ガーデンプレイスでお好み焼き、有楽町でタイ料理、上野で中華料理、と勝利が続いていた一人メシ体験で気を良くしており、昨日新たな挑戦をして……玉砕しました。嗚呼、きっとまた私は次の機会、「食べたいものに挑戦!」ではなく、「手っ取り早いカフェかマクド」に逆戻りです。がっくし。
ずっと気になっていた未体験料理『エッグ・ベネディクト』。昨今のお洒落カフェや、ハワイ・アメリカ系パンケーキのお店の定番らしいと知り、昨日の一人音楽会の最寄駅で食べられるお店を探して、行ってみました。『2時間待ちはあたりまえ』というネット情報の割には、すんなり入れて(まぁ、夕方の4時なんていう中途半端な時間だったからかな)、首尾は上々。ご機嫌で、周囲のお嬢さんたちを眺めたりしながら念願の『エッグ・ベネディクト』ちゃんの到着を待っていました(ところで、そのお店はパンケーキのお店だったのですが、テーブルに鉄板が付いていて、みんな自分で焼いて食べてました。まるでお好み焼きみたいに)。
思わず店員さんを切なく見上げてしまいました。「すごく多い……ですね」と。
これ、普通に考えて2人分。店員さんは、「はい!当店はボリューミーが自慢なんです!美味しいですよ!」と爽やかスマイル♪ いやぁ、参ったなぁ。
そうは言ってももう私は頑張るしかない!と格闘をスタートさせたところが、超酸っぱい……。私は『エッグ・ベネディクト』の何たるかを誤解していたのです。甘いのかと思ってました。パンケーキにお肉と目玉焼きとクリームソースがかかっているのかと。ものすごい分量のサワークラフト・キャベツからマフィンにたっぷり沁みこんだ酸味が何ともつらくて、でも、誰も助けてくれないし。ちっとも減らないお皿を店員さんが見てる気がするし。
せめて付け合せのポテト(ジャガイモ3個分くらいあったぞ)だけでも完食しようと頑張ったんだけど、だんだん変な汗かいてきちゃって、胃も痛くなってきちゃって、これから大切なコンサートに向かうのに、体調不良になる訳にはいかないので、「旅の恥はかき捨て。本当にごめんなさい!」と席をたって、そそくさと会計を済ませて出ようとしたら……店員さんから(やっぱり見てた)、「お味に何か問題がございましたか?」と尋ねられてしまった……。
嗚呼、本当にごめんなさい。ワンピースを着ていた私。膨らんだ胃をきちんと形どって見せて、「ほら。こんなに。もうお腹がいっぱいで、どうにも。本当にごめんなさい!!」と走り去ってきました。
今日はギャル曽根ちゃんになりたかったです。お店の優しい店員さん、本当にごめんなさい。