2020年の東京五輪を見据えた新ルールで行われた空手のプレミアリーグ最終日は27日、パリで行われた。
旗判定に代わって新たに採点方式が導入された形の男子決勝で、世界選手権男子3連覇中の喜友名諒(劉衛流龍鳳会)が26・92点でウーゴ・キンテロ(スペイン)を退け、頂点に立った。
同リーグは世界各地を転戦する賞金大会で、東京五輪出場権のポイント対象。パリ大会は今季初戦となった。
喜友名は決勝で劉衛流の「オーハン大」を演武して、欧州王者のキンテロに2点差近くをつけて制した。
喜友名は「いつも稽古していることを思い切り出すだけ。ルールが変わってもやることは一緒」と動じず、今季を好発進した。
3位決定戦に進んだ金城新(劉衛流龍鳳会)は、新馬場一世(西濃運輸)との日本勢対決に敗れた。
上村拓也(劉衛流龍鳳会)は3回戦で敗れて16強だった。【琉球新報電子版】