なるほど、これが「歳をとる」ということか、と切なく感じている今日この頃です。
最近、それはそれは気に入ってしまった音楽があって、熱病のように聴いていますが、どうも照れます。このタイトルも、相当迷った末につけました(彼らのある曲に出てくる歌詞の一部です)。同年代の人に恥ずかしそうに白状すると、「あー、うちの子が好きだよ。」という反応のかえってくることが多いこと、多いこと。いま、中高生には絶大なる人気をほこるバンド『SEKAI NO OWARI』(略して、セカオワと呼ばれています)。すっかり、魅せられてしまったようです。
同じような体験を高校生のときにしたことがあります。ある日、何となくお茶の間でつけたTVに出ていたのが、当時、まぁまぁな人気だったバンド『ユニコーン』(今ではすっかりおっさんバンドになってしまいましたが、当時はちょっぴりカッコいいルックス)でした。ハチャメチャな音(および歌詞)で、普段の自分なら全く興味を抱かない音楽のはずなのに、気になって気になって仕方ない。それでも、ミスタードーナツに行くのが関の山の田舎高校生にはなすすべもなく(今みたいにインターネットとかありませんからねー)、おこずかいを貯めてCDや彼らが載っている雑誌を買い漁る程度の活動をしていました。結局、コンサートに実際に足を運ぶことはありませんでしたが(自力でそーいうことが出来るようになった頃、彼らは解散していました。数年前におやじバンドとして?めでたく再結成しています)、今でもユニコーンが新譜を出せばとりあえず買うし、聴く。私にとっては、昔仲良しだった従兄弟みたいな存在です。
それ以来、何かの『ファン』になるということは絶えてありませんでしたが、ここにきてこの意外な熱病発症。便利な時代で、コンサートの光景などもネットで自由に拝見することが出来るし、彼らの人となりもブログなどで頻繁に発信されて、身近な存在になるのはいとも簡単です(一方的ですけどね)。経済力的・都会行動力的にも、コンサートへ行くことは当然可能かと思いますが、なんだろう、この躊躇する想い。嫌になっちゃうなー、歳をとるってこーいうことなのねー、『実は、セカオワが大好きなんだー』と家族に話すのにさえ半年以上かかったんですからねー(笑)。
安室ちゃんや韓国の脚の長いお嬢さんたちのコンサートにも、ガンガンお出掛けになっている昔の上司(普段はバリバリ・ブリリアントビジネスマン!)にコツを伺って、私もセカオワ・ライブに、いつか、挑戦しようかな。足利市民会館に来てくれたら、行き易いんだけどなー。