大川原有重 春夏秋冬

人は泣きながら生まれ幸せになる為に人間関係の修行をする。様々な思い出、経験、感動をスーツケースに入れ旅立つんだね

I have no job

2010-06-10 12:30:00 | 日記
I have no job,
no money, no problem.

「僕はいま仕事がない、お金もない、それに悩みもない」。これは私がバリ島で、島の若いひとから聞いた言葉です。仕事がなくお金がないことが不幸の原因とは考えない、生かしてもらっている限り悩みもないー哲学者でもないごく普通の青年が言う。その穏やかで柔らかい心に触れたとき、私はとても驚いた。もちろん、養ってくれる家族がいたり、食べるのに困らない最低限の条件は整っているのだろうけれど、私たちなら食やお金のない状態におちいったら、大きな恐怖にとらわれるに違いない。この青年のような心を少しでも持っていたら、生きるのがもっと楽になるだろう、そんなふうに思わせてくれる大切な言葉だ。

加島祥造

金澤翔子展によせて

2010-06-10 11:00:00 | 金澤翔子さん関連
 金澤翔子さんの展覧会には様々なお客様が会場にいらっしゃいます。昨日は書道を習っているという女性がネット検索でお見えになりました。三時間以上、般若心経の書をじっくりとご覧になり、七つの文字を買い求めてくださいました。一文字5000円でお譲りしています。彼女は金澤翔子さんの大ファンで展示している書を見て「計算や打算がなくて、とても美しい字を書いています。救われます。打算のない美しい字は鍛錬そのものですね。いい作品が多いので迷ってしまいます。」と静かに話してくださいました。僕は、こういうお客様と出会えてとても感激します。きっと、限られたお小遣いの中から捻出して金澤翔子さんの作品を買い求めてくださる純粋な気持ちがとても嬉しいですね。感謝しています。

ダウン症の書家金沢翔子「書の力」
―小さな宇宙=般若心経の世界― 展 のご案内

ダウン症の若き書家、金沢翔子さんによる小さな宇宙=般若心経の世界、仮称「書の力」展 を、来る6月1日~7月1日まで開催いたします。五歳から書家への道を歩むべく日々厳しい修練・研鑽とたゆまぬ努力で孤高の境地まで書の芸位と格を押し上げた金沢翔子さん。

神様にもっとも近い存在として、アーティストがいるなら金沢翔子さんは文字通り大人(たいじん)として最右翼に位置付けられると確信します。
近年、書家として、アーティストとして日本全国で大変な脚光と注目を浴びている彼女の展覧会を私どものスペースで開催できることをとても嬉しく思います。
本展覧会においては、般若心経の一文字一文字を葉書大サイズの和紙に渾身の力を込めて揮毫した作品を展示いたします。
般若心経の一文字一文字には、美しい魂といのちが込められ、浄土の世界が現出するでしょう。光り輝く生命の発露をどうぞお楽しみください。
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ダウン症の書家金沢翔子「書の力」
―小さな宇宙=般若心経の世界― 展 のご案内

《会期》 6月1日(火)~7月1日(木)12時~6時
《場所》  



金沢翔子さんのプロフィールはこちらをどうぞ。