本とパンのあるくらし

おいしいパンと大好きな本があれば幸せ。
そんな私が綴る日々の暮らし。
おすすめ情報発信します。

食堂のおばちゃん

2016年07月07日 | 小説
「食堂のおばちゃん」という小説を読みました。

「はじめ食堂」
昼は定食、夜は居酒屋となる気軽でこじんまりしたお店。
働いているのは82歳になる一子(いちこ)と56歳の二三子(ふみこ)。

     

二人とも夫を早くに亡くしている、姑と嫁という関係なのです。
そして、とっても仲が良い。
面白そうな設定でしょう?! 面白かったです!

食堂にやってくる色々なお客さんとのやりとりが楽しい。
常連さんや初めてのお客さん、皆それぞれに色んな思いを抱えている。
それを、やんわりと受け止める二三子と一子がイイ。

     

お店は元は洋食屋さんだったので、赤と白のテーブルクロスなんかがかけてある。
そのへんのこだわりのなさが、ゆるくていいなあ~。

そして、こりすぎず手早く作るお料理の数々が、どれもおいしそう~。
昼の定食700円で、ごはんとみそ汁おかわり自由だなんて、なんて良心的。

作者の山口恵以子さんは、社員食堂で働いていた「食堂のおばちゃん」でした。

心がほんわかし、ちょっと幸せな気分になれる小説です。

「丁寧な暮らし」ランキングに参加しています。ポチッと応援クリックしていただけると励みになります。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 丁寧な暮らしへ
人気ブログランキングへ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする