若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

お気に入り映画の見つけ方

2009-08-16 19:12:31 | 映画と本
今まで本当に数え切れないほどの映画を観ましたが、「是非もう一度観たい」と思う作品に出会えるのは、そう度々ではありません。時には「時間返せ~」な作品もあるし、「まぁ、そうね、こんな感じよね」と納得する作品が大半。それでも、時々「うおーー!!」という名作や「超~カッコイイ!(や、綺麗!)」という出逢いがあるので、映画は止められません。

どうしても自分で選ぶ映画は方向性が偏ってしまうので、時には友人のお薦めや、映画チャンネルで偶然見つけた映画などに挑戦するのも、大切なチャレンジだと思っています。だから、今度「ケビン・ベーコンが好きなら是非!」と友人が絶賛している映画『インビジブル』に挑戦しようかと。コレは以前も薦められたけど、怖ろしくて逃げてしまった作品。最近「若女将とTちゃんって、何気に似てるよね」と言われる友人Tの強烈プッシュ作品なので、トライしてみようかと……。やっぱりまだ少し怯えているんだけど。

今夜は、珍しく二代目が友人と呑みに行きました。こんな夜は映画鑑賞のチャンス!今夜の映画『マンマ・ミーア』は私のお気に入りリストに入るか否か。



『フットルース』

2009-08-10 09:14:23 | 映画と本
探し物をすると、以前探していたモノとか、自分的お宝を見つけたりします。

先日、自分で録画したらしい『フォーウェディング』と『フットルース』のビデオテープが出てきました。前者はレンタルビデオ屋さんでずーっと探していたので(無いんですよ、意外と)即効観たのですが、後者は見そびれていました。昨夜、私の作業が終わり、二代目にバトンタッチ、彼の作業が終わるまで私の手は空いたので、「んじゃ、失礼して」と、カウチ・アイスで、『フットルース』を観ました。

ケビン・ベーコンはカッコイイし(今でも好き)、ダンスやファッションがとても古めかしいけど、それはそれでカッコイイ!そして、何よりやっぱり、音楽がイイ~!!若いころ、「超~カッコイイ」と思って、そのサントラを聴きまくっていたので、ある意味思い出の音楽です(「え?コレも?」っていうくらい、有名な曲揃いなんですよ。日本のアーティストも何人もカバーしてヒットしているし)。

しかし、
『この街にはダンス禁止令があるんだ』
『この街に音楽とダンスを取り戻すぞ!』
……あのー……というリアリティの無いストーリーなのに、昔の私は「そうだ!レン(ケビンの役名)、がんばれ!」とのめり込んだのですから、純粋でしたね。

裏切る本

2009-07-06 13:03:07 | 映画と本
吉田修一『パレード』という本を読みました。

ブログというのは、日記の公開場であり、極めてパーソナルな空間だと理解しているので、私の気持ちをそのまま勝手気ままに書きます。反対意見があるかもしれません。でも、今日は書いちゃうぞ。

読んだ後、不機嫌になりました。二代目が顔を見るなり「何かあったか」と心配するくらいに。基本的に、最近の「最後に大どんでん返し!」とか、「誰にも読めない結末!」とかいう本には裏切られることが多いので、あまり手を出しません。それは、どんでん返しだから内容的に裏切られるのは当たり前なんだけど、意外さを求める余り、筋書き的に無理をし過ぎて、「作者が必死で読者を裏切ろうとしてるよ」と、かえって現実に引き戻されてしまうことが多いという意味です。

結論から言うと、この本もそういう類の本。この本に関して私が知っていた情報は、1つの部屋に他人5人が暮らす青春群像劇ということだけだったので、最後の最後に「なんじゃ、これ」という感想でした。この手の本はネタをバラしてしまうと作家の方に失礼なのでしょうから、詳しくは書きません。読みたい方はこの本、あげます。

怒ってネットで調べたら、2010年に映画化されるそうな。世の中では人気のある本だったんだー。へー……、ふーん。

ムスっと不機嫌に座り続ける私に、二代目がお口直しを持ってきてくれました。三谷幸喜監督、映画『ザ・マジックアワー』。いやぁ、美味なデザートでございました。




ヒュー

2009-07-04 03:09:55 | 映画と本
数日前、映画『フォーウェディング』を見ました。
昨夜、映画『ノッティングヒルの恋人』を見ました。
昨今のお気に入りは、映画『ラブ・アクチュアリー』です。

