若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

キッカケ

2009-06-19 08:29:19 | 日々雑多
先日、酔っ払い達が、二代目と私の馴れ初めを尋問しました。こういうハナシは酔っ払っている時だからこそ、本人達を困らせたい一心で聞き込むのであって、別に興味はないと分かってますが、たまには。

昨日、国立から谷中に移り住んだ理由を書きましたが、それは夏でした。『佐渡島へ太鼓の合宿』あるいは『九州へ一人旅』の夏休みを検討していましたが、予定外の引越しによる臨時出費のため、大きな旅の費用は足りなくなり、最初断るつもりだった中学時代の友人たちとの小さな旅に「やっぱ、行く~!」となりました。

伊豆への車割りで偶然同乗した二代目から、あんなに国立を絶賛してたのに、もう引っ越すのかと突っ込まれて(そういう時の二代目は本当に容赦ない)、ごもっともお返しするコトバもございません、とうなだれたことを未だに覚えています。

まぁ、サボテン公園で大喜びでメキシカンハットを買って、孔雀と大はしゃぎで戯れる私を、よくあの頃の二代目が「うるさい女だなぁ」と敬遠しなかったもんだ、と運命の奇異を感じずにはいられないのでした(その頃、私から見た二代目は『クールな仮面をかぶった何考えてるのかサッパリ分からない男子』)。

それでねぇ……。え?もうそんな話は充分ですか。そうですか、そうですか。

第一印象で

2009-06-18 17:47:49 | 日々雑多
買い物・決め事を第一印象で割とあっさり決めてきました。うまくいった例も少なくありませんが、コレはまぁ相対的に見て失敗だったんだろうな、という記憶があります。それは「国立に住んだこと」。


通勤しやすい沿線の町を探して、ちょっと遠出をした日。私は第一印象でピンっときてしまったのです。国立駅から伸びる並木道に!そして、不動産屋さんを巡り、自分のお財布が承諾したアパートは駅から徒歩20分。国立駅から東京駅まで満員電車で1時間近く(それが無理だったので、→こういう事になりました『早起き』)。週末は美しい町並やお洒落なレストランをお散歩する余力もなく、平日の睡眠時間を補うべくアパートで眠っていました。周囲の反対を押し切って暮らし始めたもので、意地で1年住んだけど、体力が限界を向かえ、台東区の谷中という町へ引っ越しました(そして何度も言いますが、この引越しがキッカケで私は二代目に再会します)。

そんな訳で、利便性を無視して第一印象で決めてはいけない事もあると承知しているハズなんだけどー。


今日、まさに一目惚れして、お財布買いました。店員さんでさえ「ちょっと使い勝手が…」と言ってくれたのに、「お客様、お店に入っていらしたときから、釘付けでしたよね」と言われたほど気に入って、使い勝手の悪さにあえて挑戦することにしました!

やっぱり来た

2009-06-17 11:27:22 | 音楽(足利市民合唱団)
合唱団のコンサートが終わり、2週間弱。やっぱり来ました、この空虚感が。暇さえあればラテン語と格闘していたため、ふっと暇な時間が出来たときに「あれ?前は何してたんだったか?こういう時間に?」となり、そして「はぁぁ、楽しかったなー」と続くわけです。しかも今年は私の横でもう一人「あぁぁ、終わっちゃったなぁ」と言っている人がいるので、尚更厄介です。

去年は、コンサートの翌日から2泊3日の撮影出張だったため、疲れと興奮が一気に仕事に吸収されました。今年はコンサートの前週にこの時期の出張がすべて集中したため、今はとにかく内勤中。ひたすら机に向かって写真を仕上げる日々なので、尚更このMr.空虚感が好き勝手に振舞っています。しかも、ここ数日、日々の楽しみである『食べること』と『二代目と遊ぶこと』が両方、「舌噛み事件」と「首まわらない事件」により制限されているため(→『痛いふたり』)、はぁぁぁ感はピークです。


もういい加減イイ大人なんだから、もう少し感情を上手にコントロールできるように配分したらよかろうと自分でも思うのですが、なかなか巧くいきません。少しづつ自分にご褒美(音楽会・ビアガーデン等)や試練(仕事・歯医者等)を与えて、乗り切っていきましょう!とりあえず、今日はユニコーンのDVD発売日だから、納品のついでにちょっくらCDショップを覗いてくるかな。

ナイス・アドバイス!

2009-06-16 09:29:04 | 日々雑多
先日、とあるマーケットでレジ精算中の出来事です。私のレジを担当してくれていたのはおばさんパートさん(A)、隣のレジは高校生バイトさん(B)。


B:あの~、すいません……

A:ん?

B:これ~、どうやって処理すればいいんですかぁ?
(と、小さな10円ガムと当たりと書かれた包み紙を示す)
(B列には、小学生の男の子)

A:おめでとうって言ってあげて!

