☆ 知新 温 (Arata On) ☆ のお菓子だぁ~い好き!

食空間カメラマン 知新 温 (あらた おん)の日々是修行←話題脱線中
◆ 最近、不定期更新になってます!(詫) ◆

【 オピニオンリーダーが語る 「厨房談義」 第23回 】

【オピニオンリーダーが語る「厨房談義」第23回】
2016年1月25日開催、東京ガス様 業務用厨房ショールーム
『「BO!セミナー」料理撮影セミナー 』
~美味しそう!の先へ、魅力を表現する料理写真講座~
の様子を掲載して頂いております!
作例写真も合わせて掲載しておりますので、お時間のある際にご覧下さいませ。

羅針盤の針が止まった年【後編】

2010年02月14日 | 日々雑感

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寒い日が続いていますが、日差しは 確実に明るさを増してきましたっ!
いやはや、前回更新から、いきなりバレンタインデーですかみたいな。。。
長々とブログを放置しまして、誠に 申し訳ございませんでした。
放置中、沢山のコメントやメールを頂きまして、ありがとうございました
皆様にご心配をお掛けしていた風邪は、すっかり治っていたんですけども…。
運転免許の更新に行けなくなりそうな程ハードスケジュールになりまして。
先日、全ての〆切に間に合いまして、ほっと一息つけたといったところです。


 
さて、前回、 どこまでお話ししてましたっけ (←間隔が空きすぎて、記憶が~。詫)

えーっと。そうそう。話は昨年まで遡ります。。。とあるクライアントさんから、
『うちは、不味そうじゃない程度に写っていればいいから。』 と言われて
「どんなにお金を積まれても、仰るような撮影はできません。」とお断りしたものの。
仕事を降りることで、お世話になった方々を裏切る結果になったのでは
と悩んだ所から話を再開しましょう。

もし、これが駆け出しの頃だったら、「料理写真をなめんなよ!」と言えたでしょうが。
義理と人情の板挟み。ここを上手に切り抜けた方が、だれも傷付かず。仕事人として
その方が妥当な行動だったのではないのか。と、しばらくの間、迷いました。

しかし、いっくら考えてみても、無理なものは無理なんです。
食の現場に携わる人々を、バカにするような態度で雑誌を創る人々の利益のために、
カメラの前に立てないというか。絶対に、シャッターが切れないと思いました。

丁寧に作られた物は、丁寧に扱われなければならない。
気持ちを込めて調理された料理は、作り手の気持ちを届けられるように写し出したい。
時を経て伝えられてきた製法を、時代背景が分かるようなしつらえで見てもらいたい。

それが、バカみたいに、本当にバカみたいに仕事に取り組んできた職人さんに対して、
尽くすべき礼儀であり、カメラマンとして料理の撮影に臨む私の信念です。

そういえば昔、タウン誌のバイトをしていた時、同じような事を言われましたっけ。。
「飲食店もピンキリ。あなたが考えるようなハイレベルな写真を、誰も望んでない。」
例えそれが、TPOをわきまえた常識的に正しい仕事術だとしても、受け入れられません。

今まで学んできたこと、これから果てしなく学んでいくことの全てを、
写真の中に表現出来るように。今後も、撮影に一切、手抜きなどしない。

そして、いつの日か、食文化そのものを、描き出せるようなカメラマンになるために。
自分にできる最大限の努力を重ねていきたい。それが昨年、私の出した結論です。

さて。2月も半ば迎えてから、今年の抱負を語るのも心苦しいのですが…。
2010年最後の日に。「何一つごまかさず、ベストを尽くして1年を終えました。」と、
私に力を貸して下さった方々に、胸を張って言える年にしたい、と思っています。

さあ、明日から又、全力疾走で行くことにします。
もう子供みたいでしょ。自慢になりませんが、精神年齢は小学生並みで~す

 今日の写真は、ウィーン菓子の「クレームシュニッテン」です! 
   フランス菓子のフィユタージュ(パイ生地)と配合が少し異なります。
   冬場はパイ生地の仕込みが楽になりますね。手の温度が高いので、助かります。
 
   撮影についても、少し触れておきましょう。
   光り物の撮影は、カメラマンの腕の見せ所と言われます。
   複雑な写り込みが見せる陰影に、出会える瞬間が、とてつもなく好きです~
   4×5 HORSEMAN LX / シュナイダーマクロジンマー180mm / Velvia100F /
   コダックの印画紙メタリック/B2サイズ で出力した物が、仕事で採用されました。
   デジタルカメラでは表せない世界があるのだと、気づかせてくれた撮影でした。