松庵

シナリオライター
&絵コンテマンな
松浦の軌跡。

一人称小説の難しさ

2007-05-21 17:40:14 | なんでもない日々
久しぶりの一人称です。
難しいですね。
でも、意外や意外。過去の作品を読み返すと、一人称小説が結構あるんです。
もちろん、初期のものは視点のぶれやら、いつの間にか説明が入っちゃったりしていて、見られたものではありませんが……。

もともと、アニメやコミックで育った世代ですから。だから、主人公から全く視点をずらさずに、見たもの、聞いたものだけで物語りを構成することになれていないんでしょうね。

でも、やりますよー。
同じことを繰り返していたら、潰れてしまいますから。
プロ野球の投手が球種を増やすように、作家も持ちネタのヴァリエーションは多い方がいいでしょう。そして、実験的なことが出来るのは、アマチュアの特権です。
プロになる前からこんなことをいうのも生意気ですが、一発屋で終わらないためにも、下準備はしておきたいところです。
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向き不向き

2007-05-20 17:32:54 | アニメ・コミックで思うこと
『頭文字D』の35巻を読んだ。
バトルはいい。それはいい。
この物語の構造は、主人公、拓海のドライバーとしての成長物語だから。ドラゴンボール方式で、次々と速いやつが現れて、バトルをして勝っていく。それでいい。

だ け ど、

海のエピソードはなんだよー。
ありゃ、いくら何でもだろ。作者が一休みしている感じがつきまとう。
むしろ、池谷たちの「出家でもするか」のシーンの方が面白い。

やっぱり、万能な人間なんていないんだなぁ、と思い知らされる。しげの秀一にはああいう話は書けないんだなぁ。ベタベタの少女漫画家のバトルシーンがみられたものではないのと同じですな。

よく、ラッキーボーイなどと呼ばれて、一発受賞でデビューする作家がいるが、それは作家の特性と時代、もしくは媒体の需要がたまたま一致していたに過ぎないのではないかと思う。
そういう意味では確かに、「ラッキー」だが、決して実力がなくて「運」だけでデビューするわけではないだろう。

しげの秀一は、車が走る話しか基本的には出来ない人なんだろうけど、それで十分だし、時代とマッチして一時代を築いたのだから、すばらしいことだと思う。
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えんため大賞

2007-05-19 17:38:56 | なんでもない日々
エンターブレイン主催の、「えんため大賞小説部門」に投稿したのが、締め切りぎりぎりの先月末のこと。それから、約一ヶ月経過したわけですが、公式HPは相変わらず、締め切り前から更新されていません。
せめて応募総数を発表するとか、何らかのアクションが欲しいと思うのは贅沢でしょうか?

だいたい、8月発売のエンターブレイン各誌で結果を発表というからには、6月には一次選考なんてとっくに終わっているはず。となると、途中経過は発表しないのかな。
それにしても、よく考えると凄いスピード審査ですね。
まあ、最後まで読むとは誰もいってませんし、小説は最初の数ページで惹きつけられなければダメだともいいますが。
でも、やっぱり最初の数ページだけでふるいにかけられるのは納得いかないなあ。
書く方も真剣なんだから、読む方も最後の句点まで読むのが最低限のマナーじゃないかな。と思う。
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人類にとっては小さな一歩だが、

2007-05-18 19:00:55 | なんでもない日々
人類にとっては、なんてスケールじゃないです。ワナビにとっては小さな一歩だが、松浦にとっては記念すべき一歩です。

なんの話かって?

128回コバルト短編小説新人賞にて、「もう一歩の作品」の欄に名前と作品名が載ってました!
出来れば最終候補作まで残って、講評を受けたかったのですが、その夢は持ち越しです。
しかし、道は険しかった。なにが大変って、コバルト本誌の6月号を買うのがデスよ!!
表紙イラスト/いのまたむつみ
だそうです。
大ベテランじゃないですか。どんな風にだって描けるでしょ? 編集部に逆に注文付けるくらいのことだって出来るんじゃないですか?
それなのに……。
思い切りお花いっぱい、フリルひらひら、巻き髪くるくるな表紙デスよ。
極めつけは、そこに躍る文字「ここはロマンチック&スイートな夢の国! ロマンス小説」

これをレジに持って行けと。
短髪オールバックで、身長が188センチあって、ほとんど見た目が『エルフを狩るものたち』の龍造寺淳平状態の松浦に買えと。

しかもレジのおねーさん、こっちの気を知ってか知らないでか、わざわざ表紙をこちらに向けて、
「ビニールカバーは外しますか?」
だって。

いつの日か、編集部から最新刊が郵送されてくるようになるまで頑張ります。
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新作の執筆開始!

2007-05-17 18:21:15 | なんでもない日々
自分は何者なのか?
自分はどこへ行くのか?

何もわかっていない松浦です。
でも、屁みたいなものかもしれませんが、プライドはあります。10年間、一つの夢を追い続けてきたというプライドが。
で、
話しは相変わらずコバルトを巡って、ぐるぐる回るのですが、再挑戦を作品制作に先立ち宣言します!

しかし、闇雲に書けばいいというものでもありません。
戦には、作戦が必要です。もっと具体的にいえば、情報を集める必要があります。
そこで松浦は2chに潜入して、コバルト読者のきたならしさもみにくさも見てきました。
わかったこと。
1:主人公はやっぱり等身大(だと思われるような)の女の子じゃないとだめ。
2:恋愛要素が中心じゃないとだめ。
3:相手役の男の子は、主人公(読者の分身)と比べて、ランクが上じゃないとだめ。
などなど。
これらを参考にしながら、夏までに一本書いてみます。

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ついにDVDを予約する

2007-05-16 19:32:49 | アニメ・コミックで思うこと
以前にも書きましたが、『ロミオ×ジュリエット』いいです!!
gooの公式サイトでの追っかけ配信で見始めたのですが、すっかりはまっています。野球にたとえるなら、直球ど真ん中過ぎて、思わずバットが出ない状態です。

うわっ、今のボール手元で伸びたぞ!

