ガラガラのローカル線にて。
<登場人物>
外国人の方2人。路線図広げて、なにやら相談中。(仮名:ジョンさんとボブさん)
英語の参考書で勉強中の学生さん。赤いマーカーをひいて、緑の下敷きで隠す伝統的な勉強中。(仮名:タクヤくん)
-<行く先が不安らしいジョンさんとボブさん>-
わたし:『声かけてあげようかなぁ。乗り換え位なら最近の私の英語力でも何とかなるかなぁ……でも乗り換え、分からなかったらどうしよう?』
ジョンさん:(タクヤくんに向かって) スイマセン…(←日本語)
タクヤくん:No, No English!
わたし:『うぅ、絶対大丈夫なのになぁ。でも私がここで声掛けたら、タクヤくん恥ずかしいよなぁ・・・うーん……』
タクヤくん:(30秒ほど考えたあと、おもむろにジョンさんとボブさんのもとへ)
ジョンさん:(嬉しそうに質問)
タクヤくん:(一発で質問内容を理解したらしく、) OK, 4 Stations. 4 Stations.
ジョンさん:Oh! 4 stations!
ボブさん:4 stations!!!
タクヤくん:Yes, 4 stations. (席に戻る)
-<次の次の駅で学生さん、降りる。車内はちょっと混んできていたが、ジョンさんが目ざとく気付き、>-
ジョンさんとボブさん:Thank you! Thank youuuuuu!!!
タクヤくん:(照れ笑い)
-<更に次の次の駅で、ジョンさんとボブさんは無事降りて行きました>-
タクヤくん、参考書5ページ分くらい英語に自信を深めたんじゃないかな。同時に、「もっと勉強して英語ちゃんと喋るんだ!」ってやる気スイッチ押したかも。がんばれ、タクヤくん(たぶん、受験生)!