一日一トライ~”その記憶の記録”

陶芸を主に、自分の趣味や興味関心事、日々のNewsや出来事などを記憶のあるうちに記録しています。

Ⓤ‐12.ロシアが核を使う可能性は⁉

2023-09-22 07:00:00 | Ⓤウクライナを考える
 ロシヤ軍のウクライナ侵攻が始まってから、間もなく1年7か月になります。ウクライナの領土奪還の願いは未だ実現していません。今回は大変重い話題になりますが、ロシアが核を使う可能性があるのか否かを考えてみます。
 プーチン氏は昨年9月、「領土が脅かされればあらゆる手段をとる」などとして、核兵器使用の可能性について言及していました。その後も、ロシア側は核使用の基準について「我が国が存亡に関する脅威があればあり得る」と。

 プーチン氏はどのような核攻撃を仕掛けてくる可能性があるのか?
 米紙ロサンゼルス・タイムズはいくつかの可能性をあげています。
❶米国やNATOの注目を集めるために黒海か遠隔地でデモ爆撃する可能性、
❷ウクライナ兵が集中している地域を攻撃する可能性、
❸ウクライナ政府を打倒しようと首都キーウを攻撃する可能性ーと。


 元CIA長官のデヴィッド・べトレアス氏(現;カルフォルニア大教授)は、

 どんなに予備役を動員しても、どんなに併合しても、
どんなに核で脅しても、プーチンは負けの戦況から
抜け出すことはできない。
プーチンは現時点ではどうすることもできない。
プーチンは敗北し続けるだろう。
戦況は、プーチンにとってもっと悪化し得る。
戦術核を使ったとしても、状況は変わらないだろう。

戦術核~威力は、10〜100ktのダイナマイトの威力に相当し、
原爆並みの破壊を引き起こすといわれている。そのため、放
    出された放射能が近隣のNATO諸国にも到達する可能性あり。


 ありえないと思っていた軍事侵攻したプーチン氏のこと。ウクライナ軍の大攻勢が始まり、ロシア軍がどんどん追い詰められたとき、核を使うことも想定しなくてはなりません。もし、ロシアがなんらかの形で核を使ったとしたらアメリカはどう対応するか?ロスアンゼルス・timesで指摘されていることは、

 核対核でなく精密誘導弾頭搭載の長距離ミサイルで反撃するという。それにより、放射能が引き起こすような影響を出さずに、核同等のインパクトをロシア軍に与えることができると。ロシアの核兵器打ち上げ基地を破壊したり、黒海のロシア艦隊を撃沈したりするのに使うことができると警告しています。

 


 プーチン氏にとっても、核のボタンを押すことは、ウクライナに軍事侵攻を決断した時点より更にハードルの高いことだと推測します。やれば、NATOから必ず報復攻撃があります。また、今後のロシア経済の立て直し、ロシア連邦崩壊の問題、ウクライナに対する補償、戦後処理、国際情勢などから考え、正常な精神状況では踏み切れないのではないかと考えています。さてー。

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Ⓤ‐11.今年のウクライナ応援ヒマワリはー

2023-08-27 07:00:00 | Ⓤウクライナを考える

 昨年縁があって手に入れた”ウクライナ応援ヒマワリ”が、今年も元気に力強く咲きはじめました。この場所にはラズベリーを植えてありましたが、枝が真っすぐ成長しなかったり、実も小振りなこともありラズベリーには不向きのようでした。それにジャムにするには灯油窯を置いてある物置前のラズベリーで十分ということで、ここでの栽培は終わりにすることにしました。 
 
 そこで、登場!したのが、畑のトマトの少し日陰に植えてあったウクライナ応援ヒマワリ5本です。この場所は日当たりは十分ですが、土地改良として腐葉土や堆肥、化学肥料などを入れてから移植しました。少し細目でしたが、背の高いヒマワリに成長しました。8/18、1本目のヒマワリが開花しました🌻。戦争反対!、世界平和!をアピールするシンボルとしてー。


ヒマワリの生命力を強く感じる瞬間です

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 遂に全開しました




雨上がりの8/20
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8/26  3番目に咲いたヒマワリ


 ウクライナでは未だ残忍・残酷で、悲惨な戦争が続いています。特に最前線では、双方とも毎日若い尊い命が失われ、負傷者もたくさんでています。しかし、終戦に向けた糸口も見い出せず、戦いはどんどんエスカレートしています。互いに大儀や正義のために引くに引けない戦争になっています。一日も早く終結することを祈りつつー。

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Ⓤ‐10.軍事会社「ワグネル」・プリゴジン氏の武装反乱から

