本とパンのあるくらし

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やかまし村の春夏秋冬

2020年03月10日 | 児童書
北欧の村で元気に暮らす子ども達を描いた楽しい物語、紹介します。

「やかまし村の春夏秋冬 」 
アストリッド・リンドグレーン :作  イングリッド・ヴァン・ニイマン :絵

    

あの「長くつしたのピッピ」でおなじみのリンドグレーンの作品です。

やかまし村のわんぱく六人組が、元気いっぱいに駆け回る日々は愉快!愉快!

    

リーサを主人公に、お兄ちゃんのラッセとボッセ、近くに住むウッレ、ブリッタ、アンナがめまぐるしく登場します。

お父さんやお兄ちゃんのことを「こどもっぽい」と評する主人公のリーサ。
ピッピほど強烈な個性はありませんが、おしゃまで小生意気で可愛らしいです。

リーサとアンナが二人でお買いものに行く話は、特に愉快です。
ある程度予想できてしまう展開なんだけど、はるかに予想を超える展開で…(笑)

    

お話しもさることながら、イングリッド・ヴァン・ニイマンの挿絵も素晴らしい。

そり遊び、クリスマスパーティー、スウェーデンのファールソーセージ等、北欧の日々の暮らしが描かれていて楽しい。

家族と友達にかこまれて暮らすリーサの物語、痛快でちょっと幸せな気分になれる一冊です。

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