私とB:(えー、聞きたいのはそういうことじゃなくて、レジの打ち方…)

B:あ、ありがとうございました。


最近、『当たり』の交換がしにくい時代で困ったもんだ(→『小さな冒険 2』と思っていたけど、まだまだ世の中捨てたもんじゃない。


痛いふたり

2009-06-15 19:02:49 | 日々雑多
寝違えたそうで、(縁起でもないけど)二代目は今日首がまわりません。さっき「あっち向いてホイ!」を試してみましたが、全くゲームになりませんでした。

数日前の飲み会で盛り上がっているとき、「どわっはっはっは!」と大笑いした瞬間に思いっきり舌を噛みました。目から光線が飛び出すくらいに痛くて、口の中は一気に血の味になったのですが、盛り上がっている場を盛り下げてはいけないという大人の判断で、一人でひっそり我慢しました。その後は、何を食べてもしみるし、た行が上手に発音できないし(っていうか、た行を発音すると痛い)、実はひとりで痛がってました。噛んだ直後にきた『鹿肉のカルパッチョ』、すごい興味あったけど、とても食べられる状態じゃなかったから、また行きたいよ、Market112

昨日、「痛いけど旨い」とおせんべいを食べたことがたたったのか、今朝から更に舌が痛くて、熱いもの・しょっぱいもの・大きいものが食べられません。仕方ないから、朝ごはんにはアイスクリームを食べました。二代目はそんな私を呆れた目で見ていましたが、さっき実家に立ち寄ったときに「舌が痛くて何も食べられないよ」と訴えた私に実母が与えたアドバイスは、「アイスクリームを食べればよい」。私はちゃーんと親の教えを守って生きてるなぁ。

出逢いは必然!?

2009-06-13 12:07:29 | 音楽(足利市民合唱団)
よくもまぁ、これだけ変人が集合したもんだ、と感心する飲み会をしました。

次のコンサートに向けて気分が乗っているような、乗り切れないような曖昧な状態で練習初日を終えた私たちに、天からの声が響いて、夜10時近かったというのに、飲みに行きました。

もともと、昨夜は初谷先生(演出家・指揮者・指導者・振付師・道化師等すべて兼務)と、写真で全力を尽くした二代目の二人打上が予定されていました。ピアニストの先生も私も、「いやぁ、ちょっと邪魔だね」扱いされて最初は誘ってもらえなかったのですが、興奮冷めやらぬ若い衆の迫力に押されたのか、みんなで繰り出すことに。

人間関係を築くことにかなり慎重な二代目が、初谷先生には最初から妙に心を許しているなぁ、と不思議に思っていたけれど、今回の音楽(先生)と写真(二代目)の相性は悔しいくらいにビターッと合っていました。二代目がCDで口ずさみながら「コレ、コレ」と見ていた写真たちを、何100枚の中から初谷先生が見事に選び出して使ってきたのには、正直驚きました。先生が男でよかったよ、私はものすごくヤキモチ焼くところだったよ。

そんな変な人トップクラスの二人に引けをとらない若い衆たちのおかしなやり取りに、私は圧倒されっぱなし。中でも秀逸だったのは、激しい芸術論の途中で、「ピンッと閃く」瞬間について語る初谷先生に、「一休さんみたいにね」と相槌を打つ二代目、「ハハハッ」と笑う一同。その数秒後に「わたし、一休さん好きなの」と呟くピアニストの美和子先生が、実は隠れた『変な人実力者』だということに、改めて気付いた夜だったのでした。

あー、よく笑った。これだけ個性的なメンツが仲良く溶け合っているということに、出逢いの奇跡を感じずにはいられない!



『ドライビング Miss デイジー』

2009-06-11 14:47:18 | 映画と本
先日、偶然映画チャンネルにしたら、映画『ホリディ』をやっていました。もう何回も観たのに、ジュード・ロウがあまりにもイイ男なので、つい最後まで見ちゃいました。その中で、映画音楽のさわりが紹介されるシーンがあり(観た方、レンタルビデオ屋さんのシーンですね)、気になって久しぶりに観ました『ドライビング Miss デイジー』。

大好きな映画のひとつである『ブルース・ブラザース』のエルウッド(ダン・エイクロイド)が出演していることもあり、一度は観たことがあったはずでしたが、さほど印象に残っていませんでした。

ジェシカ・タンディ演じるMissデイジー(おばあちゃん)がモーガン・フリーマン演じるホーク(Missデイジーの運転手)に、「一番の親友だ」と告げるシーンや、最後のシーンで、ホークがゆっくりゆっくりMissデイジーにパンプキン・パイを食べさせてあげるシーン等。若い頃には気に留めなかったシーンが、今回はぐっときました。

