若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

告る……的な!?

2014-02-03 01:23:13 | 日々雑多

今朝、成人式のお写真を受け取りにいらしたご両親が、「うわー、可愛く撮れてますねー。」と喜んでくださいました。そして、代金を頂戴した帰り際、「娘も喜ぶと思います♪」と一言。そういうのって、本当に嬉しいお言葉です。この仕事をしていると、時々お褒めの言葉を頂けることがありますが、その言葉がどんな経験よりも大きな自信になるだけでなく、その言葉にすがって辛い時を乗り越えることさえあります。

 

二代目はお店の方に「美味しかったです、ありがとう。」や「素晴らしい接客ですねぇー。」と店員さんにサラっと言ったり、音楽会のあと、「感動しました!」なんてコトバを、意外と上手に相手に伝えちゃう人です。そういうの羨ましいし、見習おうといつも思ってます。私は無駄にお喋りなくせに、そういうのがすごく苦手で、音楽会の後にお知り合いの音楽家の方にお会いするのとかもつい尻込みしてしまいます。感想や感動をご本人に伝えるなんて、私の中では恋の告白と大差ないくらいに恥ずかしくて、つい逃げちゃう。

 

今日撮影でお邪魔したピアノの発表会で、珍しくポップスの弾き語りを披露した学生さんがいました。前奏のピアノが割とハッキリした音色だったので、「おー。」と耳を向けたら、一声目から何とも惹きつける声で。はっきり強い声なのに、高音は切なく響いてきたし、知らない曲だったけど歌詞もちゃんと届いてきたし。いや、なんだか、感動しちゃって、涙じんわり。そこで今日の私は勇気を出しました。最後の集合写真が済んだあと、そのお嬢さんに声を掛けて、「すごく良かったです。泣いちゃいました、私。」と伝えてきました。最初は怪訝そうにしていたけど(そりゃあ、いきなり業者さんにそんなこと言われたら戸惑うかー)、照れくさそうに笑って下さいました。

 

そういうコトバって言われた時嬉しかったけど、伝えるのも結構嬉しいもんだな、と思いました。