2023-07-23 07:00:00 | Ⓤウクライナを考える

 ロシア軍がウクライナに侵攻し、1年5か月にわたって戦争が続いています。これまでに約1万人の一般市民が亡くなり、多数の兵士が戦死し、今まで築き上げられてきたインフラや建造物が破壊され続けられています。戦況も膠着状態が続く中、2023.6.24、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」が武装反乱を起こし、首都モスクワへの進軍を開始しました。しかし、その日のうちに中止して部隊を撤収させたということがロシア国内で起きました。

 2014年に創設された民間軍事会社;影の軍隊「ワグネル」は、ウクライナ侵攻で投入している兵士5万人のうち、4万人が受刑者とのこと。 代表;プリゴジン氏は、10代の頃強盗などの罪で10年間刑を受け服役をしていたという。 出所後にレストランを経営で成功し、その際プーチン大統領が来店をして親密な仲になり、これがプーチン大統領の料理人と呼ばれる由縁とのことです。

 「ワグネル」の戦闘員はプーチン氏の「私兵」とも呼ばれ、兵力不足に悩むプーチン政権にとっては、国民に不人気な動員(徴兵)をせずに兵力を確保できるので政治的リスクが低い方法になります。ロシアでは傭兵は違法な存在ですが、プーチン政権は黙認し、シリアやスーダン、中央アフリカなどでも活動してきたとされています。この傭兵とは、義勇兵とは違い、「金銭を主な目的として、自発的に戦闘に参加する人たち」ということになります。

 傭兵が投入される理由は、これらは正規の軍隊ではないため、死者数には数えられません。正規軍の死者数が増加すれば世論の反発を浴びるため、為政者にとってはその意味でも都合のいい側面があります。なお、 ロシアには37の民間軍事会社があり、このうち25社がウクライナで活動していると言われています。映画やドラマの世界では知っていた世界が、この戦争によって政府公認!のこのような裏の部分もあることもあからさまになりました。

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Ⓤ‐9.カホフカダムが破壊➡大洪水  2023.6.6発生

2023-06-18 07:00:00 | Ⓤウクライナを考える

 恐れていたことですが、ウクライナ情勢で大きな出来事が起きました。
 ロシアが支配するカホフカダムが破壊され、大規模な洪水が発生しました。ウクライナ最大の川にまたがるカホフカ水力発電所の巨大ダムが決壊され、1800万tの水が流れ出ました。その水は、住宅地に押し寄せ、たくさんの家や施設が流されました。

 一方、このダムの決壊により、約120㎞上流のロシア軍支配下にあるヨーロッパ最大のザポリージャ原発の冷却水が確保できなくなる恐れも生じています。冷却水がなければ、ベルトダウン(=炉心溶融)が起き原子炉が制御できなくなります。

 ウクライナ軍は、「ダムを破壊したのはロシア軍である」と。これに対しロシア側は、「ウクライナ側による攻撃だ」と、互いに相手を非難している状況です。

専門家によると、
 
ロシア軍は、まず防衛線が失われること。また、カホフカダムの水は、クリミア半島の水源であるなど、ダムの破壊で、ロシアが得られるメリットはないとのこと。ウクライナ側にとっても、ダム下流住民が大きな被害を受けること。戦後の復興のことを考えると、ウクライナがダム破壊をするメリット全く考えられないことーと。

どちらが仕掛けたのでしょうか。事故説も考えられるともー。


北海道・金山ダム


 いずれにしても、ウクライナの人たちは更なる苦難に遭遇しています。原子力発電所に被害が及んだとしたらどんなことが起きるのでしょうか。ときは、ウクライナ側が仕掛ける領土奪還の”春の大攻勢!”が始まった折のことです。このダム破壊が戦術の一つに利用されたと仮定すると、日本にもたくさんのダムがあり、有事があってそこにミサイルなどで攻撃されたらと、考えさせられます。

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Ⓤ‐8.トルストイの「戦争と平和」からロシア侵攻を考える

2023-05-28 07:00:00 | Ⓤウクライナを考える

 5月下旬ともなると、新緑が深緑に移行し、次々と花が咲き、本格的な春がやってきました。北国に住む私たちにとっては、本当に待ちに待った春真っ只中です。心楽しく、安らぎを感じる春、今年も元気に迎えられたこの自然の巡りに「日々是好日」、「平穏無事」を強く感じます。

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 北海道と同じような気候のウクライナは、ロシアの軍事侵攻が始まって2年目の春。寒い冬を耐えしのぎ春を待ちこがれていたウクライナの人たちには、非日常の不幸な時間が経過しています。現在も激しい戦闘が続いていますが、今のところ戦況は大きく変わっていないようです。


