大川原有重 春夏秋冬

人は泣きながら生まれ幸せになる為に人間関係の修行をする。様々な思い出、経験、感動をスーツケースに入れ旅立つんだね

ひとり

2010-06-01 12:30:00 | 日記
ひとりひそかに歓喜する
それはひとにとって
とても大切なことなのです。

これは、イギリスの詩人、イェーツが、悲しみに沈んだひとりの夫人に伝えた言葉だ。ひとりでの「歓喜」は自分の命が大きなものにつながっている自覚からくる。いまこうやって生かされることを喜ぶことだ。それは、自分で自分の存在をお祝いすることー他人に寄りかからない喜びなのだ。自分ひとりで感じるひそやかな喜びは、他のひとと交わる楽しさより深い感情の動きなのだ。

加島祥造