昨日は、ボイストレーニングのレッスンでした。基本的に他人に声を聴かれるのが嫌なのに、1時間も1対1なんて、我ながらすごい勇気だ。
私の歌は相当ひどいようで、なかなか10秒以上歌わせてはもらえないような状況が続いています。よくぞまぁ、これだけ多種のダメ出しとアドバイスをしてくださるものだと、先生の引き出しには脱帽です。昨日は、そのあまりに矢継ぎ早なアドバイス洪水に私があたあたしていたら、「落ち着いて!パニックにならないで!」と指摘されてしまう始末。はぁ。
録音を聞いていたら、先生が「上のミのとき、突然発声が変わるのはどうして?世界のナベアツみたいになっちゃってるよ?ミー!って」と仰っていました。私はそのとき、『上のミだ!以前初谷先生にも上のミが特に下がるって指摘されたんだった。え?え?どういう意味だろう?プーって吹いた感じなのかな?ほっぺがぷーって膨らんでしまってるのかな???』と混乱していました。
そう、私は『世界のナベアツ』(3の倍数だけ変な声でおどけるコメディアン)じゃなくて、『世界のナベサダ』(サックスフォン吹きのおじさま)を思い浮かべていたんです。冷静に聞けばすぐわかるのに。
大変だけど、『習う』って楽しいです。
このブログ至上最短インターバル出稿(ほんの数時間前にも書いたから)。とても嬉しいことがあったので。
ここ暫く、ウチのベランダに大きなカマキリが暮らしていました。最初は、網戸にベターっとくっついていて、「怖い怖い」と大騒ぎしたら、二代目がうるさいなぁ、という顔をして、「カーテン閉めときなさい。見えなければ怖くないから」と言いました。朝の二代目はちょっと不機嫌で、意見がかなり投げやり。
次の日は壁。その次の日は、ベランダの淵の上。またその次の日は別の部屋の窓の網戸、とベランダの中で支配地を広げるカマキリ。洗濯物を干すときにはヤツの所在地を確認して(0.04の裸眼でも確認できるほどデカい)、そーっと干すか、あきらめて室内干しにするか。
窓越しに目が合う日もあるので、「おい~。他の家に行けよぉ」と言うと、「な~んだと~~」と言うので(多分、言っているので)、「すいませんでした」と、引き下がっていました。どうしてカマキリって、あんなに怖い顔してるんだ?
遂に昨日、「もうヤツはうちに住むと決めたようなので、金輪際、洗濯物は外に干しません。」と宣言したところ、今朝洗濯中の私に、「カマキリは1階の庭に移動させたよ。」と二代目。
ありがとうございました。平和な洗濯の日々が戻ってまいりました。
※本当は写真も載せたいところですが、窓越しにカメラを向けると、「撮るんじゃね~よ~」と言われたので(多分言われたので)、一回も撮れませんでした。
足利に帰れば、『アレが出来るコレが出来る』と自分に言い聞かせ、いい決断に違いないと無理矢理納得して決めた故郷足利へのUターン。人一倍家族思いの二代目が、お義父さんの病気と自分のカメラマンとしての将来の狭間に立ち、悩んでいる姿を見て、私まで迷っちゃいけないと吹っ切れたフリをしていましたが、本当は東京での暮らしに未練タラタラの最初の数年間でした。
でも、今回その友人のコトバを見たとき、そういえば最近『(足利に)帰って来なければ良かったのに』と思うこと、無くなってたな~と気付きました。
『うん。確かに色々あるけど、足利に帰ってきてホントに良かったよ!』と返信しようと思います。
引き続き、蔵王のおはなし。
ロープーウェイを乗り継いだ地蔵岳山頂では、写真のような松を多くみかけます。いつも相当強い風に耐えているんだろうなぁ。昨日は深い霧に包まれて、生命の強さを感じさせる、何とも神秘的な姿でした。
二代目に、「足利の松からすれば、『アンタらよくそんな過酷な条件の中で生きてるのぉ。わしらだったら、とっくにあきらめて枯れちゃえってとこだよ。』って感じだろうね。」と言ったら、「同じ松とはいえ、えらい違いだもんね。自転車で片道40分の道のりなのに、雨の日も風の日も無欠席で通った友人A子と、歩いて3分なのに、『今日はちょっと頭が痛いから休む~』としょっちゅう学校をサボっていた君とでは全く違うもんねぇ。」と言われてしまいました。
何だか腑に落ちないけど、たしかに完璧な例えではある……か。
この松たちはこれから冷たい強風に耐え、雪をまとい、あの有名な美しい樹氷に育っていくのです。カッコイイなー、蔵王の松。
ロープーウェイに乗って、どっこ沼へ。二代目がそこそこ撮影で手間取るのは予想していたので、私は私なりの(遊び)撮影計画を立てていました。
アルパカちゃんを、「あーでもない、こーでもない」と配置しては写真を撮影していたら、「あらぁ!かわいいのね~!」と、大きいカメラを抱えたハイアマ・カメラマンの女性がお二人、やってきました。
「私達も撮らせていただいてよろしいかしら?」、「動かしてもいい?沼のグリーンをバックにしたいの」、「なんて可愛い羊なのかしら。私が本場のオーストラリアで買ってきたのより品があるわ」、「どこで買ったのかしら。やっぱり東京かしら?」……。
