若いころ、本は実話しか読まず、クラシック音楽は耳覚えのある軽めな有名曲しか聴かない傾向がありました。「フィクションなんて所詮、嘘のハナシじゃん」と思っていたし(青い!)、「知らない曲は眠くなる」くらいに思っていたし。
30を超えて、めでたく40代に仲間入りした今日この頃。本では重松清さんの短編集で泣くようになり、音楽は、「??!!?!」な現代音楽に妙にわくわくするようになり(ま、コレは私がココに再三書いているvox humanaというグループの影響が大なんですけど)、オーケストラも、ガッツリ1~4楽章、客席も一緒にクタクタになって聴いてくれっ!な音楽を好むようになっています(ま、コレは私が最近すっかりファンになっている梅田俊明さんの影響が大なんですけど)。
好みが変わるのって、世界が広がっていいな、と思います。Aが好きだったけど、Bがこんなに魅力的だってことは、Cはどうなんだろ?、はたまたDはー?って繋がっていく気がして。