本とパンのあるくらし

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昭和の香りがする推理小説

2016年03月10日 | 小説
昭和の香りがプンプンするミステリを読みました。
昭和31年に書かれた小説が、新装文庫バージョンで登場。
ポップで可愛い表紙絵に惹かれ、手に取った1冊です。

「猫は知っていた 仁木兄妹の事件簿」 仁木悦子

   

大学生の兄妹が素人探偵となって、活躍するミステリ。
兄妹が下宿する医院で、連続殺人事件が起こるんです。

防空壕跡やテープレコーダー、炭切りのおじさん…、レトロな物や人物が出てきて時代を感じさせます。
でも古臭い感じはしません。
明快な文章表現は今の外国のコージーミステリにも似通っている。
昭和のど真ん中の時代に、こういう作風の推理物があったとは知らなかった。

面白かったです。江戸川乱歩賞受賞作品だそうです。
シリーズ化されているようなので、読んでみようと思ってます。


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コメント
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