オペラ・カルメンには二人の対照的な男性が出てきます。
一人はホセ。超マジメ人間だったのに、ウルトラ・セクシーダイナマイト・カルメンに誘惑されてあえなく陥落、理想的な婚約者を捨て、最終的には振られた腹いせにカルメンを殺しちゃう(そして、今回の舞台では自分も死刑になっちゃう)という可哀想代表格。
もう一人はエスカミーリョ。闘牛士のヒーローで、カルメンに一目惚れして、難なくホセから奪い取っちゃう、完璧モテモテ男子。
以前、合唱団でカルメンをやったとき、若い女の子達がみんなエスカミーリョ派で、私は何となくホセ派なんだけどな、ということを書きました(→『ホセ VS エスカミーリョ』)。
で、今回の舞台を観ても、私は心からホセが可哀想になってしまう。確かにね、ストーカーチックなのはよくないけど、自分の確固たる価値観を曲げてまで付いてきたのに(付いてきたってところが、草食系男子っぽくて既に不人気なのかもしれないが)、あっという間に振られちゃって、しかも超興奮状態のときに指輪をポイっとか投げ捨てられちゃって。そりゃあ、逆上するよなーって。しかも、今回のカルメンさんは、鼻で笑いながら指輪捨てたし。
帰りの電車で、自分の中での矛盾……いや、歳を経た変化を実感。以前は、明らかにエスカミーリョ的男子が好きだったよなーと(→『好きなタイプ(内面編)』)。もう年上目線でホセ達を見てるんだ、きっと。「あらあら、ホセ君。悪い女にひっかかって」ってな感じで。
うーん……、ちょっと寂しいかもね、この事実。
一人はホセ。超マジメ人間だったのに、ウルトラ・セクシーダイナマイト・カルメンに誘惑されてあえなく陥落、理想的な婚約者を捨て、最終的には振られた腹いせにカルメンを殺しちゃう(そして、今回の舞台では自分も死刑になっちゃう)という可哀想代表格。
もう一人はエスカミーリョ。闘牛士のヒーローで、カルメンに一目惚れして、難なくホセから奪い取っちゃう、完璧モテモテ男子。
以前、合唱団でカルメンをやったとき、若い女の子達がみんなエスカミーリョ派で、私は何となくホセ派なんだけどな、ということを書きました(→『ホセ VS エスカミーリョ』)。
で、今回の舞台を観ても、私は心からホセが可哀想になってしまう。確かにね、ストーカーチックなのはよくないけど、自分の確固たる価値観を曲げてまで付いてきたのに(付いてきたってところが、草食系男子っぽくて既に不人気なのかもしれないが)、あっという間に振られちゃって、しかも超興奮状態のときに指輪をポイっとか投げ捨てられちゃって。そりゃあ、逆上するよなーって。しかも、今回のカルメンさんは、鼻で笑いながら指輪捨てたし。
帰りの電車で、自分の中での矛盾……いや、歳を経た変化を実感。以前は、明らかにエスカミーリョ的男子が好きだったよなーと(→『好きなタイプ(内面編)』)。もう年上目線でホセ達を見てるんだ、きっと。「あらあら、ホセ君。悪い女にひっかかって」ってな感じで。
うーん……、ちょっと寂しいかもね、この事実。