大川原有重 春夏秋冬

人は泣きながら生まれ幸せになる為に人間関係の修行をする。様々な思い出、経験、感動をスーツケースに入れ旅立つんだね

現実の力

2010-06-20 14:00:00 | 日記
理想はひとりの青年の夢想ではなく、また単なる抽象的観念でもなく、われわれの生活を貫いて、いかなる日常の行動にも必ずや現実の力となってはたらくものである。

南原 繁

美しいもの

2010-06-20 12:30:00 | 日記
美しいものは
汚いものがあるから
美しいんだ
善だって悪があるから
善と呼ばれる
すべてのものは
その名前の
裏にあるものに
支えられているんだ

私が老子に出会って、いちばん驚いたのが、第二章にあるこの考え方だ。それまでの私の考えをすべてひっくり返す力があった。私たちは、ものを区別することによって理解した気になっていた。しかしすべてのものは、片方だけではありえないのだ。それらの区別は仮のものだーその元にもっと深く大きな一(いち)の世界がある!老子にこう言われてから、私は区別して決めつけるのを控えるようになった。すると、善悪美醜優劣を、ともに受け容れる心が出てきた。それは心をとても広くした。

加島祥造

日々思うこと

2010-06-20 10:00:00 | 日記
桜井章一さんは、不調こそ実力であり、物事がうまくいかない現状こそが、本当はその人の掛け値なしの実力かもしれない、と「ツキの正体」という本の中でおっしゃっています。調子の悪いときほど、その人の本当の力がわかり、つかないときほど、底力がわかるのだと。
確かに的を得た表現だと思います。状況が良くても悪くても、景気が良くても悪くても実力のある人は、荒波を乗り越えているのかもしれませんね。流れを見極めてそれに応じた発想や行動を心がければいいわけで、それこそがツキの流れに乗る、ということ。

僕は、朝起きたら必ずどんなに忙しくても、1階と2階のフロアの拭き掃除をし、洗濯し、シャワーを浴びながら行動予定を立てます。その前に目が覚めた時に「きょうも生きてた!ラッキー!」とつぶやいています。かけがえのない人生なので、時間の大切さをかなり意識して枕元にある本を30分くらい読むようにしています。朝の読書は、斎藤一人さんの本が定番。経済の激変するなかで、メンタルな部分を強くするには、自分に優しく他人に優しくすることが最も大切だし、困っている人を見たらできるかぎり相談に乗ってあげるように心がけています。一寸先は光だと思えば、楽しい毎日を過ごすことができると確信しています。

2010-06-19 12:30:00 | 日記
知 足 者 富

足るを知る者は富むーはじめは実に不思議な言葉に思えた。だって、富めばこそ満ち足りた気持ちになる。ー富むことが先ではないか。なぜ足りることが先で、富むのはあとなのか。『老子』を幾度か読むうちに、こんな解釈が私の心に湧いたーそうか、金や物を求めて満足するのは、心が外に向いているからだ。心が内に向えば、豊かなものが、別の富が見えてくる。「もうこのくらいでいい」と外側に対する欲求を捨てたときはじめて、自分の本当の能力を引き出せる。本当の富は、自分の内側にあるのだ。『老子』第三十三章にある言葉だ。

加島祥造

気づきについて

2010-06-19 10:00:00 | 日記

僕は、何かを得たら何かを失わなければならない、といつも心の中で思っています。一つのものを得たら一つ失うのは、無常の世の中で当たり前のことだと思います。また、いつも選択の連続を繰り返してきました。人との接し方においても正直に親切に応対して生きてきたという自負はあります。どんな方でも対等に接客してきたし、余程のことがない限り愛情を込めて対応し、努めて来ました。桜井章一さんは、気づいたら即行動するということが、ついている人生を生きられる、と持論を展開しているのですが、本当だと思いますね。

大事なのは「選択の結果」ではなく、むしろ、「選択の基準」です。(桜井章一)

お金や地位や名誉とか、そんなつまらないことを基準にするのではなくて「本当の自分がまっとうに生きる」ということを基準にして、いいと感じた方を迷わないで選択するという決断の積み重ねが、確実に強い人間にしていくのかもしれませんね。