10分後に撮影終了。
「ごめんなさいね~。モデルさんを奪っちゃって。どこで買ったの?この羊ちゃん」
「横浜の大黒サービスエリアです」
(二人揃って)「やっぱりね~。横浜よ。品が違うと思ったわ!ありがとーー!」
「あ、あの……。この子は羊じゃなくて、あのー……」
「良かったわねー。かわいいのが撮れて~」
いつか『どっこ沼の羊』という作品が発表されてしまったら、それは私のせいです。
誰にも気づかれなかったと思いますが、プロ意識が足りません。反省。
さて、この季節は自転車で出掛けると、金木犀の香りがどこからともなく漂ってきます。私は香水や百合の香りにはすぐに「ハークション!」となる、色気のない体質ですが、金木犀の香りだけは好き。焼きたてのパンの匂いを探すように、鼻をひくひくさせて自転車を漕いでいます。
すると二代目が「この辺に金木犀なんて、ある?」
たしか、合唱の先生のブログに『金木犀の香りは心が澄んだときだけ、嗅ぐことができるんだろう』って書いてあった気がするなぁ。
……二代目くん、忙しいけど、ウチの目の前の大日様、鯉とカモでも眺めながら一周してみよう。金木犀の香りに包まれたお散歩だよ。
昨日の合唱練習で、みんなから、「か~わいい~」と称賛を受けたバック。幼稚園のときに、母が手作りしてくれた絵本用バックが出てきたので、楽譜バックにしてみました。内側には大きく母の字で名前も書いてあるので、忘れ物大王の私がどこに忘れてきても安心です。
……あ、でも旧姓だから、「ほら、またマツモト写真さん、忘れ物だよ!」って電話かかってこないか。
……そうですか。業界的には40代は年配の仲間なんですか。
自分では「もう40なんで~」と言いながら、年を重ねている自覚が全くないので、時々強制的に自覚を促され驚くことがあります。二代目と違って、AKB48の子たちが全員同じには見えませんけどね。
生足かタイツがお洒落の鉄則の昨今、ストッキングの需要はものすごく低いそうです。そういえば先日、ある先輩が、職場の若い子たちが生足で「クーラー寒い」と言うのが理解できないと嘆いていたっけ。
で、昨日の新聞。
最近、フットカバー※の上からストッキングを履く人が出てきて(やっぱ若くても寒いんだよね)、少しずつストッキングの需要が戻ってきていていると出ていました。その中で驚いたのは、デパートで30代以下のお嬢さんたちはストッキングのことを「薄いタイツください」と仰るそうな。
紙面を見つめつつ、『あぁ、確実に私は上の世代になったんだ』と妙に納得したのでした。
※フットカバー:つま先とかかとだけをかろうじて覆って、靴を履いた時にまるで素足で履いているように見える、儚い雰囲気の靴下のことです。
人間が古来から自然と歌い継いできたオト
って感じ。
……面白かったなー。」
遂にヴォクスマーナの音楽を聴いた二代目の感想です。しつこく尋ねたら、一言ずつボソッボソッと吐き出されてきました。
自分の彼氏(ヴォクスマーナ)を両親(二代目)に紹介するような、妙な緊張感があった今回のコンサート。今まで、私は二代目をヴォクスマーナのコンサートに誘ったことはありませんでした。日程的に、私一人だけでも仕事に迷惑をかけて行っているという現実問題もありましたが、普通のコンサートではないので(ん?)、彼の尋常ではない感受性にどう響くか、わからなかったから。でも、今回は「僕も行ってみるかな」と突然言い出したので、私としてはわくわく半分、不安半分でした。まさに両親から「そろそろ○○君をウチに連れていらっしゃい」と言われたときの感覚。
どう?
なかなかの彼氏だったでしょ?
割と「男子だからこう!女子はこう!」と決めつけるタイプではないかと自分では思っているのですが、若い男子二人でカゴを抱えていると、何だか妙に浮いていて可愛く見えます。微笑ましく眺めていると、ものっすごい勢いで肉をカゴに入れ始めました。その迷いの無さは『実は私服の店員で、商品の入れ替えをしているのか!』というレベル。
A(電卓をたたきながら)「こんなに食うかー?何人だよー」
B(更にカゴに入れつつ)「でも肉足りなくなると嫌じゃね?」
いやー、B君。焼き肉パーティだか、BBQだか知らんが、そんなに買って本当に大丈夫かい?少し歩を進めれば、『牛肉焼き肉用セット』や『Super BOO(美味しくてお得な、このスーパーオリジナルのソーセージ)』とかもあるんだけどなぁ、と思いつつも、さすがに声はかけられないので、その場を立ち去りました(ガン見はしたけど)。
その集まりに女子が居ないことを願いつつ(豚のバラ肉17皿って女子は引くよなー)、レジに並びながら『楽しそうでいいなー。BBQかー、暫くやってないなー。仲間の男子が焼いてくれるあの絶妙な塩味の鶏肉とかまた食べたいなー。マシュマロも捨てがたいなー』と、妄想に浸っていたら、またしても「袋要らないです」を言えず仕舞いになってしまいました。
いいよねー。気持のよい秋の休日にBBQなんて。豚バラばっかりでも何でも外で食べたらおいしいもんね。