若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

職人の教訓

2008-01-09 11:40:33 | その他
ミシュランの三ツ星レストランが、東京でたくさん生れたのは記憶に新しいですね。とはいえ、私には無縁の世界。実はそんなに興味がないのですが、昨夜テレビに鮨職人の小野二郎さんという方が出ていました。80歳を超えてなお現役。この度、三ツ星シェフ(って言い方はおかしいか)になった方です。

ビビビときた格言がいくつか(ビビビっていうより、ズキって感じかな)。

『与えられた仕事、それが天職』
「この仕事は自分に合ってない」といって仕事を替えるのではなく、自分を仕事に合わせなきゃキリがないだろうと。実際、小野さんご自身も家庭の事情で已む無く奉公に出た先が料亭。そこから、今の仕事へ繋がっているそうです。

『不器用だから、とあきらめてしまうんじゃ仕方ない』
二郎握りと言われるほどの技術(なんとシャリの外側3列だけを固めるんだそうな)をもつこの方が、ものすごい不器用なんだとか。でも、不器用だからこそ、人の何倍も考えて、何倍も練習したから、今の自分があるのだと。

『無駄が極上をうむ』
(酢で)しめたり、寝かせたりしないと良し悪しが分からない魚もあるそうです。どんなに無駄だと思っても、よくないものはお客様には出さないそうです。

『自分の仕事に没頭して更に上を目指す、それがプロ。』
もっと美味しい食べ方があるだろうと、考え続けているそうです。三ツ星になっても、ウルトラシェフ・ロブションさんが大絶賛しても、その姿勢は変わらないみたいです。

すべて、二代目と若女将への教訓となりました。ぐっときました。

それにしても、あのエビ、美味しそうだったなー。うー。