2017年の1年間に日本で公開された映画の優秀作品を表彰する、第41回日本アカデミー賞(主催・日本アカデミー賞協会)の授賞式が2日、東京都内のホテルで開かれ、「ミックス。」(石川淳一監督)でヒロインを務めた県出身の女優の新垣結衣さん(29)が優秀主演女優賞、那覇市出身で「花戦(はないく)さ」(篠原哲雄監督)の撮影監督を務めた喜久村徳章さん(68)が優秀撮影賞をそれぞれ受賞した。
喜久村さんは1949年生まれ。沖縄戦映画「GAMA―月桃の花」の続編で戦後の沖縄を描いた「MABUI」(松本泰生監督)を撮影したほか、「黄泉よみがえり」「酒井家のしあわせ」「花のあと」などの作品にも携わっている。
新垣さんは2008年に行われた第31回日本アカデミー賞で新人俳優賞を受賞している。
最優秀主演女優賞は「彼女がその名を知らない鳥たち」の蒼井優さん、最優秀撮影賞は「関ヶ原」の柴主高秀さんだった。