去る4月30日。
2年ぶりに同志社大学軽音のOB会があった。
そのメンバーは、最初はちょっと年代が限られていて、
僕より、5歳から10歳ぐらい若いメンバーを中心に成り立っている。
その世代のOBには大変感謝していまして、ちょうど脱サラして、
京都に帰ってきた頃。
現在の綺麗になる前の銀閣寺のワールドコーヒーの2階に寝泊まりし、
コーヒーの在庫の間で寝泊まりして、修学院のパン屋に職人見習いで
勤めていた頃です。
メンタルでは、ボロボロだった頃、ある日、フラッと同志社新町別館の
部室(地下2と呼ばれていた)を訪れたとき、
「先輩、先輩」と快く迎えてくださった後輩たちです。
よく飲む世代で、一緒に遊んでくださった。
本当にそれに救われた。彼らには一生忘れられない恩があります。
さて、いつの頃からか、その世代が集まって、OB会と称して、
セッション大会をするようになり、年々参加者が増え、
上の世代も下の世代も巻き込んで、
会場も大きくなり、盛大な会になってきたのだけど、
今年は、個人的にとても2つ感動したことがありました。
1つは、僕の長年のレパートリー「京都の夏」を
サポートバンド仕込んでくれ、サプライズで弾かせてもらったこと。
全員がOkamoto Islandのコピーをしてくれて、大変な労力だったと思います。
その気持ちがありがたかった。
もう一つは、OB会毎年参加の女性の一人がサックスを始めたこと。
このOB会は楽器を弾くでもなく、当時の女性部員が何人か毎年お越しになっていて、
僕は、密かに「女神たち」と呼んでいるのだけど、
彼女たちが、ニコニコして終日、むさ苦しい男どもの演奏を喜んでくださる。
お陰で、集まるOBたちは、密かに、しかし、とってもやりがいを感じていると思います。
その女神の一人が、今回はサックスを持ってきた。
毎年恒例のビッグバンドの再結成に参加したくて、サックスを始めたんだそうです。
しっかりセクションを吹いていた。
僕は、理想的な音楽の関わり方を見せていただいた気持ちでいます。
音楽を愛する仲間がいて、その仲間を愛して、一緒に音を出してこそ、
もっと楽しいだろう、と。そして実行。
年々、集まる人たちの腕前は、プロ並みに。
実際に何人か毎年参加するプロとして活動するOBと遜色ない。
同級生としてのプライドもあるんでしょうね。
彼らは、成功した人生を片手に音楽を生き生きとして楽しんでいる。
本当に、音楽を職業として生きて行く、ってなんだろう。と思います。
「音楽家です」というのならば、ワンランク上のそれなりの覚悟と
職業としての社会貢献が必要だなあ、と感じます。
それにしても、みんな素晴らしい。
この会だけは、来年も欠席したくない、と思っています。
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