☆ 知新 温 (Arata On) ☆ のお菓子だぁ~い好き!

食空間カメラマン 知新 温 (あらた おん)の日々是修行←話題脱線中
◆ 最近、不定期更新になってます!(詫) ◆

【 オピニオンリーダーが語る 「厨房談義」 第23回 】

【オピニオンリーダーが語る「厨房談義」第23回】
2016年1月25日開催、東京ガス様 業務用厨房ショールーム
『「BO!セミナー」料理撮影セミナー 』
~美味しそう!の先へ、魅力を表現する料理写真講座~
の様子を掲載して頂いております!
作例写真も合わせて掲載しておりますので、お時間のある際にご覧下さいませ。

写真セミナー報告【 御礼編 】

2010年03月14日 | ヲタクの館!写真講座

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2回に分けての、写真セミナー報告を読みに来て下さってありがとうございます。

さて、◇ ならいごとCafe ◇ 【 自宅できれいに!プロの技で撮る料理写真 】
は、想像出来ない位、沢山の皆様にご応募を頂き、まことにありがとうございました。
(最終的な応募者数をお聞きした時は、機材を落としそうになる程ビックリしました。)

それと同時に、高倍率の抽選になってしまい、ご応募下さった方のほとんどが落選する
という異常事態になってしまいました。本当に申し訳なく、お詫び申し上げます。

そこで、せっかく楽しみに応募下さった皆様へ何か出来ることはないか?と思いまして。
心ばかりではございますが 私から、ささやかなプレゼントをご用意させて頂きました。

セミナー当日、参加者にお配りしたレシピカードを、お送り致します。

 プレゼント応募方法  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

応募資格 : 東京ガス様へご応募下さった方で、抽選に外れてしまった方。
応募期間 : 只今~1週間。3月22日午前0時までの応募メールを、有効と致します。
応募方法 : 差し支えなければ私のサイトのメールフォームから、お名前・ご住所を明記し
       【 レシピカード希望 】 と書いて、メールをお送り下さい。

 *コメント欄にお申し込みをされますと、ご住所等個人情報が公開されてしまいます。くれぐれもご注意下さい。
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 この度の結果をふまえ、 写真セミナーの続編 が開催されることになりました。
   詳細が決定しましたら、ブログ等でお知らせ致します。宜しくお願い申し上げます。

    
   
 それでは、再び写真セミナーの話題に戻ることに致しましょう

え~。前回、「撮影実習では、随所に撮影しにくいトラップをしかけたスタイリング」や
「色味の再現が、比較的難しいお菓子を作って被写体」など。意地悪~発言が
出ておりましたが。撮影中、皆様は、無意識にクリアーしていたのがお分かりですか?

実は、選択権を皆様に持って頂けるよう、複数の要素をスタイリングとお菓子の色味
に加えておりました。具体的に、それは、どういう事か申しますと…。

たとえば、一つ目のスタイリング(被写体=桜蒸しパン)では。
写り込みのあるガラスとガラスのオブジェの組み合わせを選択するか、木のフレームと
木のオブジェでまとめるか?それとも、両方を生かしつつ、画面を構成するか?ここが、
フレーミングの決定の分かれ目になります。

次に、ライトが当たって白い光のラインが金属の部分に浮き出て来ますが、このラインの
長さや幅は、カメラを構える位置で変化してきます。皆様は、自分が一番美しいと感じた
場所で、カメラを留めた筈です。

次に、二つ目のスタイリング(被写体=マカロン&桜ボンボンショコラ)の例では。
ピンクのマカロンや背景の桜の色味を淡く表現するために、露出補正を+にかけすぎると
ボンボンショコラの色がぼやけて、チョコレートの質感が出なくなります。

最後に、三つ目のスタイリング(被写体=マカロン&桜キャラメル)を見てみましょう。
マカロンの箱、キャメルの箱、それぞれの蓋。後方に、障子のオブジェもありましたね。
自分が一番強調したい物は何か?それを選ぶ過程で、寄るか引くかが決まります。

くしくも、午後の部で、「マンネリにならないためには、どうしたら良いですか?」という
質問を頂きましたが、『シャッターを切る前に、自分で選択をして、自分だけの写真を
撮る。』 とお答えしました。世界中に、自分という人間は一人きりです。こう考えれば、
マンネリな写真は撮れるはずがありませんねっ

写真を学んで行くと、もっと様々な独自の要素を加えた表現が出来ると思います。

さて、午前中の部で「写真投稿サイトで、アンダー等のダメ出しが出る。」 といった質問
も頂きました。ここで、重要なのは。自分の意思で撮影した写真は、誰に何を言われても、
胸を張って、『私はこう撮りたかったから、撮った!』 と、言い切っても良いという事です。

たとえそこで、写真初心者でカメラを使いこなせないとか。白飛びや階調という概念が
分からなかったとしても、ひるんではいけません。そんなモノはですね、写真を続ければ、
自然に分かるようになるので、自分の撮りたい物を撮りたいように撮影して下さい

余談になりますが、今回、携帯電話のカメラで参加された方や、初期のデジカメをご持参
下さった方、逆に、最新バージョンで、自動機能オンリーといったカメラも見受けました。

自分のカメラで撮影出来る、最もきれいな写真に挑戦してみる!といった、カメラ側からの
アプローチもアリなのかな?などと考えていたら、私の方がワクワクしてしまいました。

  今、自分に撮れる。今しか撮れない写真を、楽しんでほしいと思います。 

ぶっちゃけて言いますとー。先週の写真セミナーを通して、十人十色の写真を拝見させて
頂いて、一番楽しかったのは私です。実りある時間を下さり、ありがとうございました。

以上、カメラマンという皮をかぶった、写真オタクによる、セミナー解説でございました。
長々と、お付き合い頂いた皆様、お疲れ様でした。絶対、ぐったりしてますよね?(詫)

最後に。
企画からセミナー当日まで、常に細やかなお心遣いで、全面サポートして下さいました
東京ガス横浜ショールームの皆様へ、この場をお借りして、心より御礼申し上げます。
得難い経験をさせて頂き、ありがとうございました。