明日、数か月間わたしのニンジンとして鼻先にぶら下がっていた(訳:とても楽しみにしていた)コンサートに行く予定だった。もう12月なら大安の日曜日だって、きっと大丈夫だろうと思ってた。スケジュール帳にも「この日は尚美、休ませてください!!」とドンピシャマークを2つも付けてお願いしてあった。
が、行けなくなってしまった。
行けないと本能では分かったけど、現実として認められなかった日に、お布団の中でちょっと泣いてしまった。遠足の日に熱を出したコドモか!と自分に突込みながら、久しぶりに文字通りの「泣き寝入り」をした。
で、また数日が経った今。何となく、哀しい80%の中に明るい気持ちが20%くらい存在してるな、と思う。
私には今、ここまで楽しみだったものも諦めようと思えるほど大切に守りたいと思っているお仕事がある。そして、その決断によって「口では行っていいよって言ったけど、全く本音じゃなかったよ」と言われるほど家族に(一応)頼りにされてることが分かった。
「ランチをとる閑がない!とサンドイッチくわえてパソコンを睨み続けるような仕事につきたいです」と飲み会で発言して、教授に「あなた、バカですね」と言われた学生時代の私は想像もしていなかった今の仕事だけど、なんかちょっと良かったなってことに改めて気づいて。
こんな風に感じている写真館のお仕事。大切にしよう。真面目に働こう。
※因みにそのコンサートは、ベンジャミン・ブリテンというイギリスの作曲家の方をテーマにしたもので、私の大好きなアルトとテノールの声を、ブリテン研究家の第一人者の方の生解説付きで堪能できるという夢企画でした。チケット完売とのことなので、きっと第2弾が、きっと。
私もそのコンサートをとても楽しみにしていて、だいぶ前から手帳に書いておきました。が、チケットを買う直前に、会社の社員旅行であることが判明しました。悩みました。旅行は、途中で抜けることもできるように思いました。でも、行程の最後まで皆と過ごすことにしました。そんなに会社が大事なのかどうか、自分でもわかりません。ただ、何となく責任上…。
結局、最後までいて良かったと思います。もちろん、今でも残念だったと思ってますけど。会社が大事というより、仕事仲間との信頼関係って、ちょっとしたことの積み重ねですからね。
私は幸せ感とまではいきませんが、20%ぐらいの安心感、かな。
私も以前会社員だったことがあるので、仰っていること何となく分かる気がします。時にオトナって「くーーー」と思う決断、しなきゃなりませんね。
第2弾、ご関係者各位にプレッシャーかけていきましょう!(笑)