『黒鉄』っていう面白い漫画があるよ。
大学時代のサブカル師匠だった友人に、そんな風に勧められたのがきっかけで、冬目景をチェックするようになりました。
『羊のうた』で、やや燃え尽きた感もあり、さらに楽しみにしていた『イエスタデイをうたって』もご無沙汰だったので、ちょっと気になっていたのですが、『幻影博覧會』で見事に、本来の持ち味である和洋折衷な世界を見せてくれました。
この人は、雰囲気で勝負する作家だと思っていたのですが、この作品は構成もきちんとしていて、物語として十分に楽しめます。
大まかな流れとしては、探偵松之宮とその助手を務める真夜の二人が、ちょっと不思議な事件を解決していくという筋です。
ヒロイン、真夜の正体にもちゃんと謎が用意されているし、事件を組むブレインを付ければ、長く続けられそうな作品です。が、2巻を読む限りでは、作者はあまり長く続ける気はないようです。
もう少し、松之宮の家族関係やら、真夜の謎やらを取っておいてもいいような気がするのですが、2巻にして早くも核心に迫りつつあります。
現在のところ、大手書店に行けば1巻、2巻とも平積みになっておりますので、未読の方は是非手に取ってみてください。表紙の画風が嫌いでなければ、かなり楽しめるかと思います。
大学時代のサブカル師匠だった友人に、そんな風に勧められたのがきっかけで、冬目景をチェックするようになりました。
『羊のうた』で、やや燃え尽きた感もあり、さらに楽しみにしていた『イエスタデイをうたって』もご無沙汰だったので、ちょっと気になっていたのですが、『幻影博覧會』で見事に、本来の持ち味である和洋折衷な世界を見せてくれました。
この人は、雰囲気で勝負する作家だと思っていたのですが、この作品は構成もきちんとしていて、物語として十分に楽しめます。
大まかな流れとしては、探偵松之宮とその助手を務める真夜の二人が、ちょっと不思議な事件を解決していくという筋です。
ヒロイン、真夜の正体にもちゃんと謎が用意されているし、事件を組むブレインを付ければ、長く続けられそうな作品です。が、2巻を読む限りでは、作者はあまり長く続ける気はないようです。
もう少し、松之宮の家族関係やら、真夜の謎やらを取っておいてもいいような気がするのですが、2巻にして早くも核心に迫りつつあります。
現在のところ、大手書店に行けば1巻、2巻とも平積みになっておりますので、未読の方は是非手に取ってみてください。表紙の画風が嫌いでなければ、かなり楽しめるかと思います。