若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

大相撲足利場所 その3!!!

2015-08-16 11:41:08 | 相撲

本場所の緊張感とは異なる、「地方巡業」独特の楽しみもいっぱいありました。

 

両国でも、2時には行って焼き鳥を食べたりお土産を物色したり、白鵬関とのプリクラを撮ったりして過ごしましたが(今回は前夜のパーティで白鵬関とも一緒に写真も撮って頂いちゃったのです。まさかそんな日がくるなんて、夢にも思ってなかったなぁ。このプリクラをいつも手帳にいれて大切に持ち歩いていた過去の私が愛おしいくらいだ!)、今回は早めに席につくと、「公開稽古」を見学することができました。若い格下の力士たちが、幕内の力士の方々の「胸を借りる」シーンは、お相撲本番を上回るような迫力が感じられ、息をのむ場面もたくさんありました。大きな声が出たり、「まだまだ!」と叱られてる(←多分)ような仕草もあったりして。お弁当の箸も止まりがちになり、軽い気持ちで見始めたのに、凝視しちゃいました。 (やっぱりお相撲に行ったら、鶏肉を食べなくっちゃ!)

 

 

他にも、チビッコ相撲では、それぞれの力士のまさに「気は優しくて力持ち」な魅力が炸裂したり、土俵入り後に花道を下がるお相撲さんたちが、近くに座る赤ちゃんをひょいっと抱っこして歩いて行ったり、ニコニコが止まらない場面がいっぱいありました。

 (4人掛かりで安美錦関に挑戦!やっぱり、あみあみは女子人気がとっても高いみたいでした。花道で筋トレしてたけど、サインと写真攻めがすごかった!) 

 (大砂嵐関から、栃煌山関にお姫様抱っこリレーされちゃった) 

 (遠藤関が登場したとき、大砂嵐関がこのスポーツタオルを持って土俵をくるり。会場大ウケでした~)

 

もうひとつ、私には嬉しかったことが。撮影の準備をしていたとき、呼び出しの拓郎さんが通りかかり、静かにトイレの行列に並ばれました。二代目が、「尚美!関係者以外立ち入り禁止の場所にも、お手洗いがあることをお知らせしておいで。」と、私の背中を押してくれたのです。いつもTVで拝見していた拓郎さんに話しかけご案内すると、「あぁ、どうもありがとうね。」と優しく仰って下さって、その予想通りの穏やかなお人柄にも、大感動したのでした~♪ これぞまさに巡業ならではの体験だなって思って!

 

23年ぶりだったという足利場所。またいつかやってくるといいな!おらが街のお相撲巡業!!(次回は、「マツモト写真」の名前でも旗を出せる位になれるよう、頑張って働くぞ!)


大相撲 足利場所!その2

2015-08-16 10:05:53 | 相撲

(足利の翌日は山形場所も開催されたらしく、とっくに相撲の風は吹き抜けたのに、まだ余韻をひきずりまくってます)。

 

「なんでお相撲好きなの?」と時々聞かれます。「珍しいねー」、「意外!」とも。ただ、私ほどのテンションじゃないとしても、実は日本の人って、なんとなくはお相撲さんが好きなんじゃないかと思うのです。電車や空港で見掛ければ「わぁ!お相撲さんだよ!」ってなるかなって(サッカーの恰好してる人を見掛けても、その人がサッカー愛好家かプロサッカー選手か分からないけど、お相撲さんだけは「お相撲さんだ」と分かるから、全く四股名を知らなくても嬉しくなりません?)。「気は優しくて、力持ち」なイメージが、本能的に嬉しいっていうか。

 

今回は色々考えて、2階のイス席から観戦しました。 両国国技館などに比べると、めっちゃくちゃ土俵が近くて、イス席で大正解だったと思ってます。膝の靭帯損傷やっちゃってから、正座がどうにも苦手なのと(涙)、とにかく背が低いので、イス席の大きな段差がありがたかったのです。その席に座って、マス席に座るお客さんを眺めていたら(いつかは座ってみたい、砂かぶり席!)、稽古時間中に花道を歩いている(或いは筋トレしてる!)お相撲さんに色紙を持って駆け寄るのが、チビッコから若い女子、おじさま、お年寄りと、本当に幅広いことが何だかすごくお相撲っぽくて、とても微笑ましかったです。私くらいの年齢の女性が、「今は駄目よ。今は握手だけなんだって。」と止めているのに、「どうしても欲しいんだよ、このページに大砂嵐のサインが欲しいんだよ……」と、近づこうとしていたおばあちゃんとか、めっちゃくちゃ可愛くて、私もきっと死ぬまでなんとな~くお相撲は好きなんだろうなって未来が見えた気がしました。海外に暮らす日本の人にも、お相撲好きな人って多いイメージがあるし、やっぱりお相撲は老若男女問わず日本の人々の近くに寄りそう文化なんだよなぁーって、肌で感じた気がしました。  ←二代目が琴奨菊関と一緒に(笑)撮っておいてくれました!