一日一トライ~”その記憶の記録”

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Ⓚ-7.私が持っている遺物(3/3)~石斧の部

2022-07-06 07:00:00 | Ⓚ考古学から学ぶこと

「私が持っている遺物」の今回は、石斧(せきふ)の話題です。
以下の14点は、同じ場所から出土したものとは限りません。そのため、
地表で採集した遺物は学術的に信憑性がなくなってしまいます。しかし、
個々の石斧は、機能的で芸術品そのもの!と、いつも感心していました。


これらは、石を打ち欠いただけの石器=「打製石器」でなく、更に磨き上げた
石器=磨製石器です。非常に見事に磨き上げられ、刃先も鋭く、文化度の高
さが推察できます。これらは、柄を付けて石斧として使ったり、手で握っ
て使う=
握斧(あくふ)=ハンドアックスとして使われていたことでしょう。 

(4) 石斧




 ➊石斧    厚2.0、6.7×19.3/494.0g




 ➊石斧    厚1.7、6.1×16.5/310g

 


 ❸石斧    厚2.3、4.1×15.3/267.5g




 ➊石斧    厚1.5、4.8×114.2/201.5g




 ❺石斧    厚1.3、3.5×13.7/120.0g




 ❻石斧    厚2.4、4.7×16.5/319.0g




 ❼石斧    厚1.0、3.7×10.5/67.5g

 


 ❽石斧    厚1.4、4.3×9.6/104.0g




 ❾石斧    厚1.1、4.5×10.0/80.5g

 


 ❿石斧    厚1.1、4.1×10.6/75.5g




 ⓫石斧    厚1.3、3.2×6.8/52.5g




 ⑫石斧    厚0.5、2.8×6.7/18.0g

 


 ⓭石斧    厚2.7、3.4×11.3/187.0g 

 


 ⓮石斧    厚1.6、5.4×14.1/202.0g

 人類が初めて道具として使ったのは、手で持てる適当な大きさ
の石だったことでしょう。それも手で握って使えるように加工する
ことに気づき、だんだん鋭い殺傷力の高い、しかもバランスのとれ
た洗練された形に変化したことが考えられます。材質は、硬質な硯
の原料になるような粘板岩?と思われるものが多いようです。しか
も、多くはよく研磨されていて、刃の部分が鋭く削られています。

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