

「せんべろ酒場」などの飲食店で夜間もにぎわう第一牧志公設市場周辺で、課題となっているトイレ不足を解決しようと、市や民間業者などでつくるプロジェクトチームが、12月1日から25日までトイレ需要を調査する。
調査では、公設市場雑貨部2階トイレの利用時間を通常より4時間長い深夜の午前0時まで延長する。市担当課は「ニーズを把握しトイレの夜間使用の継続、周辺のトイレ開放協力店を増やすための予算増などを検討したい」とする。
実施するのは「なはマチグヮーイベント連携プロジェクトチーム」で、「喋れBAR KATSU」「Siーnada」の2店舗も夜間調査に協力する。調査期間中、雑貨部が閉店する午後8時以降にも2階トイレには警備員が常駐する。
また市の補助を受けトイレを開放する店舗など22店舗をまとめた「那覇まちぐゎートイレマップ」がこのほどまとまり、市は12月以降、市場周辺の案内所などで配布し周知を進める。
問い合わせは市なはまち振興課、同課、電話098(867)5260。
青少年文化の向上と発展に貢献した団体・個人をたたえる第39回巖谷小波文芸賞・第56回久留島武彦文化賞の贈呈式が29日、東京都内のホテルであった。久留島武彦文化賞の団体賞に、沖縄の文化や言葉を取り入れ、独特の作品を上演してきた人形劇団「かじまやぁ」が選ばれ、代表者に賞状や副賞が贈られた。
受賞した「かじまやぁ」は1974年に発足。人形が宙に舞うアクロバティックな技芸を取り入れながら、沖縄の歴史や文化を基にした作品を公演し、子どもからお年寄りまで好評を得ている。沖縄と台湾の文化を融合し、全国各地の保育園・幼稚園・小学校などで活動していることが高く評価された。
久留島武彦文化賞の団体賞を受賞し、喜びを語る人形劇団「かじまやぁ」の桑江純子さん=29日、東京都の山の上ホテル
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代表の桑江純子さんは「これまでの活動が評価され、この上ない喜びを感じている。沖縄、本土にとどまらず世界的な文化交流に尽くしていきたい」と語った。