道や駅、ましてや、足利以外の場所で知人などの顔を見掛けると、なんだか妙に嬉しくなっちゃったりします。以前、北千住の駅で、「あ!誰だっけ?すごーく知ってる方だ!」と思って、思い切りニッコリ挨拶して、後から考えたらあちらはこちらをご存じのはずがない、地元の大きな企業の社長さんでした(笑)。有名な方なので、まぁ、「よくあることだ。」と思ってくださったでしょうけれど。
先日、ある交差点の黄信号で停まりました(わたしは南北ラインの先頭車両)。見るともなしに東西ラインに停まっている先頭車を見たら、実家の父でした。フロントガラスから必死で手を振り、猛アピール。さすがに、交差点の中でクラクションを鳴らす訳にもいきませんから、なかなか気づかない父に向かい、「おーい、おーい、おとーーさんーーーん。」とオーラ送りまくり。当方の右折レーン矢印の間中、頑張りましたが、父は気付くことなく、ぶーーん、と走り去っていきました。横断歩道をゆっくり渡っていく歩行者の方々が、「……気付かれなかったのね。」と同情の視線でわたしを見ていました。
女子高生時代、母の運転する車に女子友すーちゃんと乗っていたら、ある交差点の信号待ち中、くるくるくるくる……と自転車でその場を回り続けている男子高校生を発見しました(以下、一部記憶欠落のため、脚色あり)。
わたし:「みて、みて、あの人~。足つかない選手権やってるんだよ、ひとりで。」
すーちゃん:「ほんとだー。あははは。」
わたし:「かわいいねー。あははは。」
すーちゃん:「あ、あれ、4組だった松本くんじゃん?」
わたし:「あー、ほんとだー(笑)。変なやつー。」
まぁ、控えめな女子高生だった私たちは窓を開けて、「まつもとくーーん、何やってんのーーー」とは言わず、静かにくすくす笑いながら追い越しましたけれど。
さて、先述の父ですが、納品を終えて帰宅したら、マツモト写真に来ていました。なんのことはない、二代目とわたしが大好きな『山清ストアのあられ』と、『永島しげお農園の梨』を持って、わき目も振らずに我が家へ向かってくれていたのでした。お後が宜しいようで。