「本当の自分がまっとうに生きる」いい言葉だな、としみじみ思う今日この頃です。

金澤翔子 般若心経展

2010-06-18 17:45:00 | 金澤翔子さん関連
金澤翔子 般若心経展のギャラリーで、心を落ち着かせ気持ちを安定させようと、翔子さんの揮毫した般若心経を一文字一文字心の中で唱えてみました。そうすると妙に明るい気持ちになり、心が穏やかになります。翔子さんの展覧会を実現できたことは、本当に奇蹟に近いと思えるのです。般若心経の書の空間では、とても暖かい「気」を感じられ、心が洗われるようです。般若心経の文字が光輝いて眩しく感じるときもあります。もうこんな崇高な展覧会は、二度とできないかもしれません。だからこそ、一人でも多くの方に足を運んでもらえればうれしいですね。ちっちゃなスペースですが、翔子さんの展覧会を開催できてとても光栄に思う日々です。金澤泰子さん、翔子さんに心から感謝しています。



晶アート 展示風景

ツキの正体

2010-06-18 17:41:00 | 読書
桜井章一さんの「ツキの正体」(幻冬舎新書)をあっという間に読んだのですが、とても興味深いことが山のように書いてあり、目から鱗の連続でした。彼は、天から授かる運は人間の力ではどうにもならないものであり、地運という場所に付く運も同様であると主張しています。天運、地運ともうひとつ人運があって、人運というのは自分の力で引き寄せてくるものだそうです。でも運命は変えられるから、毎日をしっかり生きることが大切で、しっかり生きればツイテる人になれるのです。毎日気分よく生きるということ、つまり自然と一体となり身体で感じる喜びを“気分がいい”ということであり、なんでも純粋に楽しむことが大切だと桜井さんは主張しています。仕事でも勉強でも苦しんだ末に得るものなんてたいしたことはないのだから、苦しまないで楽しく活動する心構えが大切。楽しんでいれば気分も良くなり、自分もまわりもとてもいい空気が生まれ、ツキを呼ぶ。

「気分のよい毎日は、ついている毎日につながっていくのです。」(桜井章一)



会いたい人

2010-06-17 16:15:16 | 日記
 今日はとてもラッキーなことがありました。とても尊敬している一条真也さんからメールをいただいたことです。さすがに優れた人格の持ち主は違うな、と唸ってしまいました。一条さんは年間七百冊の本を読み、実業家としても教育者としても素晴らしい業績を積み重ねている方だと拝察します。
 人の出会いに奇蹟はないと思うのですが、自分が会いたいな、と思う人には必ず会えるという確信と信念を持っていますので、一条さんにお会いしたらいろんなことをお伺いしたいと思います。
 自分が会いたいと思う人には紹介者が二人から三人、間に入れば実現できるように思うのですが…もしくは自分から積極的にコンタクトをとる、というのも選択肢の一つかもしれません。二十一世紀の日本は心の時代、心の有り様というか心の態度をどうするかで生き方がどんなふうにでもなると思います。自らの心を磨いて、心を育て明るい未来を信じていきたいですね。
 本当に自分はついてる人生を生きているし、人運の強い男だな、と思っています。一条さんからのメールはしあわせメールですね。ありがとうございます。

一条真也さんブログ

一条真也さんオフィシャルサイト


理想

2010-06-17 14:00:00 | 日記
理想とは、要するに一元を望むことだ。ああでもよし、こうでもいいでは、どうしても承知ならない気持ちだ。  だから、必ずしもえらいとはいわない。ただえらくなった人の、えらくなる道程を見るに、必ず、あれはああ、これはこうだ、そして、最後には一時たりとも、はたの人々をも、その一元の境へ引きずり込んでしまうのだ。

里見弴

すべては変る

2010-06-17 12:30:00 | 日記
すべては変る
ということだけは
永遠に
変らない

社会のひとは変らないことで安心する。「お変わりありませんか」と挨拶するのは、相手が変わらずにいることを願っている。でもね、すべては変化するんだ。その方向に心を据えると、気持ちが揺るがなくなるよ。道徳でも愛情でも、ときとともに変わる。「すべては変わる」という真理を肚に入れると、人生の嘆きや悲しさは、ずいぶん軽くなるよ。だって本当の真理なんだから。これは英国の作家、ジョナサン・スウィフトの言葉。

