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『空前のブームで蘇る「田中角栄」伝説』-時代とはまことにいい加減なもの・・・

2016-05-08 03:40:26 | 狂人の頭の中
空前のブームで蘇る「田中角栄」伝説

今ものすごく書店の平積みに並んでいるのが「田中角栄」関連本だ。

いずれも、賞賛するものばかり・・・



田中角栄内閣時、緻密な取材の元公開されたのが立花隆・著の『田中角栄研究』だ。

これで資金の不明瞭やまた出口の不明瞭な点も公の目に晒された事になっている。

そうして、国民総出で「田中バッシング」が起こるわけであるが、

問題の核は「ロッキード社」からの不正献金である。

これは大きな時代の流れで言うと、

時折顔を見せる時のホワイトハウスの意向から脱線した政権に掛けられた『トラップ(罠)』

であろうと推測される。

中国やソ連と急接近した田中内閣。

それに危機を感じないホワイトハウスではなかろう。

日本の政権はご存じのように大統領の様な強い力を持っていない。

その上、自由民主党は「右から左まで取り揃えている主義・主張のデパート」の様なものだ。

田中角栄政権は、政権を取るまでの「手法の強引さ」で、自党に敵も多い。

ひとつ疑惑が起これば、自分の足下からも足を引っ張られる。

『今太閤』ともてはやされていたのもつかの間、首相を辞め自らは「闇将軍」となり、

豊富な資金で自民党内に強烈な影響力をもたらせた。

前からこのブログで言うことだが、角栄氏が記した「日本列島改造論」から、

今の日本は1㎜たりとも出ていない。

つまりは、未だに日本は「角栄路線」のままと言うわけだ。

今やっと、九州・北海道に新幹線が通って、高速道路は遅々として進んでいない。

政策としては、角栄氏がなぞったとおりである。

過去に「一億総・角栄バッシング」であったのにずいぶん矛盾する話しである。

国民に言いたい、「てぇめぇら、今更なに言ってんだぁ!!」と。

『世論とは、常に風見鶏』である。

自分としては、『ぶれない定点観測』をしたいものである。







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