いなのは、ルックス的に文庫本が好みなこと、かな。

 

というわけで、山岡荘八シリーズを本棚に並べるのが夢です。ご贔屓な武士から順番に並べ始めましたが(織田信長、伊達正宗……)、「徳川家康」は老後の楽しみにとっておこうと思ってます。でも、老眼で文庫本26冊はキツいかな。


「さがしもの」角田光代

2013-01-21 18:51:45 | 映画と本

さほどへそ曲がりって訳でもないと思うんですが、いつも素直に従えないものがあります。それは、「書店員さんのオススメ」。確かに、本屋大賞とかは気になるんだけど、『絶対泣けます!』とか言われても、ふーんって思っちゃう。

 

私の暮らす街はあまり本屋事情が素晴らしいとは言えません。ネットで速攻買い物が出来る時代なので、思ったほど不便ではありませんでしたがやはり時間が空いたときに、「ぶらぶら時間潰し」に最適の場所がないのは、寂しいです。

とはいえ、ひとり閑期の私(二代目は未だに多忙そうである)。納品のついでに、何となく本屋さんに立ち寄ってみました。正直、今まであまり魅力を感じていた本屋さんではなかったのですが、

 

『セールス的にはさほど成功していない本。私の好きな名古屋のある本屋さんにあったので、「どうしてココの店主はこの本を仕入れたのかな」と思って、買って読んでみました。今度はわたしから、あなたへ、この本の魅力がつながればうれしいです』

 

という札が立っていました。ふーんって思って、思わず購入。とても短い本なので、あとで大切に読んでみようか、と。


Big Mistake! HUGE!!!

2012-12-07 10:31:27 | 映画と本

ショッピングセンターの撮影では、お部屋をお借りしてセットを組み、各店舗さんから撮影商品をお預かりしてきて撮影します。で、撮影が終わると商品を返却にまわるのですが、撮影アシスタントの私も手が空いていればお手伝いしたりします。

 

昨日は、福袋の撮影だったので、お店の大きな紙袋に入って商品が集まってきました(いつもは段ボールやビニール袋が多い)。撮影後に、紙袋を両手にいっぱいぶら下げて、各店舗をまわっていきました。やけに人に見られている気がする……。そっかー、ものっすごい量の買い物をした人に見えるんだ、きっと!

 

で、思い出したのは、プリティ・ウーマンのあの気持ちいいシーン。街角に立っていたジュリア・ロバーツが、リチャード・ギアによってすっかり洗練された、お金持ちレディに変身したあと、以前酷い対応をされた高級ブティックに、大量のブランド紙袋をぶら下げて入って行き、手のひらを返したように素晴らしい対応をしてくる店員さんに、「大失敗したわね!(ザマーミロ!)」と言い捨てるのです(タイトルの英語はその台詞)。店員さんの立場にたってみれば、まぁ自然な対応だったかな感もあるんだけど、まぁ、映画的には観ている側も、「やーい、やーい。」と喜ぶシーンで(笑)。

 

不思議なもんで、背筋が伸びて、闊歩する自分がいました。2ヶ月美容院に行ってない髪の毛はボサボサ、靴は運動靴、きったないGパンにセーター姿だったんだけどね、心はプリティ・ウーマンだったからね!


THE アメリカンムービー

2012-08-21 13:12:02 | 映画と本

とっても久しぶりに映画館に行きました。

 

映画館では、必死に席探しをしなくてはならないし(相当気を付けないと、前の人の頭越しに見ることになる)、隣の人がハズレかもしれないし、途中でトイレに行きたくなっちゃうかもしれないし、空調が好みの温度じゃないかもしれないし、「ワッハッハ」と笑ったりグスグス泣いたりするのが、恥ずかしかったりもする。その点、自宅のソファで、好きな時間に、好きな恰好で、のんびりDVDを見るのは、気楽でとても快適です。

 

でも、やっぱり、映画館っていいなーって思っちゃいました。

 

巨大ポップコーン(バケツ)を一人一つ抱えた家族がやってきて目を丸くして眺めたり、行きの車で「あれだよね?ポップコーンって噛むとき音が出ないから、映画のお供の定番になったんだよね。」と話しながら来たのに、前の席のおじさんがおせんべいをボリボリ食べてるのがおかしくて笑いが抑えられなかったり(本編が始まったら、轟音だったので、全く気になりませんでした)、クレジットが流れ始めたら、どんどん帰っちゃう人たちが居て、『あーん、この映画はラストのラストまで観なきゃダメって聞いてるのになぁ。勿体ないなぁ。』と、関係ないのに、ハラハラしたり(実際、ラストのラスト、笑えた!)。

・・・って周囲の人を観察するのもご一興。実際、大音量&大画面、「わーお!!」な場面てんこもり。確かに、映画館で観て大正解でした。(「こーいう映画は、映画館で観なきゃ、おぐ!」と薦めてくれた元上司に感謝!)。

 

『アベンジャーズ』!!これぞ極め付け、"THE Ameirican Movie"  だぜ!