旅ネタにもどりますね。
黒川温泉を後に、湯布院に向かいました。
湯布院のお宿は、あの「亀の井別荘」
ここも以前の湯布院滞在中に金鱗湖まで散策した時、別格オーラを放っていたお宿。
お値段からみて泊まることはないだろうと思っていましたが、地震の影響で少しお安くなっていました。
有名旅館にも関わらず大きな看板がないので、本当にこの道を右折するの?!と疑うような道を入り、
観光客とすれ違うようにして進みます。
『天井桟敷』や『山猫』『鍵屋』と表示された駐車場でめげずにさらに奥に進むと、やっと亀の井別荘の駐車場があります。
さすが名旅館、旅館母屋から少し離れた駐車場ですが、止めてドアを開けるとすぐにスタッフが駆けつけてくれます。
*別格も別格、品格ただよう名旅館*
黒川で泊まった『山みずき』も別格と感じましたが、さすが『亀の井別荘』となると風格がさらに違います。
去年訪ねた山陰の名旅館は、すでにその旅館自体が観光地化されていましたが、まだ『亀の井別荘』は大人のくつろぎの宿という品格があります。
この旅館になんと、本館洋室6室のうち宿泊客は私達だけ。
おかげで、唯一テラス付のスイート級のお部屋にグレードアップしてくださるというサービスまで。
インテリアは、かつて泊まったローテンブルグのホテルを思い出させる感じ。
大正時代にこれだけ良質の木材をつかってこのインテリアをプロデュースできたのは、かなりの財力と美的センスがあったからと容易く想像できます。
このクラスの宿になると、スタッフの方から「館内、浴衣スリッパで結構です。お食事の時もお洋服でも浴衣どちらでも結構です」と仰ってくれます。 すなわち、お洋服の方もいらっしゃいますからね、というアドバイス。
泊まっているのが私達だけなら、他の方の印象を悪くすることもないから、浴衣ででかけるつもりでしたが、備え付けの浴衣が私には似合わない~~。 ので、お洋服で。 笑
申し訳ないことに、夕食もレストラン貸切状態で、サーバーの女性もつきっきりで対応してくれます。
そのお料理も極めてシンプル。 これ以上もなくこれ以下もないというギリギリの絶妙さ。
上質で優雅な時間を過ごせた一日でした。