トルネード投法もびっくりの、ストレートです。
で、パソコンの小さな画面で見たのでは満足できず、DVDを予約してしまいました。
アニメのDVDを買うのって、ずいぶん久しぶりです。
はっきりいって、松浦はケチです。滅多なことではDVDなんて買いません。携帯だって、二年以上使います。
最後に買ったアニメのDVDは、台北のアニメイトで買った『おねがいティーチャー』だったような気がします。
そのくらい、スパンがあります。

全24話らしいのですが、どう結末を付けるのか、今から気になってしまいます。
だってねぇ。原作は悲劇ですから。
出来ることなら、ご都合主義といわれても、OPの最後のカットのような幸せそうな二人を見せて欲しいなぁ。
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違いのわかる男になりたい

2007-05-15 18:22:37 | なんでもない日々
一時期、「携帯で書きました~」なんていう小説が、新人賞を取ったりしていましたね。
ウソだろー!
って、雑誌を手に、一人天を仰いでいたものです。

最近は、「携帯で書きました」だけでは売れないようで、人気ブログの書籍化を目にする機会が多くなりました。
コツコツといい仕事をするプロが大勢いるなかで、ぱっとでの無名新人が売れる理由ってなんだろう?
編集者だってビジネスマンですからねぇ。ネームバリューも信者もいない新人をもって来るには、それなりの勝算があるのでしょう。
その秘訣を解明すれば、松浦にもチャンスが訪れるかもしれません。ただ残念ながら、読み比べてみても、どの辺が突出した才能なのかちっともわかりません。

越えられない才能の壁を、量子論のトンネル効果のように、運だけで通り抜ける人もいるでしょう。しかし、ブームを起こすからには、それだけではないと思うのですよ。
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往生際が悪い

2007-05-14 18:15:47 | なんでもない日々
本日、午後2時過ぎに携帯に電話がありました。
って、書くと、なんだかすごいことが起こりそうでしょ?
実際、かなり妄想列車が走り抜けていきましたよ。
ちょうど、手が離せない時だったので、着信を知らせるランプの点滅は見えるのですが、どこからの電話なのか? 番号すら確認出来なかったのです。
もしかして、集英社かも……。
以前の日記(コバルト60の回)で、「あきらめた」と宣言したにもかかわらず、かなり期待しつつ携帯を手に取りました。
もしかしたら、佳作に引っかかったのかも。などなど。

結局、番号を見てがっかり。
思いっきり042で始まってる……。多摩地区だよ。
留守電を聞いてさらにがっかり。不動産屋だよ。
用件は、契約の更新をするかどうか? だってさ。
夢のない話だなあ。

あ、ちなみに。
コバルト60というのは、コバルトの放射性同位元素の原子番号でして、ふつうのコバルトの原子番号は27です(たしかね)。
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始まりはいつも、

2007-05-13 16:40:09 | なんでもない日々
えー。
まあ、プロになるための修行の一環として、ネットで小説を公開したりしているわけですが……。今回の連載も、実に自分らしいスタートとなっているようです。
今朝方、アクセス数を見ようと思ったら、

サーバがダウンしていました!

週末ならば、暇つぶしに読んでくれる人がいるかも、という淡い期待は見事に打ち砕かれて、商業サーバのはずなのに、現在も復旧していません。
新人賞には引っかかりもせず、さらにはネットでも相手にされないのって、ちょっとなあ。
やっぱり、作者が女性で若くて美人じゃないと、相手にされないのだろうか。とか疑心暗鬼に駆られたりしてます。

今現在、新人賞の結果待ちが三本あるのですが、まじめに30男とか書かないで、16歳女子高生とか、適当なプロフィールをでっち上げたほうが良かったかな。
こういうずるは、ありだよね。
盗作は問題外ですけど、「作品で選んでます」と主催者がいっている以上、プロフィールに『若干の誤差』があったので入選取り消し、とかじゃあ向こうの格好が付かないものね。
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新作連載、始めました!

2007-05-12 08:00:23 | なんでもない日々
クリエーター応援サイトにて、新作の連載を始めました。
タイトルは『なにものでもない、僕は』です。しばらくは、トップページの新着欄にリンクされていると思うので、是非読みに行ってみてください。

実は、なにを隠そうこの作品、かなり前に完成していました。
しかし、世は吸血鬼ブームまっただ中。当時、一番避けたいテーマでもあったのです。
そのような経緯で、この作品は日の目を見ることなく、HDDの片隅で埃をかぶっていました。
開封したとき、驚きましたよ。
なにがって、文書形式が『OASYS』形式だったのです!
一太郎に移行する前に書かれた作品だったのですね。


さて、この物語についてですが、かなり話はあっちこっちに飛びます。
というのも、当時の執筆スタイルは複数の文書ファイルで場面ごとに書いていって、パズルのように組み立てるという方式だったからです。章の頭に着いている日付は、その場面の時間を表しています。これは、半分は作品上必要だったからで、残りの半分は書いている本人が混乱しないようにするためでもあります。

なんとなく、で流し読みをしても楽しめるようにはしてありますが、頭の中で時間的な前後関係を意識しながら読んでいただけると、より楽しめると思います。

それでは、レッツ・クリック!!
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