☆ 知新 温 (Arata On) ☆ のお菓子だぁ~い好き!

食空間カメラマン 知新 温 (あらた おん)の日々是修行←話題脱線中
◆ 最近、不定期更新になってます!(詫) ◆

【 オピニオンリーダーが語る 「厨房談義」 第23回 】

【オピニオンリーダーが語る「厨房談義」第23回】
2016年1月25日開催、東京ガス様 業務用厨房ショールーム
『「BO!セミナー」料理撮影セミナー 』
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の様子を掲載して頂いております!
作例写真も合わせて掲載しておりますので、お時間のある際にご覧下さいませ。

【日本リンホフクラブ】発足!

2009年04月27日 | お知らせ&最新News

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いきなり、ゴールデンウィークに入ってしまいました。いかがお過ごしですか?
ブログの更新を、長らくお待たせ致しましたが(詫)、お知らせがございます!

  

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去る、4月4日、日本リンホフクラブ が発足致しました。

120年以上の歴史と伝統を誇る、大判カメラメーカ 『 リンホフ社 』 が公認した、
初のユーザークラブが、日本で誕生したことになります。

クラブの概要については、4月16日に行われた記者発表を取り上げて下さった
サイトに、詳しく記載されております。

デジタル時代を迎え、カメラ機材のみならず、周辺機器、ソフトにいたるまで。
写真を取り巻く環境が激変した今、 銀塩写真フィルム文化の発展と継承
目的とした「日本リンホフクラブ」の立ち上げに尽力され、発足に漕ぎ着けられた
関係者の方々の、情熱と苦労に対して、心より敬意を表したいと思います。

この度、「日本リンホフクラブ」の 指導講師 として、お声をかけて頂きました。
日本を代表する写真家の方々で構成される講師陣に混ざってしまい、まことに
僭越ではございますが。ご期待に添えるよう力を尽くす所存でございますので、
何卒、よろしくお願い申し上げます。

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以上。ここまでは、正式なご挨拶でした!(←真面目に文章を書いていたら、冷や汗がぁ。)

さて、「なぜ、大判カメラを学ぶのか?」については、リンホフクラブのHP上で、
マニアックに語っているので(←例によって、例の如く。)、ご興味をお持ちの方は、
そちらをお読み頂ければと思いますが。ここでは、大判カメラを本気で続けよう
と思った、きっかけとなった出来事について、少しお話しします。

そもそも、大判カメラを始めた頃は、「勢い!」と言ったら聞こえは悪いですが
そういう気持ちに突き動かされた事実は、否定できませんっ。

しかし、かさむ経費、失敗の連続。「デジタル時代にバカじゃないのか!」という
先輩カメラマン達のアドバイスに、心が折れそうになった時期があったんですー。

「便利になった!」「経費の節約になる!」「データによる受渡のスピードが速い。」
異論を差し挟む余地のない利点の数々。けれど、誰一人、写真の完成度に関して、
デジタルの優位性を語っているカメラマンはいませんでした。

写真を仕事にするというのは、他人に撮らされるのではなく自分で撮るということ
なのだから。他人の意見の鵜呑みにすることなく、自分の目で確かめるまで待とう
と、頭では分かっていても、モヤモヤした気持ちのまま過ごしました。(←往生際悪し)

そんなある日、米国で、教会を8×10で撮影している方を見かけました。
流れるような所作、時間をかけて光を待つ姿勢。撮影風景自体が美しかったです。

そこで、その方がシャッターを切って、シートフィルムを丁寧にしまわれた後で、
勇気を振り絞って質問してみました。「なぜ、大判カメラを使うのですか?」と。

その方は、質問の意図が分からないというような、怪訝な表情をされましたが。
少し考えてから、「きれいな写真がとれるからだよ。」 と答えて下さいました。

この言葉が、どんな著名な先輩方のアドバイスより、胸にストンと落ちたんです。
目の前の霧がぱぁーと晴れるような感じで、「バカでも良い、美しい写真を撮って
いこう!」と、その時、決心がつきました。(←単純と言われれば、そうなんですけどねっ。)

それから、大判カメラやフィルムプリントの不思議に、沢山出会っていくことに
なるのですが。その話は、長くなるので、またの機会に致します。

今回、このような機会を与えて頂き、心より感謝申し上げます。
これから大判カメラを始めようと思っている皆様、写真撮影の基礎を学びたいと
考えている方々へ、私の経験してきた写真との出会いをお伝え出来れば幸いです。
微力ではございますが、共に、銀塩写真の新しい可能性を捜して行きましょう。

今後、ワークショップなどでお会い出来るかもしれない皆様、大判カメラは操作
も面白いですし、描写力も目を見張る物があります。宜しかったら、ぜひ、一度
体験してみて下さい。

今日の写真は、昨年の個展で展示したボストンでの一こまを。
  フリーダムトレイルを散策していたら、向こうから水兵さんが現れまして、
  本日、バンカーヒル祭り?で、パレードがあるのだと教えて貰いました。
  パレードで手前の彼女をファインダー越しに追っていました。すると、彼女は、
  一人だけ振り付けを間違えて、反対方向へ。あわてて戻った直後の表情が
  この写真です。予想も出来ない展開。ピンが少し甘くなってしまったですが、
  ワンシーン・ワンシャッター。撮り直しの出来る瞬間は、ないのかも知れません。

  昨年の個展を写真集にまとめましたので、ご覧になりたい方は、声をかけて
  下さぁい。(←データ入稿編集に、やたらと時間が掛かってしまいました。掛かりすぎっ!かも。)


