沖縄地方は4日、南から暖かく湿った空気が流れ込んだ影響を受け、県内各地で気温が上がった。那覇では午後1時38分に28・2度を記録し、1914年に観測した12月の最高気温を102年ぶりに更新した。
沖縄気象台によると、県内28カ所の観測所のうち15カ所で、12月の最高気温としては観測史上最も高い気温を記録した。
波照間空港は28・7度、宮古島は28・3度を記録。28カ所の観測所のうち26カ所で気温25度以上の「夏日」となった。
気象台は「平年のこの時期は大陸性高気圧に覆われて北寄りの風が吹いて涼しくなるが、4日は、南からの暖かく湿った空気が流れ込み、さらに強い日差しもあって気温が上昇した」と説明した。
5日も気圧の谷や湿った空気の影響を受けるため暑くなり、沖縄本島地方の最高気温は27度を予想している。