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🅼‐26.“病気にならない生き方”(26)~「習慣は遺伝子を書き換える」から

2022-07-02 07:00:00 | 🅼医療・健康本~本要約

 第3章 『この習慣が健康な体をつくる』の「習慣は遺伝子を書き換える」を要約します。これは、インパクトのある言葉です。さて、どのようなことがー。



 歳をとるほど、身に付いた習慣を改めるのは難しくなるもの。逆に、幼いうちに刷り込まれたものは、その人の一生を左右するほど深く根付くものである。
 日本では、幼児の右脳開発や集中力・発想力の高揚、知能開発の刷り込みなどが盛んに行われているが、健康に関する問題意識はというと心もとない。知能開発は、将来の進学や就職をよりよいものにするための努力だが、健康系の刷り込みは、その人の人生そのものを左右するより根本的な問題である。よい学校に進むことができても健康でなければ豊かな人生を送ることができない。

 日本は、アメリカと違い、健康意識の強さと社会的地位が比例しない。医学に関する知識レベル、健康に関する勉強の程度は、社会的地位に比べて低いのではないか。

 人間の体質は、親からの「遺伝」として持って生まれたものと、幼いときからの「生活習慣」によって決まると考えている。例えば、がんになりやすい遺伝子をもって生まれても、親が気を配り、よい生活習慣を身に付けてがんを発病せずに天寿をまっとうできれば、子供は「がんになりやすい遺伝子をもっていても、自己努力で防ぐことができる」という意識をもつことができる。そうして、親から「よい食べ物」「よい食べ方」「よい生活習慣」を受け継ぐと、その次の世代ではがんの遺伝的要素はどんどん弱まっていくと考える。つまり、よい習慣を継承していくことで、遺伝子をも書き換えていくことができる。


 遺伝的要素はもって生まれても、習慣は「努力と意志の力」で変えることができる。習慣の積み重ねによって遺伝的要素はプラスにもマイナスにも変わっていく。自分を救う「よい習慣」は、次世代をも救うことである。

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