2021年 6月12日(土)
☆ 先に、この一冊
清水克宏 著 岐阜百秀山
以前、一緒に登っていた山仲間が本を出版した。この著者とはグループ、個人的に「ぎふ百山」など10数座登った。一緒に登った山々がこの本に載っていたので、早速に手に入れ、読んだ
結論、” 素晴らしい ”の ひとこと”、売り切れる前に早く買って、あなたの岐阜山のバイブルにしませんか!!
★ 1 何が素晴らしい?
1 文章が読みやすい、岐阜県内200座以上に足を運んだ著者が、秀でた山を妥協なく愛情をこめて100座を選び、名山でなく秀山と呼んだところがいい
2 また、出版するにあたり、県内の一流の登山家(H山岳会のK氏など)に査読してもらい(査読しなくても内容は一流)、全体に一部のスキもない完成度、この一冊にかけた彼の情熱が読み取れる
3 文章を書くとき、私は最初の一行にこだわるが、著者は最後の一行にこだわった?、その山の最後の部分を読むと、次のページ(山)も読みたくなる
★2 気になったところ
1 不動山、千回沢山を100秀山から外した割にはコラム6でこの2山を6ページにわたり解説している。普通「コラム」とは、「ちょっとした記事」のこと
2 著者は花にも詳しい。その6ページと見出しの「岐阜県の山岳概要」を削ってでも、花の秀山として10座ほど特集(コラム?)組んでほしかった → 私だけの勝手な意見
いろんな意見はあるだろうが、近年山に関する出版物の中では、秀でた本であることは間違いない、早速入手して読んで欲しい
☆ 本題 籾糠山 1744m 1/5万地図[白川村]
2021年6月12日(土)登頂
今週月曜の蕪山に続き、新しい山仲間と「ぎふ百山」というより、花の名山「籾糠山」に登ってきた。その山名は、左甚五郎(日光東照宮の猿3匹の作者でもある)の伝説に由来するもので、天生峠近くの山中で甚五郎が作った木の人形に魂を入れて稲作を始めさせたところ、収穫期に風に乗った籾殻がうず高く積もって籾糠山になったと伝えられている。・・・ 天生峠から登山道を南に入ると、広大な天生湿原がある。国内分布の南限となる寒地系植物が群生し、一帯はオオミズゴケやムラサキミズゴケに覆われ、ワタスゲ、ホロムイソウ、ヒメシャクナゲなどの天然記念物を含む貴重な植物が自生している。この辺りにはブナの原生林が残り、県立公園に指定されている[( )以外は新日本山岳誌より]
では写真でコースなど紹介します
写真1 6:45 駐車場のマップ
写真2 7:57 先ずは、サンカヨウがお出迎え
写真3 8:00 キヌガサソウ
写真4 8:24 水辺の花は、リュウキンカ
写真5 8:47 ムラサキヤシオ(高山市内の女性登山グループが名を教えてくれた)
写真6 9:50 山頂から、穂高、笠、槍、乗鞍、御岳など同定する(左の4人と登った)
写真7 10:28 ランチタイム、フライパンで焼いたソーセージと卵焼きが差し入れ、タケノコは私、今日はノンアルコールビール忘れず
写真8 11:42 下山途中の見事なブナ
写真9 12:32 タテヤマリンドウ(カメラマンが咲いているよと教えてくれた)
写真10 12:26 少し遅い、ミズバショウ
☆ 今日の反省など
・峠の駐車地、僕らが早朝に来たときは車数台、帰りは登山者以外も湿原のみを訪れるのか車は満杯だった。その人気の度合いが伺われる
・差し入れのソーセージに瓶入りの粒マスタードが添えてあるのには驚いた
・今日の参加者5名、コロナ禍(密)で2台(2名+3名)の車で移動、早くコロナ禍、終わってほしい
行程:4:30関市内= 荘川IC=6:45天生峠駐車地~カラ谷登山道~9:45山頂~10:25ランチタイム~木平探勝路~13:00駐車地=白川郷見学=荘川IC=16:20ころ関市内解散