一日一トライ~”その記憶の記録”

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🅼‐2.病気にならない生き方(2)~プロローグ;”病気にならないで生きる方法がある”から

2022-04-09 07:00:00 | 🅼医療・健康本~本要約

 本書についてより理解を深めるために、まず、著者について紹介したい
  と思います。~プロローグ;病気にならないで生きる方法がある”から

 1935年生まれで、今年87歳に。順天堂大学医学部卒業後、渡米し、胃腸内視鏡学のパイオニアとして活躍。世界で初めて大腸内視鏡の挿入法を考案し、開腹手術せずに大腸内視鏡によるポリープ切除に成功した人です。当時は、この技術をもつ世界でただ一人の医師として活躍し、医学界に大きく貢献。日米で約35万例以上の胃腸内視鏡検査と10万例以上のポリープ切除術を行っている。現在、アルバート・アインシュタイン医科大学外科教授及び北里大学客員教授(研究員)。著書;多数。

(^^♪

 教授は、多くの胃腸を検査してきた膨大の臨床結果から、「健康な人の胃腸は美しく、不健康な人の胃腸は美しくない」ということがわかったとのことです。こうした胃腸内の状態を「胃相」「腸相」と呼び、これらに最も大きな影響を与えるのが、「食歴と生活習慣」であると。そこで、健康で長生きする方法を一言でいうと「ミラクル・エンザイムを消費しない生活を送ること」であると。

ミラクル・エンザイムとは造語ですが、これを簡単に言うと、
人間の生命活動を担っている5,000種以上のボディ・エンザイム
(体内酵素)
原型となるエンザイム(酵素)のこと。   

~~ミラクル・エンザイムとボディ・エンザイム~~

🔼生命のあるところには必ずエンザイムが存在し、物質の合成や分解、輸送、排出、解毒、エネルギーの供給などあらゆる生命活動に関わる重要な働きをしていること。
🔼エンザイムの数が多いのは、一つのエンザイムが一つの働きしかしないこと。例えば、唾液の中のアミラーゼは、炭水化物のみ。膵臓からでる膵リパーゼは、脂肪の分解のみーとか。
🔼
このボディ・エンザイム(体内酵素)は、最近の研究結果により、ミラクル・エンザイムから作られることが分かってきたこと。


🔼20Cの後半、アメリカの酵素学者;エドワード・パウエル医学博士によって「体内で一生につくられる酵素の量は限られている」という説が提唱。パウエル医学博士がいう一生の間につくることができる酵素のことを「潜在酵素」といい、私たちの身体のあらゆる酵素は、この潜在酵素をもとに作られていると考えられていること。潜在酵素についてはいまだ研究段階での仮説であり、その存在が確実に証明されたものではないこと。


🔼私たちの生命活動は酵素によって支えられているが、一生のうち作られる量も限られていることがわかってきた。
🔼何千種類のエンザイムが、それぞれ決まった数だけ作られるのでなく、原型となるエンザイムが先に作られ、それが必要に応じて作り替えられ、必要な場所で作られているのではないかーと。 

 健康的に生きていくためにも、体内の酵素の消耗を防ぐことに加え、食事から補うことで体内酵素を節約する習慣が必要になると考えられます。ところが、今日の社会は、その大切なミラクル・エンザイムを消費する要因(たばこなどの嗜好品、食品添加物、農薬、さらには薬やストレス、環境汚染、電磁波など)がいっぱいある。そのためには、自分の体の仕組みを知り、自分の健康は自分で守って生活するという強い意志と実行力をもって生活すべきと説いています。  

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