思えばもう5年前、インバウンドの初期で「新型コロナウィルスの感染」なんて全く想像もしなかった平和なあの頃、旅の最後の日は百段階段で行われている花展で締めくくるはずだったのに。。。。
その前日旦那君はIちゃんと飲みに行き、ご機嫌よう帰ってきたものの、翌朝はひどい二日酔いでチェックアウト時間ぎりぎりまで寝ていて、「しんどい、もう昼一番の便で帰る」と言い出す。 おぃ><。とむくれても、二日酔いの旦那君を担いでまで行く気力はない。 できるものなら、旦那君だけ先に帰して、1人自由行動したいわい!だけど、それもままならずぅで、泣く泣く帰宅したあの日。
それからインバウンドでホテル代の高騰だ、新型コロナだという間に早5年。
最近の航空会社の機関紙で「有形文化財に泊まる旅」が特集されて、旦那君の言うことにゃ、
「ここか?ここに行きたかったのか?行こう」なのだ。
お値段は今までの中で最高級だけど、コロナ禍で、この1、2年旅らしい旅もしてなかったし出そう!と旦那君。 全国的に感染者も減少して底をついた感じ。オミクロンとか言い出したけど、まだ市中感染はしてない今! というわけで、ネットで予約。エアチケットはおともでマイル。
私はさっそくネットで百段階段の企画展を検索したら、あらぁ、滞在中の催行はない。。。。 でも、ホテルのアクティビティに「ホテル内アートツアー」というのがある。
これよこれ、きっと百段階段も宿泊者なら観れるんだぁと踏んだ私。さっそくアートツアーを申し込もうとしたらウエッブからでは無理。 じゃ、ホテルついてからねと、ぼんやりした不安も抱きつつも、心は弾む。
だが、しかし! チェックイン時に申し込んだアートツアーは、「百段階段は含まれません。今企画展がないので閉鎖です。」のお返事。 泣き
雅叙園さん、企画展がない時こそ宿泊者に有料でいいから、アートツアーしてくださいよぉ。。。 そんな思いで、百段階段への入口で佇みパンフを眺めていたら、スタッフが入口前の鎖をはずしエレベーターに乗り込んだ。 垣間見えた開いたエレベーターの内部はぁ!
客室用のエレベーターは比にならないくらい絢爛豪華な螺鈿細工が見えたぁ。。。
旦那君の一言、「百段階段は遠いね」
客室用エレベーターは、シックな黒漆塗に孔雀の螺鈿細工。