  


トルストイの「戦争と平和」の一節に、

 誰もが世界を変えたいと思うが、
誰も自分自身を
変えようとは思わない。
  

 自分にとってあることが不合理であり、不自由で不幸を感じることがあります。そんなとき、自分の周りの人たちや世界を変えたいと望むものです。しかしそう簡単に自分の周りの世界が変わることがない。それは、他の人・国もそのように考えているから。大切なことは、「自分自身」を変えることと。

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 このことは置かれている立場によって意味深い言葉であり、示唆に富んだ言葉です。このことを、ロシアのウクライナ侵攻に重ねたり、自分自身のことを省みたりしていますが、どう捉え、考え、行動したらいいものか困惑する命題です。しかし、心に響き、考えさせられるイイ言葉です。


旭川氷彫刻世界大会作品;「深海魚」(Deep sea fish」
※私には、 ウクライナへのロシア軍の侵攻と重なりました。
その後、小魚は難を逃れて徐々に大きな魚に変身し、深海
に反撃するとか、見方によっていろいろ連想できます。


ウクライナとロシアの関係に置き換えると、ウクライナは西側からの支援を得ながらクレミア半島を含め失われた領土奪還のために戦っています。ロシア側は、ウクライナにかいらい政府を作ろうと失敗しましたが、現在は占領した4州から撤退する意思はありません。当然、いかなる理由があろうとウクライナに軍事侵攻してきたロシアを許すことはできませんが、これでは互いに相手を変えようと期待しても平行線で、打開策は見い出せないでいます。悲しいかな、この非情な戦いは暫く続くことになりましょう。 

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Ⓤ-7.フィンランド、31番目のNATO加盟 

2023-04-23 07:00:00 | Ⓤウクライナを考える

 2023.3.31、”森と湖”のイメージのフィンランドが、北大西洋条約機構(NATO)への加盟が決定しました。ロシアがウクライナへの軍事侵攻の理由の一つは、NATOからの恐怖を断ち切ることでした。しかし、結果的にロシアから見てNATOという敵を増幅させたことになりました。

 フィンランドがNATOに加盟したことにより、プーチン氏にとっては、目前に質の高い軍事力を持つNATO加盟国が誕生したことになりました。ロシアがNATOと接する国境は、約1,300Km(≒旭川~新宿間;1,292Km)となり今までの倍以上となります。フィンランドは、これまではロシアとの対立を避けるため、NATO非加盟の方針を貫いてきました。

 ところが、ロシア軍がウクライナに侵攻したことにより、NATOへの加盟は、「自国の安全保障に最善」であると決断したのです。これまで中立の立場をとってきたフィンランドにとっては、歴史的な大きな方針転換となりました。なお、フィンランドは
国内に核兵器を配備することやNATOの軍事基地を設置することには反対しています。


 私たち誰もが、ロシア対NATO、米国対中国といった対立軸でない世界=平和を切に望んでいます。しかし、このような対立は、過去から現代まで繰り返され、益々拡大していくばかりでどうにも止まらないジレンマを感じます。これが人類が構成する世界の現実!であり、争いは永遠になくならない!もの、と悲観的になります。さて、如何に考えるべきでしょうか?
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Ⓤ‐6.ウクライナの春を想う

2023-03-26 07:00:00 | Ⓤウクライナを考える

 3月も下旬になり、日に日に最高気温が上昇し、可照時間も長くなってきました。3/23、旭川も遂に”積雪ゼロ”となりました。


 

 今年のヨーロッパは暖冬といえ、ウクライナの人たちも厳しい寒さを乗り切り、間もなく本格的な春を迎えようとしています。凍てつく日々、電気や暖房も十分でない環境で冬を越したウクライナの人たちのことを想像します。家族親族、友人、恋人を失い、傷を負い、家やインフラが破壊されたその悲しみ、苦しみ、憤り、憎悪は如何ばかりか!。こんな惨たらしい戦争を早く終わってほしい!との気持ちは私たちの願いですが、神も仏も、どんな偉い人も、誰も終わらすことができなく時間が刻々と過ぎていきます。



~ジェネスキー大統領~

2/24  ロシア侵攻1年の記者会見でー


岸田首相、キーウ訪問
3/21、首相が電撃訪問しゼネンスキー大統領と会談しました。
目的は、「連帯と揺るぎない支援を直接伝える」こと。また、首
相が議長を務める「G7広島サミット(5月開催)を前に対応を協
議する」とのこと。一方、広島サミットへ招待に対しては、 ゼ
ネンスキー大統領はオンラインで出席すると表明しました。