そうなんです。「イケメンが苦手だ」と言っておきながら、私はヒュー・グラントのファンなんですよ、結局のところ。

学生時代、女子寮で映画『モーリス』を友達とこっそり見たのが、ヒュー・グラントとの出逢い(決して青少年にはお薦めできない映画。寮長のシスターに見付かったら大目玉だったことでしょう)。その頃は、もういい加減嫌味なくらいキレイな男の人でした。

ところが、最近の彼は、ハンサムなんだけど頼りなくて、ダサくて、惜しい感じのイメージになってきています。『フォーウェディング』の時は、メガネを外す仕草が何とも色っぽくて文句なしにかっこよかったのですが、『ノッティングヒルの恋人』の時は、同じ仕草も何やらコミカル。うん、そこが何ともいい感じ。

それにしても、『Four Weddings and a Funeral』を『フォーウェディング』(お葬式には触れなくていいのか?)、『Notting Hill』を『ノッティングヒルの恋人』(ココに恋人をわざわざ足したのはナゼ!?)と、つい突っ込みたくなってしまうんですが。まぁ、半年通って、字幕翻訳スクールをドロップアウトした私に、偉そうなことは言えませんけど(自慢することじゃありませんが、いつも飽きっぽいです)。




読んだ?『1Q84』

2009-06-29 10:36:04 | 映画と本
超ベストセラー!と耳にすると、読みたい気持ち半分、読んでたまるか!な気持ち半分になります。とはいえ、結局気になって仕方ないんだ、ベストセラー本。なんちゃって反骨精神(っていうか、反骨精神への憧れ)に過ぎないから。


留学から日本に戻り、日本語に飢えていた私は、手当たり次第に本を読むようになりました。そのときに、(元々読書家だった)友人達からあきれたように言われたのは、「え?ノルウェイの森を読んでないの?」というコトバ。それは大変だ、と早速、真っ赤と真緑の表紙の本を購入しました。学生にとって、ハードカバー2冊は大変な出費。なのに、読後の思いは、「なに、これ」でした。ポカンと口を開けた状態(イメージです)で、手当たり次第に周囲の子たちに「ねぇ、ノルウェイの森、読んだ?」と聞くと、あったりまえじゃないという顔で「いいよね~」と言われるので、「私には何か欠けているのか」と、結局感想も何も口に出来ないまま、いつの間にかその本は、ウチの本棚から無くなっていました(私は読んだ本を並べておくのがとにかく好きなので、それはかなり珍しい現象)。


そして、昨日。ある偉大な音楽家のブログを読んでいたら、現在大騒ぎされている『1Q84』の流れから、『ノルウェイの森』について書いてありました。あぁ、偉大な人でも、ノルウェイの森を名作だと思わない人がいる、その事実に感激。そして、安心。あのときの「ノルウェイの森に感動できない焦り」を思い出して読む気になれずにいた『1Q84』を手に取ってみようかと思ったのでした。

『ドライビング Miss デイジー』

2009-06-11 14:47:18 | 映画と本
先日、偶然映画チャンネルにしたら、映画『ホリディ』をやっていました。もう何回も観たのに、ジュード・ロウがあまりにもイイ男なので、つい最後まで見ちゃいました。その中で、映画音楽のさわりが紹介されるシーンがあり(観た方、レンタルビデオ屋さんのシーンですね)、気になって久しぶりに観ました『ドライビング Miss デイジー』。

大好きな映画のひとつである『ブルース・ブラザース』のエルウッド(ダン・エイクロイド)が出演していることもあり、一度は観たことがあったはずでしたが、さほど印象に残っていませんでした。

ジェシカ・タンディ演じるMissデイジー(おばあちゃん)がモーガン・フリーマン演じるホーク(Missデイジーの運転手)に、「一番の親友だ」と告げるシーンや、最後のシーンで、ホークがゆっくりゆっくりMissデイジーにパンプキン・パイを食べさせてあげるシーン等。若い頃には気に留めなかったシーンが、今回はぐっときました。

ヒトは本能だけで生きるモノではなく、気持ち(心)で生きる生き物なんだなーと思い出すような、そんな感じ。そういう、あやふやな感じを映画や音楽から間接的に受け取ることができるのに、もし年齢を重ねたことが関係あるならば、歳をとるということは、悪いコトばかりじゃあないな、と思ったりもしたのでした。