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沖縄のことあれこれ。

ミラノを魅了した沖縄メロディ 日伊文化交流で「てぃんさぐぬ花」

2016-12-26 22:05:24 | ニュース

2016年も終わりに近づき、クリスマスムードいっぱいのイタリア・ミラノの街にあるミラノ日本人学校で今年で22回目となる、イタリアと日本の文化交流関連行事「ラ・フェスタ」がこのほど開かれ、ウチナーンチュの女性らでつくるコーラスグループが「てぃんさぐぬ花」を披露。沖縄メロディーを響かせた。

ウチナーンチュの女性らが「てぃんさぐの花」を歌い、会場を盛り上げた=イタリア・ミラノ

同フェスタには毎年約2千人が来場する。校庭や教室などを使用して、巻き寿司やたこ焼き、焼きそば、日本酒の試飲など、様々な飲食の屋台が並んだ。餅つきや、空手の演武のほか、各教室では、日本文化を紹介した着物の着付け教室、折り紙教室などもあり、日本への関心の高さが感じられた。

祭りのさなか、音楽教室ではコーラスグループ“ラ・フェニーチェ”の歌声も響いた。今年はコーラスグループ7人のうち、ピアノを演奏する知念杉子さんをはじめ、なんと5人が沖縄出身者。日本の歌だけではなく、イタリアの歌も入れ、6曲を歌い上げた。

圧巻だったのは沖縄の曲「てぃんさぐぬ花」。普段は聞く機会のない沖縄独特のメロディーに合わせ歌い上げると、聴衆はもう一つの日本を感じた様だった。

最後には聴衆と「ふるさと」などを合唱。ウチナーンチュの歌声は集まった人々の心に響き、日本への関心を膨らませた。



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首里城で奉納祭「美御水」 新年へ平和と健康祈念

2016-12-25 22:45:53 | ニュース

新しい年に向け、沖縄県那覇市の首里城で25日、同県国頭村辺戸の「若水」を首里城に献上する伝統行事「美御水(ヌービー)の奉納祭」が行われた。王府の役人にふんした一行が、首里城正殿裏で待ち構えていた高級女神官の阿母志良礼(あむしられ)役の女性に若水を献上し、来る年の平和と人々の健康長寿を祈った。

行事は首里振興会やNPO法人首里まちづくり研究会などで構成する「首里城への若水献上役伝(えきでん)実行委員会」が主催した。

美御水を首里城に献上する神官役を務めた首里クェーナ保存会の玉城弥生会長(66)は、神聖な伝統的行事を終え「1年で最も大切な行事が終わり、やっと新年を迎える準備ができる」とほっとした様子。美御水の終着点である正殿裏が未公開区域になっていることに触れ「早く整備されて、多くの人に見てもらえるようになってほしい」と話した。

首里城を訪れた観光客らは、厳かな行列に見入り、写真や動画に収めていた。

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琉球王府が尾張徳川家に献上した楽器を復元 首里城で展示

2016-12-24 06:38:12 | ニュース

首里城公園の黄金御殿特別展示室(有料区域)で、企画展「琉球楽器の響き~宮廷で奏でた楽器たち」が開かれている。琉球王府が尾張徳川家に献上し、徳川美術館(名古屋市)が所蔵する18世紀の琉球楽器を復元した13点を展示している。来年3月1日まで。

全面漆塗りで、胴に龍や吉祥文が箔絵などで装飾された長線などの琉球楽器が並ぶ=那覇市の首里城公園・黄金御殿特別展示室

復元されたのは2001~06年。長線(チャンスエン)は棹(さお)や糸巻き、胴部すべてが漆塗り。胴は表や裏、側面にまで龍や鳳凰などが箔(はく)絵・漆絵の技法で施されている。

三線も現在は伝統的とされる七つの型に当てはまらない形のものが復元されており、べっ甲の板で胴を巻き、クジラのひげで縁取って象牙のびょうで留められた豪華な装飾が目を引く。ほか琉球楽器を使って御座楽を演奏していた楽童子などを描いた「琉球人舞楽之図」や「江戸上り行列図」といった18~19世紀の絵画などの関連資料も並ぶ。

復元調査の様子などを撮影した映像も常時上映。会期中は復元した楽器の一部の音色を実際に演奏する実演会も予定している。

問い合わせは同公園管理センター、電話098(886)2020。


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南風原花織を国伝統工芸に 県内15品目目 来月指定へ

2016-12-23 10:42:38 | ニュース

南風原町の伝統工芸「南風原花織」が、来年1月にも経済産業大臣指定の伝統的工芸品に指定されることが22日までに分かった。

経済産業省の産業構造審議会伝統的工芸品指定小委員会(内田篤吾委員長)が21日、指定要件を満たしているとして指定品目に加えることを了承した。今後、上部組織の製造産業分科会での議決を経て大臣に答申され、正式決定に合わせて官報で告示される。

県内からの指定は15品目目で、2012年の「知花花織」以来4年ぶり。南風原花織は明治時代から伝わるとされ、名前の通り花のように美しく立体感のある図柄が特徴。現在は町喜屋武、本部、照屋の3地域で生産されている。

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沖縄観光の経済効果は1兆143億円 2015年度推計

2016-12-20 09:54:05 | ニュース

伝統芸能行列を楽しむ観光客(2015年11月)

伝統芸能行列を楽しむ観光客(2015年11月)

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沖縄県観光政策課が19日発表した2015年度の旅行・観光の経済波及効果の推計は、前回調査時の12年度と比べ49・9%(3375億9200万円)増え、調査開始の04年度以降過去最高の1兆143億3400万円となった。

内訳は、国内観光客、外国人観光客、県民を合わせた旅行・観光消費額6917億円のうち県外の観光業界に流れず県内の観光業界に残った直接効果分が6082億円、県内の観光業界から関連の他産業へ広がった1次間接波及効果が2554億円、一般県民の所得が上がり新たな消費行動にまでつながった2次間接波及効果が1508億円。

旅行・観光による消費額のうち、原材料の仕入れ費などを差し引いた付加価値誘発効果(粗利益)は、12年度比41・2%(1441億1300万円)増の4937億7900万円。雇用誘発効果は55・2%(4万4708人)増の12万5749人で、いずれも過去最高となった。

 

 


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