カテゴリー;「🅿-陶芸作品と作り方」のはじめに~陶芸をはじめたきっかけは、学生時代に出合った茶道・華道です。自分で作った茶道具で客をもてなし、好みの花器で花を生けるのもいいナといった単純な動機でした。
若い時から、陶芸の手ほどきは地元の師匠にしてもらったものの、ほとんど独学で自宅にロクロや窯をそろえ時折作陶してきました。リタイア後、自分なりの”リカレント教育”として、瀬戸市にある「愛知県立窯業高等技術専門校」で1年間、笠間市で窯元で1年間学びました。この2年間の経験は、「初心に戻って学ぶことの大切さ」を再認識しました。いつまでたっても、発展途上中!ですが、私の作った作品及び制作過程を紹介し、自分自身の記録としていきたいと思います。
電動タタラ機で5mm厚の粘土板を作成し、型起こしして作成しました。上部の緑色は織部釉、下部は黒化粧土でいずれも柄杓で流し掛けしたものです。中央部の間道文は鉄絵で描いたもので、間道文と黒化粧土には長石釉を掛けました。使用粘土は、白地の場合は白信楽粘土、赤っぽい作品は白信楽粘土+赤楽粘土。なお焼成は、15KWの電気窯による酸化焼成(1250℃/19.5h)です。
①間道文あゆ皿 高1.1、25×10.5
②間道文長角皿 高1.5、15×13
③間道文亀甲中皿 高2.5、23.5×16
④間道文変形角皿 高2.5、15×12.5
⑤間道文四方角皿 高2.8、18×18
⑥間道文だ円大皿 高4、19×17
⑦間道文サンマ皿 高2、28.5×11.7
間道文とは、室町~江戸時代ころから見られる文様で、線描きしたシンプルな文様です。いろいろアレンジされたものがあります。