日本語の「は」と「が」について。

象は鼻が長い=∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
とりあえず「三上文法」を「批判」します。

(1029)「パースの法則」も「恒真式(トートロジー)」である。

2022-01-12 19:31:48 | 論理

(01)
(ⅰ)
1  (1)  (P&~Q)∨P A
 2 (2)  (P&~Q)   A
 2 (3)~~(P&~Q)   2DN
 2 (4) ~(~P∨Q)   3ド・モルガンの法則
 2 (5)  ~(P→Q)   4含意の定義
 2 (6)  ~(P→Q)∨P 5∨I
  7(7)         P A
  7(8)  ~(P→Q)∨P 7∨I
1  (9)  ~(P→Q)∨P 12678∨E
1  (ア)   (P→Q)→P 9含意の定義

(ⅱ)
1  (1)  (P→Q)→P A
1  (2) ~(P→Q)∨P 1含意の定義
 2 (3) ~(P→Q)   A
 2 (4)~(~P∨Q)   3含意の定義
 2 (5)  P&~Q    4ド・モルガンの法則
 2 (6) (P&~Q)∨P 5∨I
  7(7)        P A
  7(8) (P&~Q)∨P 7∨I
1  (9) (P&~Q)∨P 12678∨E
従って、
(01)により、
(02)
①(P&~Q)∨P
②(P→ Q)→P
に於いて、
①=② である。
従って、
(02)により、
(03)
①((P&~Q)∨P)→P
②((P→ Q)→P)→P
に於いて、
①=② であるが、
② は、「パースの法則」である。
然るに、
(04)
(ⅰ)
1  (1) (P&~Q)∨P    A
 2 (2)  P&~Q       A
 2 (3)  P          2&E
  4(4)        P    A
1  (5)  P          12344∨E
   (6)((P&~Q)∨P)→P 15CP
従って、
(03)(04)により、
(05)
①((P&~Q)∨P)→P
②((P→ Q)→P)→P
に於いて、
①=② であるが、
① は、「恒真式(トートロジー)」であって、
② は、「パースの法則」である。
従って、
(05)により、
(06)
 P=日本人である。
 Q=男性である。
~Q=男性でない=女性である。
として、
①((日本人であって女性である)か日本人である)ならば、  日本人である。
②((日本人ならば、男性である)ならば日本人である)ならば、日本人である。
に於いて、
①=② であるが、
① は、「恒真式(トートロジー)」であって、
② は、「パースの法則」である。
従って、
(06)により、
(07)
②((日本人ならば、男性である)ならば日本人である)ならば、日本人である。
は、「パースの法則」であって、「恒真式(トートロジー)」であるが、
② は、いくぶん、「変である」。