ヒトは本能だけで生きるモノではなく、気持ち(心)で生きる生き物なんだなーと思い出すような、そんな感じ。そういう、あやふやな感じを映画や音楽から間接的に受け取ることができるのに、もし年齢を重ねたことが関係あるならば、歳をとるということは、悪いコトばかりじゃあないな、と思ったりもしたのでした。

血液型

2009-06-10 08:29:50 | 日々雑多
二代目はO型。私はA型。よく、大雑把なO型、几帳面なA型と聞きますが、我が家では真逆だと思ってきました。でも、最近「私ってやっぱり几帳面なんじゃ…」と思うことがチラホラ。


先週宿泊したビジネスホテルで。トイレの壁紙が曲がって貼ってあったのです、1面だけ。めちゃめちゃ気になって、目が回りそうになりました。


ゴハン3杯を2杯に減らして『ダイエット中』の二代目のために、ゴハンを炊く量を3合→2合に減らしました。更にその先へ!という段階なのですが、我が家の炊飯器には、『.5合』の水位置表示がなく、つい2合炊いてしまいます。二代目は「1.5合にしてよぉ。大体、半分くらいの位置にすればいいじゃん!」と言うのですが(彼が、『あるだけ完食する主義』を曲げればいいと思う)。


先日、入院してしまった合唱団員のために皆で千羽鶴を折りました。最初の一羽目のときに少しもたつき、その後も折るのがとても遅い私に対し、足唱ガールズは、「鶴が折れないなんて、日本人じゃない」とか、「鶴を折らずにどうやって今まで生きてきたんだ」とか、様々ヒドイ事を言ってましたが、実は折り目もとてもキレイで、美人だったのですよ、私の鶴たち。


これからは、血液型占いを「そうだろう、そうだろう」と自信を持って読めそうな気がしてきました。





サイン

2009-06-09 12:46:31 | 音楽(足利市民合唱団)
サインといえば、ほんの数名の微妙な有名人(→『ミーハー?』)と、お金を出して買ったプロ野球選手のサインボールくらいしかありませんでしたが、ここ数年、いくつかのお宝サインを手に入れました。それは、めっちゃ感動したコンサートのパンフレットに、出演者ご本人から頂いたサインです。コレをお願いするには、かなりの勇気が必要です。舞台を終えたばかりの音楽家の方からは、強烈に魅力オーラが発されていて、非常に近寄り難いのですよ。


今回の足唱メイコンサートでも、頂いちゃいました、お宝サイン!皆さんにおねだりするのは図々しかろうと思い、「少しでもまともなソプラノになれますように」の願いをこめて、ソプラノの稲村麻衣子さんにお願いしました。色で例えるなら、真っ白いや透明のその美しい声は、聴いていると天に昇るような気持ちになります。そんな稲村さんのサインパワーで、きっと今週の金曜日からは『高い音が出ないと威張るソプラノ』からの脱却だ!と、ニヤニヤしていたら、二代目や団員の若い衆のお陰で、気付いたら全ての方のサインが私のパンフレットに!とんでもないお宝パンフになってしまいました。しかも、指揮の初谷先生からは(半強制的に描いてもらったようなもんだけど)念願の『はなまる』を頂いちゃいました~。


お、でも何か足りないぞ……?今夜、二代目にサインをしてもらって、超お宝パンフは完成予定です。


何だかカラダの底からチカラが沸いてきて、どーにも納まらない!

2009-06-08 14:32:18 | 音楽(足利市民合唱団)
この際、言い切ってしまいましょう。大成功でした!我らが足唱・カルミナ・ブラーナ!!

定期演奏会を終えると、いつも何とも切ない喪失感に襲われます。去年もカルメンを終えて暫くの間、脳とカラダがぽけーっとしていました。

そして今年。勿論、「あーあ、終わっちゃったなー」という思いはあるのですが、去年とは少し違う感じです。精一杯やったという満足感の方が大きく、脳とカラダに不思議なパワーが充電されてます。

とにかく、今思うのは、皆さんへのありがとうな気持ち。

義父が亡くなって大変なときなのに、嫌な顔ひとつせずに練習にも本番にも送り出してくれた義母と義姉。練習になかなか復帰できなくて迷惑をかけたのに、ちゃんと私の位置を守ってくれていて、一生懸命後から教えてくれた団員のみんな。忙しい中、見に来てくれた大切な家族と友人たち。悲しくて歌えなくなっていた私を救ってくれた美和子先生、不思議なチカラで誰の心にも入り込み笑顔にしちゃう初谷先生、そして、大変な役目を引き受けてくれて、力の限りを尽くしてくれた二代目。

ほんとーーーっにありがとうございました!!


※友人がブログにコンサートのことを書いてくれました~。ありがと!

『ちくちく日記』
『気ままに……』