ひとりひそかに歓喜する
それはひとにとって
とても大切なことなのです。
これは、イギリスの詩人、イェーツが、悲しみに沈んだひとりの夫人に伝えた言葉だ。ひとりでの「歓喜」は自分の命が大きなものにつながっている自覚からくる。いまこうやって生かされることを喜ぶことだ。それは、自分で自分の存在をお祝いすることー他人に寄りかからない喜びなのだ。自分ひとりで感じるひそやかな喜びは、他のひとと交わる楽しさより深い感情の動きなのだ。
加島祥造
それはひとにとって
とても大切なことなのです。
これは、イギリスの詩人、イェーツが、悲しみに沈んだひとりの夫人に伝えた言葉だ。ひとりでの「歓喜」は自分の命が大きなものにつながっている自覚からくる。いまこうやって生かされることを喜ぶことだ。それは、自分で自分の存在をお祝いすることー他人に寄りかからない喜びなのだ。自分ひとりで感じるひそやかな喜びは、他のひとと交わる楽しさより深い感情の動きなのだ。
加島祥造