※日本には法的な枠組みがあり、NATO(北大西洋条約機構)のような軍事支援はできなく、今できることは非軍事品や経済的支援とのこと。ウクライナの人たちのニーズをくみ取り、緊急度を優先し、より有効な支援をしてほしいと期待し、願っています。     


 前線では、今日も兵士たちは生死をかけた激しい戦いをしています。
 ギリシャ神話で、ゼウスがパンドラに渡したあらゆる悪・不幸・わざわいを封じ込めた箱=「パンドラの箱」の開けられた今、行き着くところまで行かなかったら結論が出ないのは今までの歴史が物語っています。「国益を守る!」はひびきのいい言葉ですが、意見や考えの相違を武力で解決することは絶対避けたいものです。

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Ⓤ-5.ゼレンスキー大統領のリーダーシップ 

2023-02-25 07:00:00 | Ⓤウクライナを考える

 ロシア軍による侵攻が始まってすぐ、ウクライナはその膨大な軍事力で短期間のうちに占領されるだろうと思われていました。しかし、兵隊の数でも、戦車をはじめ重火器や砲弾の数でも劣勢なウクライナはひるみませんでした。「ロシアに屈しない」、「民主主義を守る」と国民が団結し、世界から支援を得ながら領土奪還の戦いの中核がゼネンスキー大統領でした。冬季間のこの数か月、一進一退の膠着状態が続いていますが、この戦いによりウクライナは、国家として、民族として、人間として存続できたことになります。


                       

 ゼレンスキー大統領は、例え困難な状況にあっても、国の主権を守る!、民主主義を貫く!という大義と理念をもち、的確な情報収集能力、判断力、決断力、表現力を持ち合わせた大統領だと敬服しています。なかでも、キーウへの侵攻が始まりアメリカから国外退避を勧められましたが、

私が今必要としているのは弾薬であり、
退避のための乗り物ではない
と。

 

 そして、ウクライナの人々の想い、考え、願い、信念を説得力のある形で表現して国民をタイムリーに鼓舞しています。一方、先見性のある判断力・行動力で軍事支援を得るために世界に飛び、国内では我が身を顧みず前線に出向くなど国民の先頭に立って行動しています。家族が殺され、家が焼かれ、いつミサイルが飛んでくるかわからない困難な中でも、国民に希望をもたせるように導く手法は素晴らしく、リーダーとして必要な資質を兼ね備えた歴史に残るトキの人となっています。

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Ⓤ-4.ロシアがウクライナに侵攻した理由はー 

2023-02-24 07:00:00 | Ⓤウクライナを考える

 ロシア軍がウクライナに軍事侵攻し、今日2/24で2年目に入りました。
 昨年2月、「ロシア軍がウクライナに軍事侵攻するのではないか?」というニュースを聞くたび、「まさか、そんなことはあり得ない!」、「そうあってほしくない!」と強く願っていました。そして、このことが現実になるとは思わなかった一人です。この深刻なコロナ禍の時期に、また世界が経済的に打撃を受け物価上昇の折に。大方の願いや常識は見事にくつがえされました。直近のベトナム戦争にしても、アフガニスタン戦争にしても、他国が武力で介入しても、物事が解決しないことがトキのリーダーたちが学んだはずなのにー。


     

 「ロシアがウクライナに軍事侵攻したのはなぜか?」。この理由は、軍事評論家や学者、ユーチューバーなどによって考察、解説されています。私も、小中学生の子供たちに問われたらなんと平易な言葉で説明したらいいのだろうか、と時折考えます。これまで、両国に関わる歴史をはじめ、民族、宗教、言語などの資料を読む機会がありました。日本では、いわゆる西側の情報(=これもプロパガンダ)がほとんどなので留意しなければなりません。それにしても、どちらの立場で答えるかによっても相違がありますが、できるだけ客観的に情報を収集し、自分なりに判断するように心掛けてきました。

 直近で下記の新保教授の原稿に出合い、共感しましたのでシェアします。このロシア軍の侵攻(=ウクライナ側からは”侵略”であり、”戦争”となりましょう)は、「プーチン大統領の個人的な判断によってその侵略が進められた」として、分析・考察しています。


新保 謙;慶応義塾大学総合政策部教授
「ウクライナ侵略」が起きた理由

~プーチン氏の個人的な判断が決定的だったのか~

        ❶ 強いロシアを回復させたいという執念
        ❷ アメリカとNATO諸国がロシアの安全を脅かしている理由
        ❸ ロシア住民がウクライナに抑圧されているという誇張
        ❹ 短期間で目標達成ができるという自信