花の季節を見送って。

2009年04月13日 | 日々雑感

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皆様、お元気ですか?お花見には行かれましたか?
私は、と言うと。。ここ数年、ちょーど桜の季節に、不在だったり寝込んだりで。
花を愛でる機会に恵まれなかったのですが。今年は、満開の桜の下、元気に
仕事場へ移動しておりました。(←結局、「 お花見 」に、行かれなかったということです・・・。)

さて、月日の経つのは早いものです。
当ブログを開始してから、3年が過ぎていようとは書いている私も驚きの展開。
いつ観覧数がゼロになるのか、危ぶまれながら今日まで。こんなに多くの方々が
読んで下さるなんて、想像もしていませんでした。



思い起こせば、ブログを開設したばかりの頃
反抗期の中学生に逆戻りしたような心境で。毎日を不機嫌に過ごしていましたっ。

まことしやかに囁かれる業界の常識に、”何一つ共感を覚えられないっ!”とか
何とか言っちゃって。今考えると、笑っちゃう位、視野が狭かっただけなのですが。
当時は、自分なりに真剣で。 『 寄らば、斬る! 』 みたいな所がありましたぁ。

あれから今まで。周囲には、要領の悪い遠回りだと、心配をかけ通しでしたが。
その道程で、ごまかすことなく、ひたむきに写真と向き合う沢山の人々と出会い。
それが、未来を決定づける指針を、私に与えてくれたのは、間違いありません。

例えば、強く思い続けていれば、いつか夢は叶う、のではなく。
何かを思い描くということは、もっと切実で、地道で、難解なパズルをいつまでも
解き明かそうとするような、継続的な気持ちの集積であり。そこに確証がなくとも
一歩を踏み出す勇気が尊いのだと、教えてもらったような気がします。

誰の力も借りず、自分の力だけで行こうと思い、歩けると疑わなかったあの頃。
今、自分の立っている場所が、数え切れない程多くの人々の手に支えられて在る
のだと、予見も出来なかったほど幼かった。(←実年齢は、立派過ぎる大人ですけどね。

密やかに、気がつけないほどひっそりと、私に差し伸べられていた幾重もの援助。
それと気づいた時には、その誠意の大きさに声も出ず。満開に咲き誇る華の美しさ
の前にただ立ちつくすかの様でした。見返りを求めない善意は、桜の花のように、
散ってしまった後も、いつまでも私の胸に残って、立ち去っていきません。

もし、叶うなら。いつか、私に与えて貰ったものと同じ様な大きさで、誰かの助け
となれるように。日々を積み重ねて行きたいと思います。

共に、仕事をして下さった皆様、写真を見に足を運んで下さった皆様、そして、
3年もブログを読んで下さった変わり者の皆様(←失礼しました。)、出会って下さった
全ての皆様へ、心から感謝申し上げます。

” You are so Irreplaceable !!! ” 先日、クライアントさんから届いた
依頼状の最後に綴られていた言葉で、御礼を締めくくることにしましょう。

これからも、更新はちょっと(←いや、もしかして、沢山?)、滞るかも知れませんが・・・。
忍耐力養成ブログは続きます。ご用とお急ぎでない方は、遊びにいらして下さい。

 今日の写真は。
 業界と共に歩んで80年。「月刊 製菓製パン」4月号の表紙のボツカットの方を。

 長い伝統のある「製菓製パン」誌は、流行としてお菓子を追うのではなく、製法
 や品質にじっくり焦点を当て、業界をバックアップしてきた特長のある雑誌です。

 4月号は、ロブションさんの厨房へ、 新作のお菓子を撮影しに伺いました。
 お菓子はそれ自体が美しいので、その美しさを引き立てるようなスタイリングを
 心がけています。最初に、このお菓子を拝見した時、「春の訪れを告げるミモザ
 の花のよう!」と思い、可愛らしく撮ろうかと考えたのですが。スタイリッシュな
 ロブションさんの店舗イメージとの接点を捜して、背景を手作りし直しました。

 今回の撮影は、中判カメラを使用し、ポジティブフィルムからの入稿です。
 長年印刷業界で培われてきた、色見本から、寸分違わぬ印刷を仕上げる技術。
 それを拝見出来たのは、貴重な体験でした。もし宜しかったら、書店でお手にと
 ってご覧になってみて下さい。お菓子の詳しいルセットも掲載されています。


無事に帰ってきてまーす!

2009年04月06日 | 日々雑感

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皆様、お晩です。夕食時の一時、いかがお過ごしですか?
さて、私4月2日に無事帰国したのですが、訳が分からんほど忙しいまま、
月日は流れぇ。4月の第1月曜日を迎えてしまいました。やってもやっても
終わらないのは、なぜでしょう?(←単に、作業能力が低いだけなのでしょうか。泣)

残すところ、見積書と企画書を仕上げねばなりません。明日はロケハンだし。

実は、皆様に対してぇー、申し上げたいことが山盛りてんこ盛りなのですが。
やはり、そこはフリーランスの悲しいところ 。仕事優先でお願いします。
(↑ほんと、くどいようですが。処理能力向上対策委員会を立ち上げた方がよさそうな気配です。)

先日。打ち合わせの後で、「もの凄く、良い仕事を依頼して頂いてるな~」と。
ありがたさMAX→無限大超えましたっ!といった気分になりまして。頑張り
たいです。そういう意味においては、ブログが思うように更新できないのは、
贅沢な悩みなのかも知れません。毎日読みに来てくださっている方々への
申し訳なさに、代わりはないんですけどね。(←一体、何を言いたいか分からない。詫)

そういうことで。気合い入れて仕事しますんで。片づきましたら、パソコン前で
お目にかかりましょう (←これを書いてる間に、仕事せんかい!って気もします 。)

それでは、皆様、ごきげんようー。すみませ~ん!