松庵

シナリオライター
&絵コンテマンな
松浦の軌跡。

世代とメディア

2012-03-03 13:11:31 | なんでもない日々
どうもね。
いわゆる映像作品。とりわけ実写ドラマというやつが、おもしろいと思えないんですよ。
おもしろい、というのは抽象的だから言い換えると、共感できない。

その一方で、「さよなら絶望先生」「かってに改蔵」など久米田作品や、「妖精作戦」などの笹本祐一作品は今読み返しても腹を抱えて笑ったり、ほろりときたり。

どういうことか?
たとえば、「月9は20代から30代前半の女性がターゲットです」というコンセプトだとしたら、それは20年前の話しでしょ? ということです。

読者、視聴者とともに、作品も年を取るんです。
だから今の40より上の人たちは、テレビドラマをありがたがるかもしれない。だけど、松浦の心にはなにも響かないんです。
ジェネレーションギャップです。作品(企画)と人間の。

そういう意味では、ライトノベル業界は苦労している分うまく乗り換えているな、と感じます。
2ちゃんねるなんかだと、「最近のラノベは」みたいな書き込みをみかけますが、それでいいんでしょう。2ちゃんねる自体が高齢化している以上、「ターゲットは中高生」を標榜しているメディアが、いつまでも大きなお友達に人気ではおかしいです。
コメント
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