Quante bella giovinezza, che si fugge tuttavia! Chi vul esser lieto,sia: di doman non ce certezza.
青春は麗し されど疾く去り行く 楽しむ者は楽しめ 明日の日は定めなければ
Trionfo di Bacco e Arianna(バッカスの勝利)と題されたこの詩は、もともと謝肉祭の歌として書かれたのだそうです。 フィレンツェだけではなく、広くイタリアで愛唱され、謝肉祭が観光名物ともなったヴェネツィアでは、ずいぶん後世までも歌い継がれていたといわれます。 ジュリアーノとシモネッタ。私には、ロレンツォが、フィレンツェの全盛期に若くして散った美しい恋人たちをしのんで、作詩したように感じられます。
雪組公演『f f f -フォルティッシッシモ-』『シルクロード~盗賊と宝石~』初日舞台映像(ロング)
望海さん真彩さんの退団公演、初日舞台映像が出ました。 結局、一度も生で見ること無く、お二人は退団されてしまいますが、ウエクミ先生の『f f f -フォルティッシッシモ-』、実に見応えがありそうです。 望海さんがベートーヴェンで、真彩さんはどうも、音楽の精霊のような感じがして、普通に恋人ではなさそうですね。
朝夏まなとさんの退団公演「神々の土地」がそうだったのですが、ウエクミ先生って、退団公演の場合、どうも、歴史上に現実にあった動乱の時代の人間群像を描きたがっておられるようで、「神々の土地」も、いろいろ設定は変えてあっても、ロシア革命時に実在した人物を出しています。 そして『f f f -フォルティッシッシモ-』も、フランス革命、ナポレオン戦争に続きます、ドイツ国民創世の中で生まれたベートーヴェンという天才の苦悩を描いているのではないかなあ、と思えて、ライブ配信が楽しみです。
浅田真央(mao asada) ミュージカル 「エリザベート」 Elisabeth ~ I belong to Me 【MAD】
「エリザベート」は英語では上演されてないと聞いたように思うのですが、「私だけに」は「I belong to Me」という題で、英訳されていたみたいでして、今年の全日本フィギュアスケート選手権、使っている女子選手が複数いました。「オペラ座の怪人」からは、これまで、ずいぶん曲が使われてきましたので、エリザベートももっと使われると、一般の認知度が上がりそうな気がします。 ただし、上の真央ちゃんの動画は、あるいは、もしかして、音楽を上からかぶせたもののように思います。
「アナスタシア」は、エフゲニア・メドベージェワの「Once Upon A December 」があったんですが、これも後に音楽だけかぶせたものでしょうか。この青い衣装の当時、この曲ですべっていた覚えがないんです。雰囲気、ぴったりですけど。
Evgenia Medvedeva / Евгения Медведева - Once Upon A December
で、再び「The Neva Flows」。 「父の誇りを信じている」という言葉なんですが、英語では「But I believe he did a proud and vital task」なんですね。「父は誇りにかけて使命を果たした」ということでしょうけれども、ボルシェビキの将官になっているらしいグレブにとって、それはやはり、「父はアナスタシアに同情して逃がしたりはしていない」ということなのでしょうか。 しかし、ひと目見て忘れられなかった「誇り高い少女」、「噂話」と「夢」には気をつけなければならない、というわけですから、どこかに、虐殺に加担しなかった父を肯定したい思いも、抱いている感じがあります。
♪流れるネヴァ川 春は近い 王族は潰えた 革命に感情はいらない(A revolution is a simple thing)♪