加島祥造

アートディーラーとして

2010-06-16 17:34:00 | 美術
 少しずつ景気も回復してきて、アート界もこのままゆっくりなだらかな上昇カーブを描くような予感がするのですが。アート界と一口に言っても、ギャラリー、古美術店、オークションハウス、交換会、貸し画廊etc.いろんな業態があるので、特定の分野に絞り込むことはできないと思います。少なくとも僕のギャラリーでは金澤翔子さんの般若心経展に毎日様々な方が足を運んでくださり、金澤翔子さんの人気というか、魅力はギャラリーの存在感と価値を高めてくれている、そんな感じがします。日本のアート界は今、本物しか生き残れない、と最近つくづく思います。アート=信用というテーゼが成り立つとしたら信用=お金というテーゼも成り立つように思うのです。

アート=信用=お金

 これからの時代は、ファッション絵画やインテリアアートを購入する人は決してゼロにはならないと思いますが、僕は自分の信念として時代精神、いわゆるツァイトガイストの最も良質のアート作品を縁のある方々に紹介し、少しずつ社会に貢献したいと思います。そのためにも、自分自身の目と頭と足を活性化させながら楽しく頑張りたいと考えています。
 余談になりますが、3月の中旬から事情があって三ヶ月間程、奈良出身のYMと約600カ所の美術館、ギャラリー、古美術店、アート関係者、アートフェアのブースを丹念に見学する目標を立ててじっくりアート界の現実の一断面を学ばせていただきました。一日7ヶ所のアート空間を見学し、学習することでためになり、収穫がかなりありました。ここ数年出不精でほとんど「引きこもり」状態でしたのでコペルニクス的転回をはかれたことは、本当に良かったな、と思っています。目と頭と足をフル回転すれば自分にとって、今何が欠けていて、見えない盲点、いわゆるストコーマがどこにあるのかも、少しずつ気づいてこれました。言い訳はしたくないのですが、ブログと読書に力が入らなかったのも約600カ所訪問の件があったからなんです。少しずつ頭脳も冴えてきたので、行動しながら考え、地道な努力を積み重ねて前を向いて歩いていきます。オンリーワンのアートディーラーとして皆様からいろいろと教えていただきたいと思っています。

生き残るヤツの頭の働かせ方

2010-06-16 16:35:46 | 気になる本のこと
 最近興味深い本を読みました。著者は『雀鬼』の異名をもつ桜井章一さん。大学時代に麻雀を始め、裏プロとしてデビューし引退するまで20年間無敗の王者。人間観察と洞察に置いて卓越した眼力の持ち主。豊富な経験に裏打ちされた独特の思想と哲学は本書の中にちりばめられていて、刮目に値します。忙しい方は前書きと目次、それと最後のほうを数ページ読めばいいかもしれませんが…彼は人類の歴史というのは奪い合いの歴史であり勝者とは強奪者のことであると強く主張します。奪うものがいれば、奪われるものもいるわけで勝つということが奪うことであるなら、必ずしも勝ちが善だとは言えない。
「強盗が善で被害者が悪だなんて言えるはずがない。」
人間は本来弱い者であるから、強い者からさまざまなものを奪われることが多々ある。奪われないためには適度の強さをもって誰かが奪いにきたら自分や周りの人々や物、具体的には財産などを守るための適度の強さをもっていなくてはいけない。人間の強さというのは守ることだけに使えばいいだけで、守ることだけに強くなればいい。とどのつまり、本当の強さとは奪わない強さを自覚すべきである、という結論に到達する。桜井章一さんは最近立て続けに人間の本質を鋭くえぐり出す書物を多数出版されていて、とても参考になります。特にビジネスでの取引や人間関係において、「悩んでいる」人々に生きるヒントを提示してくれている良書だと思います。いくつか、とても参考になる文章があるので、引用してみなさんに紹介したいと思います。

「人につぶされないためには、まず自分が人をつぶしに行かない。」
「成功というやつを手に入れるためには、ちょっと意地悪、ちょっとずるいほうがうまくいく。」
「恐怖の源はほとんどが自分自身の中から起こっている。」