☆ 知新 温 (Arata On) ☆ のお菓子だぁ~い好き!

食空間カメラマン 知新 温 (あらた おん)の日々是修行←話題脱線中
◆ 最近、不定期更新になってます!(詫) ◆

【 オピニオンリーダーが語る 「厨房談義」 第23回 】

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違いの分からない女

2006年08月21日 | これ、美味いです!

’あらた おん’のHPはこちら。



皆様、お盆休みで、リフレッシュされましたか? 都内にも、ぼちぼち、
賑わいが戻ってきたようです。夏も後半、元気に行きましょうね~!

さて、仕事柄、お菓子屋さんを見て回る事が多いのですが、今の時期、製造には
どこも、気を使っていらっしゃいます。先日、デパートの売り場を覗きましたが、
まだ、ジュレとマカロンなどのお菓子が主力でした。生クリームは、温度管理の
関係上、だれずに仕上げておくのに、苦労されているようですね。 

さらに、この時期、もっとも温度管理がキツイと思われる、チョコレート。
今日はチョコレートの話題を、季節はずれも甚だしく、お送りしたいと思います。

まぁ、世の中、高級チョコレートがブームだとか。自分へのご褒美ということで、
高価なぼんぼんショコラを、買い求める方も少なくない昨今です。(お菓子の
世界で、あまり値段が上がるのは考え物ですが。)チョコレートは、調温管理
(テンパリング)が難しく、デリケートな素材だけに、技術料込みもあるのかも。

最近では、海外のショコラティエさんがプロデュースする、専門ショップが市民権
を得たように見受けられます。(ショコラティエとい うのは、チョコを専門に扱う
職人さんの名称です。)

その先駆けとなった、ジャン=ポール・エヴァンさんのお店の一周年(だったかな?)
記念イベントに、ご招待頂いた事があります。そこでは、エヴァンさんご本人の案内
で、新製品や主力商品、新作クリスマスケーキの試食会が行われたのですが。
実は、私。”チョコの違いが分からない女”だったのです。(ダバダー♪

チョコレートは、大まかに言って、カカオの含有量やカカオ豆の産地、そして、
ブレンドの仕方によって、複雑な味のコントラストを付けることが出来るのです。
よし、世界一のチョコ。その神髄を見極めるチャーンスと、気張ったのです、が。

お皿にサーブされるチョコを、一つ一つ首をかしげながらティスティングする私
・・・。 ものすごっく感じ悪いような・・・。←本人は極めて真剣です。
次に出てきたケーキ。配合を考え、唸る私・・・。←いやがらせじゃないんです。
最後のショコラショー(ココアみたいな物です)。頭を抱えながら飲む、私・・。

美味しかったんです!お菓子は素直に味わうのが、よろしいようでございます。

宴もたけなわ、エヴァンさんを囲み談笑する皆様。その中、ひたすらケーキの
写真を撮りまくる私に。「マダム、一緒に写真を撮りましょう!」と、笑顔の
エヴァンさん。「結構ですぅ~。」と被写体に集中しながら、答える無礼者・・・。

エヴァンさん、すみません。この場をお借りして、失礼の段、お詫び申し上げます。
最後まで、スマートに接してくださって、ジェントルマンでしたぁ!
(結局、私のカメラを使える方がおらず、ケーキのみフイルムに残りました。)

そんなこんなで、変に分析しようとして、味わい損ねそうになりましたが、ここの
生ケーキが、私のお気に入りです。新宿にお買い物の際は、ぜひ、お試し下さい。

今日の写真は、チョコの写真をと、思いましたが、暑くて細工を断念。
代わりに夏向きのケーキを。パインとココナツ(アジア風のお味)を使った物は、
自由が丘の’パリセヴェイユ’金子シェフのレシピで。オレンジを使った物は、
曙橋の’ラ・ヴィ・ドゥース’堀江シェフのレシピで作りました。私にしては珍しく、
ネガで撮影し、暗室でプリントした物を、スキャナーで読み込んであります。
パソコン上だと、あまり違いが分かりませんね~。お後がよろしいようで・・・。