  新保教授は、❶~❹について解説を加え、まとめの段階でー


 ~プーチン氏の判断は、誇大妄想のようにも聞こえるし、実態と大きく異なることも指摘できる。アメリカやNATO諸国はプーチンが考えるほど、ロシアに敵対的であったとはいえない。ましてやアメリカの目的がロシアの解体にある、という考え方をアメリカ国内から見い出すことは困難である。またドンバス地方において内戦が展開されたことは事実だが、ロシア系住民がウクライナからロシア人に対して迫害や弾圧されているというのは誇大評価であろう。さらに、アメリカに扇動されたにすぎないウクライナ国民がロシアからの解放を待ち望んでいるかのような考え方は、大きく実態と異なっている。ーと。


   

 プーチン大統領は初期目標(不鮮明になっているがー)を達成しなければ引くに引けないし、ゼネンスキー大統領も全領土が奪還できるまで反攻作戦は継続すると。1月、ウクライナに西側から戦車や重火器が多量に支援されることが決まりました。しかし、その戦車の操縦訓練には2~3か月が必要とのこと。ロシアは、ウクライナに戦車などが届く前に大規模攻勢をかけようとしています。残念ながら、戦争を終わらせる決定的な条件は見当たらず、ウクライナ情勢は益々泥沼化し、混迷を深め、制御不能になることも心配されます。
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Ⓤ-3.ウクライナの真冬の寒さは⁉~北海道と比較

2022-12-30 07:00:00 | Ⓤウクライナを考える

 旭川は、12月に入ると日に日に寒くなり最高温度も氷点下の続く日になりました。そして、この1~2月初旬は、あの最もシバレる極寒の冬を迎えます。

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 ウクライナの人たちは、不安と焦燥、恐怖と緊張感、そして今は暗闇と極寒の中で過ごしています。国内では、ロシア軍により発電所や変電所、ガス貯蔵施設等冬季間の暖房やエネルギーインフラへのミサイルやドローンによって破壊されています。ウクライナでは、この冬をどう乗り切るかが直近の課題です。戦時下のウクライナの真冬は北海道並みとのことのですが、その寒さは如何に⁉。気象データをともに共有したいと思います。現在、クリスマスや新年もなく、寒さと飢え住む家もない過酷な状況でこの冬を過ごしているウクライナの人たちのことを考えると心が痛みます。特に、ロシア軍に占領されている地域の人たちも大変な生活をしているのでないかと推測します。

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ウクライナの冬の寒さはー

 北緯50度のキーウ1月の最高平均気温が-1℃、最低平均
気温が-5~6℃
に。やはり1月から2月上旬が一番寒いよ
 うです。一番寒い日で-17℃と読み取ることができます。

 この寒さを比較するために、ちなみに、北緯43度の旭川(標
高;112m↑/地形;盆地)では、最高平均気温-3℃、最低平均
気温-12℃
となり、旭川の方が寒さは厳しいようです。1/21
の平均最低気温が-20℃ほどですが、現実には-30℃になる
日もあります 。これはキーウでも同様なことが言えます。
ま、この時季は外に出れば家庭用の冷凍室の中の気温です。

 さらに、少し南の北緯43度の札幌は、旭川よりは少し寒さは和らぎますが、キーウよりは平均最低気温が厳しく寒いようです。 さらに、どこのマチと同じぐらいかと調べてみることにしました。


 北緯43度11分の小樽市は、最高平均気温;-1℃、最低平均気温;-7℃で、キーウと似ています。小樽は海に面しているので最低気温が内陸に位置するマチと比べるとゆるやかになっています。現在も戦闘中の南部はもう少し気温が高くなりますが、雪と氷の世界になります。

 

このようにキーウの寒さは、旭川より厳しくないにしても、冬の寒さの度合いは変わりありません。しっかり暖房器具で部屋を暖めなければ生活できない状況です。最前線で戦っている人たちのことも頭をめぐります。また、命令で戦わされているロシア兵の人たちのことも考えさせられています。若い命がどんどん消えていくことへ憤りを感じます。
 今ウクライナの人たちはどのような気持ちでいるのでしょうか。平和な生活を壊され、同胞が死傷している現実に対してロシヤに対する恨みつらみは決して拭い去ることができないと思います。

 今国内においては、とりわけ生活に直結した解決すべき諸問題を多々かかえていますが、ウクライナの人たちは寒さの中でより深刻です。しかし、失地回復=領土奪還!のアツイ夢があります。一日も早く平和が訪れ、平常な日々が戻ることを心から願っています。

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